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流行りのゆるミスだろうがミステリー要素が少な過ぎて楽しめなかった。
これがミステリーになるなら出回っている大概がミステリーになる。
社会派キャラノベルとしてなら及第点。
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最近こういったライトな短編が多い気がする。
弁護士が書いた小説ということで、実際に似たような事案があるのでしょうか。
そういった意味では、なるほどという感覚で読めます。
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【収録作品】黒野葉月は鳥籠で眠らない/石田克志は暁に怯えない/三橋春人は花束を捨てない/小田切惣太は永遠を誓わない
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同一主人公による4種の短編集。現役弁護士さん作。ミステリーといいきるにはトリッキーさに欠ける。でもキャラクターが好き。先輩カッコイイよ。一番好きなのは「三橋春人は花束を捨てない」。
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新人弁護士である木村龍一が事務所の先輩・高塚の協力を得ながら職務を全うするリーガルミステリー。それぞれの登場人物に隠された意図を探るというホワイダニットに力点を置いた連作短編集となっています。
収録されている4編は読んでいくうちに大体の見当はつくものの、法律の穴をつくような方法でひっくり返るのでかなり衝撃的ですし、登場人物のいびつな愛のドラマ、新人弁護士の成長も描かれているので小説としても読み応えがあります。
ベストは『ベスト本格ミステリ』の2015年版に選出された【三橋春人は花束を捨てない】。ドス黒い余韻が残る短編で一番印象的です。
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新米弁護士もの。「ベスト本格ミステリ」に掲載の作品を含む連作短編。連作で読むと主人公の人柄がよくわかる。依頼人は弁護士に全て打ち明けた方がいいわけではない。納得。
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新米弁護士の木村にたちはがかる4つの事件。
家庭教師が教え子へのわいせつ行為の弁護。
教え子のほうが積極的に加害者に言い募っていた事実、
結婚してしまえば全てが帳消しになるという斬新さ。
資産家の父を殺したロースクール時代の友人。
友人の子供の難病に必要なお金を、母と自分を捨てた傲慢な父に頭を下げに行ったときの犯行。
自分の子供に遺産が引き継がれることを知っていながらの、罪。
弁当屋の店員さんの後輩の離婚調停。
妻の不倫を理由に離婚するに辺り、親権を強く望む本当の理由。
子供がほしくて、弁当屋の店員との生活を望むがあまりの大胆で忠実な事実。
芸術家と暮らす女性の存在。遺産騒動。
親子とは思えない親密な関係は、はたから見れば夫婦にしか思えない二人が考えた策。
身内に遺産を一円も渡さないために、
夫婦になるのではなく、養子縁組をすることで親子になった愛しあう二人。
いろんな事情を抱える依頼人の心の奥底。
木村がちょっと人が良すぎる気も^^;
映像化したら面白いかも)^o^(
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新米弁護士の木村が担当した案件が短編形式で書かれている。
表題を含めて全部で4話。
被害者が無事にハッピーエンドでめでたしめでたし、と思ったら実は加害者が被害者だったり、、、
とひやっとする話もあり、興味深い。
でも、全体的に人情的なストーリーとなっているので、読んでいて嫌な感じはしない。
さすが現役弁護士が書いている。法律に詳しく、ためにもなりそう。
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この小説は一応リーガルミステリーとはなっていますが、特に法廷がでてくるわけでもなく、裁判自体がでてくるわけでもない。4つの短編集ですが、主に離婚とか財産とか民法に関わる弁護士ということで、やはり人情物という感じですね。2番目の「石田克志は~」だけ殺人事件がでてきますが・・・。
ほとんどは法律の抜け穴的なものばかりで、最後の最後に登場人物の意思がはっきりと示されるとう展開です。それも新人の弁護士と先輩弁護士との絡みもあり、よりわかりやすくしているところがうまいですね。
