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忘れてたけど実はこうで、暗示が解けて思い出したとか、あり?
リライトは、無くても良かったてこと?
保彦が最低の自分勝手男だっていいたいだけのラストのような。
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「リライト」から続く、不条理タイムリープシリーズの完結編。前作の「リアクト」もかなり複雑ではあったが、本作もそれに負けるとも劣らない難解さである。前作、前前作を読んでいてもいまいち読解が追いつかず、一読で完全に把握できないのはやや惜しむ部分であるとは言える。ただこの複雑さはある種のメタ的な意味も多分に含まれており、著者の得意とする「不条理さ」を現しているとも言えるので一概には否定出来ない。時のルールは絶対で、一度狂えば全て狂い、無限拡張していくという、ある種の当たり前を煮詰めに煮詰めた作品であるともいえよう。情報の複雑さを除けば、結婚式を間近に控えた、輪廻転生するたびに記憶を保持し続けた盲目の女という設定は非常に上手いと思ったし、あらゆる人間を犠牲にしてでも全ては妹のこの日のために捧げた兄のヤスヒコという関係性もシリーズの総括としては申し分ない。輪廻転生とタイムリープを絡めたアイディアは斬新ではあるし、結局は個人の物語に収束することにより、親しい個人を目的としたタイムリープは、その他大勢の人間の運命を狂わせるという、タイムリープものの負の側面をしっかり断罪しているので個人的にはそこそこお気に入りです。最終章としてのまとまりもいい。
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もうややこしすぎて、自分の中で整合性が取れなくなってくると、途端につまらなくなる。
これは読者のせいか?
読解力がないせいか?
春だの夏だの秋だの冬だの、冗長な表現や言葉遊び、過剰な改行にもイライラしてくる。
最終巻に至っても指示語や伏字が多いのもイライラ。
『リライト』は複雑な時間SFだったが、今ではご都合ファンタジーとしか思えない。
「あったこと」を「なかったこと」にはできないというルールが提示されているが、霞の消滅とか、破られていることが多い。
時空に干渉しすぎると人類が消滅してしまうみたいな記述もあったが、それってあったことがなかったことになっているじゃないか。
都合のいいように解釈して、都合の悪いところは隠してしまっているようにしか見えない。
時間移動だけではなくて、未来に干渉する力が受け継がれるだのと、唐突なファンタジーが気に食わない。
保彦の本来の目的が、最終巻になって初めて出てくるのも納得いかない。
これまでに伏線があって、最後に明らかになるというのならいいが、一番のキーとなる妹が最終巻で初登場というのは……。
ひぐらしのなく頃にの解答編を思い出した。
ラノベ作家が分不相応なプロット組んじゃった、という感じ。
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最後まで、読めませんでした。
70ページの途中まで頑張ったんだけど…。
完結編だしと読み始めたものの、のっけから同じようなフレーズの繰り返しで、たちまちげんなりしてきてしまった。内容も相変わらず訳がわからない方向に行きそうな感じがしたし、ひとつのことを長々と引き伸ばして書いているような感じもしたし、読んでいるうちに苦痛を感じてきたのでもうやめてしまった。
読むの諦めるってほとんど経験ないんだけど!
パラパラ見たら、
『それだけで、僕にはわかる(ライブ)。
見る(ビジョン)だけで、すべてが繋がる(アクト)。
さあ、行こう。あの物語の続き(ライト)を読むために。』
という文があった。カッコの中の文字はルビで。
なんか、ここの部分を読んだら、すごくこじつけて結末を迎えたのかなという気がして、やっぱり読まなくてよかったかと思ってしまった。
あらすじは4部作どれも面白そうに思えるのになー。ショートショートくらいにまとめてくれた方が楽しめたかもしれない。
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ハチャメチャに面白い『リライト』から続く全4作のシリーズの最終巻。正直3作目の『リアクト』でほぼオチが着いてたのでどうなるかと思ったら、ここに来て新キャラが主人公。しかも「転生」という新要素が追加され、話のややこしさに拍車がかかって解説の佐々木敦も理解を諦めていた。SFというよりファンタジーな部分があったし。
評価の微妙さは話のややこしさのせいだと思うので、うまいこと映像化されれば見直されるかもしれない。
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『リライト』から始まったこの四部作、なんとか読み切りました(疲れた………)。
「シキ」とか「カケル」とかの文字遊びみたいなのは好きだったんだけど、全体を通して物語が進むごとに難解になっていき、ストーリーを楽しむことより、構造を理解することに頭を割いて、気づいたら物語が終わってしまった印象。
なので、この作品を100%堪能したとはいえないかも。作品全体を通した評価も難しいところ。
ただ、個人的にはこういうギミックのある小説群は好きなのです。
北村薫さんの本もいつか読みたい!