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【ネタバレ】東北の震災で死亡した、地元では尊敬を集める僧侶が実は殺人逃亡犯だと気付いた新聞記者の行動を描いたミステリなんですけど、この結末はあんまりです。事の真相についてもほぼ予想通りで、そういう意味では期待は裏切られなかったんですけど(笑
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真山仁作品初読み。
ここ数年関東・阪神大震災をモチーフにした作品がかなり増えてますね。
スピーディーな展開で読みやすい作品ではありましたが、ラストは「えっΣ(゚Д゚)ここで終わっちゃうの?(¯―¯٥)」というのが正直な感想です。
無理やり昔の事件の解明とか入れずに取材は過酷で非情かもしれないがこうやってやるもんだって表現だけで良かったのではないかなあ。
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東日本大震災の被災地の取材のため、新聞記者が三陸で取材をするうちに、地元の人々から、篤志家羨まれる和尚が震災でなくなるが、彼は東京で判事夫婦を惨殺したもと警察官だった。彼の事をどうスクープしようか迷いながらもスクープになる直前に意外な大ドンデン返しがあり。
ストーリー設定は面白いと思います。
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飽きずにページを手繰らせる筆力はさすが。
物語の前半で社主の孫娘が救助されて、この先、どうやって、ストーリーが展開していくのか、と思いきや、ここから、ミステリーとして発展していく。亡くなった僧侶と妹の婚約者だった弁護士との関係は意外ではなくて、予想の範囲内だったので、読了後に☆4つをつけたのだけど、ひとつ減らしました。
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原稿がボツになっちゃったのは予感がしていたとして、実家に帰っちゃった奥さんはどうなったんでしょうか。
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#読了。東北地方にて巨大地震が発生。それに伴う津波とともに東北地方沿岸は壊滅的な被害を受ける。毎朝新聞記者の大嶽は、阪神・淡路大震災でのトラウマになった出来事を取り返すべく、志願して現地入りをする。取材中、亡くなった僧侶の素性に疑問を持つと・・・
社主、経営陣、現場デスク、記者との社内政治やパワーゲームの様な流れが、震災をテーマにする必要があったかどうか疑問に思えてしまった。堂場さんの小説家とおもうところも。
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主人公は新聞記者。
神戸の震災を経験した記者が、東北の震災の取材に赴く。
取材の際に新たな事実が発覚する。
前代未聞の大災害。
震災の人々を取材する様子、内容を伝えようとする姿勢から
いかなる状況でも取材をする記者は大変だと思う。
しかし、その反面、本当に必要なのか?
他紙を出し抜く必要があるのか?
取材のあり方はいいのかと疑問に感じる。
震災の中で、過去の殺人事件に絡む事実が発覚。
少林寺の住職が過去の殺人犯!?
その住職も津波による被害者。
真実を暴く必要があるのか?
さまざまな物が絡み合い錯綜していくのだが
この事件は必要なのか。
ただ、この事件がないとこの作品は薄っぺらく感じてしまう。
ページを捲るのは止まらなかったが、
内容としてはいまひとつの感じが残ってしまう。
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新聞記者として未曾有の被災地の現場に「伝える」という本来の業務と、人間として「共に泣く」という感情の狭間の逡巡が迫ってくるものがあった。
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東日本大震災をメディアの視点から捉えた小説だが、うーん、読後感がスッキリしない話。何のためにこれを書いたのか?他の真山仁とは何か違う。何か書かないといけないから書いた?
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ジャーナリストは
どのような歩き方をするのか
どのような写真を撮るのか
どのようなことを書くのか
どのようなことを書かないのか
その辺りを
一緒に考えさせてもらった一冊ですが…
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2016.12.13-69
阪神大震災を経験した新聞記者大嶽が東北大震災の取材に赴き、者主の孫娘を助けて亡くなった男の起こした殺人事件の真相に迫る。
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3.0 東北大震災を取材する新聞記者の話し。ミステリーとしてはイマイチな感想ですが、震災に打ちのめされた人々の前で苦悩する新聞記者の人間ドラマとしては秀逸でした。
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新聞記者と東日本大震災。
記者として、人としての葛藤。
新人で社主の孫である松本とのからみ、
震災取材からおもわぬスクープを発見、圧力、横槍、自身の葛藤、トラウマ。
家庭はどうなったのかな…。
自衛隊、記者、政治家、警察、などなど皆家庭より任務優先だろう職種、結婚は覚悟がいるなぁ。
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途中まで止まらずに読んだのに、最後が…。
終わり方、全然しっくり来ず、残念。
こんな事真山仁作品で初めてです。
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真山仁さん、初作品です。
詳しい内容は内容紹介にも書いてあるし、
まーちさんがレポを書かれています。
一言でいうと、
東日本大震災を取材する新聞記者が
被災して亡くなった僧侶の過去の犯罪を知ってしまうという作品でした。
前半は3.11の地震直後のピリピリした緊張感が
文章からあふれるように伝わってきました。
2011年3月11日。東北で大きな地震が発生。
阪神淡路大震災で書いた記事で心に傷を持つ新聞記者大嶽圭介は、
何かに取りつかれたように、被災地東北へ向かいます。
真実を追い求める新聞記者魂がそうさせたのでしょうか。
今度こそ失敗はしないぞという
名誉挽回の気持ちからだったのでしょうか。
自分でもよくわからないまま、大嶽はまっしぐらに被災地へ到着。
しかし被災地は阪神淡路大震災と違い、
大津波の被害も受けていました。
山も街も一瞬にして飲み込み、海原の彼方へ連れ去った大津波の恐怖。
津波の去ったあとの何もない荒野を目にしたら、
どんな人もアゼンとすることでしょう。
人命救助・災害派遣を任務とする自衛官ですら、
心を無にしなければ、任務を全うできない現実は、
報道を任務とする新聞記者にとっては一層辛いものでしょう。
それでも、大嶽は、被災者から話を聞き出し、現場の写真を撮り、
新聞に載せる記事を書きます。
そして、取材の途中で知ったある殺人事件の逃亡犯人。
これは記事にするかしないか。
厳しい選択を大嶽はせまられます。
災害や事件を追う新聞記者の姿がよくわかる作品でした。
東日本大震災と過去の犯罪を絡めたミステリーという設定には
なにもそこまでしなくても…という気がしないでもないですが、
作者は真実を追求する記者の苦悩を
描きたかったのではないかと思います。
東日本大震災。
もう4年もたつのに、こうして関連のある作品を読むだけでも
あのときのことが鮮明に思い出されます。
作品中でも描かれていた、大きな船が波でさらわれていくシーン。
私も確かにテレビの映像で見ました。
もう二度とあんな映像は見たくない!
大きな災害も辛く切ない別れも、
このままもう起こらないことを願ってやみません。