法律関係に疎い私でもなるほとと思えるラストがでてきます。特にタイトルの「黒野葉月は~」にはそういう手があったのか!!という感じでした。ただ、欲をいえば、あまりハラハラドキドキ感がなく、淡々と物語が進んでいくという感じが否めなかったのはちょっと残念でしたが・・・。
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4つの短編からなるリーガルミステリ(裁判描写はない)。
【黒野葉月は鳥籠で眠らない】本作の趣向がわからず、なんとも評価しずらく読み進める。【石田克志は暁に怯えない】ラストに感じた静かな胸の痛み。そういう作品集ですか…【三橋春人は花束を捨てない】一押し。本作の魅力に気が付き、虜になっていた。弁護することに深入りすると、拭い切れない絶望的な感情が押し寄せてくる。【小田切惣太は永遠を誓わない】法律の抜け穴に注目した解には脱帽でした。
「事件」を読んでから裁判モノが気になりだしている。被告原告のそれぞれの想いや秘められた事実を掘り下げていく過程が、読書にのめり込む要因のひとつとなっている。
弁護士の主人公の真摯な仕事ぶりが、衝撃度を増すことに一役買っていることが苦々しい。
アキラさんよりお借りしました。
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この方の本は初めて。思ってたのと違った作品だったけど、それは嬉しい違いで、法律の解釈の面白さ?みたいな楽しみ方ができた。
最後の話は、「昨日何食べた?」で取り上げられていたので私にもわかった。これはシリーズではないのかしら?
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新米弁護士が関わる案件4つの連作短編です。依頼人に寄り添い彼らのためになる方法を探そうとする新米弁護士木村に対して、依頼人のほうはそれぞれ、すべてを預けず何かを隠しています。最後にそれが明らかになり、見えていたものの色が変わる瞬間はなかなか衝撃です。’絶対に欲しいものが決まってる人間が、どれだけ強くて、怖いものか。’2話目の彼の選択は想像できてしまうことが恐ろしい。3話目の彼の選択は全く共感できなくて恐ろしい。「記憶屋」でブレイクした作家さんですが、私はこちらの方が断然好みで良かったです。
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生徒におススメされて読んだシリーズ
リーガル・ミステリーというカテゴリー初めて聞いたけどこれは確かにリーガル・ミステリーだわ。何かをかなえたいという人間にとって法は利用価値のある何かにしかなりえない。決して罰するだけではないほうの価値は人生において創生されていくものなんだろうなと思う。
個人的には「三橋春人は花束を捨てない」が良かった。
好きな女性と子供と暮らすためにたてた策略はとてもお見事でなるほどそれはとてもいいという感じ。そういう人生があってもいいんや。
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新人弁護士木村が担当することになったのは未成年との淫行により児童福祉法違反で逮捕された大学生の皆瀬だ。しかし彼は反省した風もなく、どこか諦めた風情だった。示談も進まず、弁護士として歯痒く思う木村のもとをある日被害者の少女が訪ねてきた。強い視線で彼女は問う。彼を助けるにはどうしたらいいのかと。(『黒野葉月は鳥籠で眠らない』)事件を起こしたかつてのロースクール仲間や、不貞する妻から娘の親権を取りたい穏やかな男や、先輩弁護士のお供で出会った世界的な芸術家とその娘など、さまざまな人や事件と向き合う連作短編集。
そのうち読みたかった織守さんがたまたま図書館にあったので。表題の葉月ちゃんがつよつよすぎてだいぶひいてしまったのだけど、他の収録作も読んでくうちにこういう人たちの話が書きたかったのか、と納得。現役弁護士さんだけあって法律周りはしっかりしてるしどんでん返しや伏線も無理なくてまとまりよくてよかった。ある意味無敵の人って怖い怖い。『小田切惣太は永遠を誓わない』が好きかなあ。木村くんは善良な主人公すぎて今後の弁護士人生が心配だけど強く生きて。あと高塚先輩は何者なんだ。シリーズ化したのかなあ?
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人情家の新米弁護士の事件簿。といってもホームズ的な先輩がいて、本人はワトソンという感じ。
作者自身が弁護士でもあるので、法に基づく結末のどんでん返しというかプラスαはとても興味深いし面白かった。