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のんびり屋のゆなは、美少女の依理(いり)、クールな葉(よう)に誘われ、漫才トリオに引き入れられる。親の病気、心の通わない母、家庭内暴力ーー。染み出してくる血のような痛みを抱え、でも、軽やかな笑いと一緒に過ごす三人の高校生活は、葉の失踪で色合いを変える。あたたかな言葉が照らし出す、泣き笑いの青春物語。
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想像よりも軽くてあっさりと終わってしまった。
文庫なのにこの薄さなのにこのお値段。。。内容は悪くはないんだけど、それぞれがそれなりに重いものを背負ってるのに、さくさく進むせいか薄っぺらく感じてしまった。「ゆなちゃん」だけは良かったかな。
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のんびり屋のゆなは、美少女の依理、クールな葉に誘われ、漫才トリオに引き入れられる。親の病気ら心の通わない母、家庭内暴力──。染み出してくる血のような痛みを抱え、でも、軽やかな笑いと一緒に過ごす三人の高校生活は、葉の失踪で色合いを変える。あたたかな言葉が照らし出す、泣き笑いの青春物語。
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自分の力で生きようとする高校生のお話。
いろいろな問題後起きる中で、家庭環境がちがう3人が助け合う。現実的なお話。
心が温かくなります。
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おもしろかった。
微笑ましくて苦しくて愛おしい一冊でした
高校生って無力だけど無敵ー
好きな文章がたくさんあった。
高校生の好き。は無邪気で深くて
愛しいな
トマト ケチャップ ス
を抱きしめたくなる
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女子高生3人が漫才トリオを結成するという一風変わった始まり方をするのだが、やがて、病気の母親がいたり、金持ちながら親子の絆が弱かったり、そして父親の家庭暴力に悩まされ家出する葉(ヨウ)。逃れていた田舎で乱暴されたようだという展開になって、葉は大丈夫だろうかと読み進むのが怖くなった。大丈夫であってほしいと、久しぶりに感情を入れ込んだ作品。
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図書館で何度も見かけていて、既に読んだ気がするほど毎回目が行っていた。
トマト・ケチャップ・ス、なんて、なんてマヌケな題名なんだろうと毎回不思議に感じていた。
会話多めの関西弁。一気読み。
読んだことがあったのか、今回が初読みだったのかは不明だが、こんなに重たい話だとは思わなかった。表紙だってゆるふわな線の絵なのに。
「高校生」と一括りにしても、内情は人それぞれよね。親が子供に与える影響ってもう十割で、そこから抜け出そうともがいているのがもう素晴らしい。依里も葉も、賢い子だなと思った。
自分が置かれている環境を客観視して、抜け出すために何をするか考えることの出来る頭を持っている。これは地頭の良さだと思う。
私は自分の家庭が「普通」と違うと気付くのにこの子達の倍はかかっている。
二人よりもっとマイルドで分かりづらいのもあるけれど。
ヤケになりたくない、そのために勉強する。そう考えられていたら、私も少しは違う人生を歩んだんだろうか。なんて葉を羨んだ。
でも戻ってきたことに驚いた。こういう家庭で育った子のその後は、ずっとずるずるそのままで行くと思っていたから。
大学に行ってどうなるんだろう、とても賢い人たちだから、その行く末が気になる。
ゆたぼんの、「学生はみんな家事をしたらいい」はすごく賛成。もう小学校入ったら始めていいと思う。みんな、暇だからいじめるのよ。