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門井さんの作品を初めて読んだけど、面白かったなぁ。
ミステリーとしてより、歴史エンタテインメントとして爆笑してしまった。いろんな人物が登場するたびに「おいおい」とツッコミながら読了。一番の楽しみは語り手の阿蘇藤太が何者であるかなんだろうね。20世紀初頭の日本政治史に詳しい人ほど楽しめることうけ合い。
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もう少し「薔薇の名前」に寄せてくるのかと思って読んだせいか、ちょっと消化不良。
テレ東が映像化してるらしいけど、宇野辺教授が藤木直人で、しかも設定が現代になってるって、もはや登場人物の名前しか共通しないんじゃないか、という謎も。ちょっと見てみたいけど。
色々不思議な怪作です。
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ウンベルト・エーコがモデルだという大学教授が、日本の国力を顧みず、日露戦争に於いて強硬論を主張し続けた七教授連続殺人事件の謎に挑む歴史ミステリ……と総括するとちょっと違うかも知れない。普通のミステリとは違って、犯人当てや謎解きよりも、日露戦争終結時の歴史の動きを活写することの方に、作者の関心はあるようだ。純粋にミステリとしてみた場合は少し物足りないか。
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明治期の東大が舞台で実在人物多数
ただ、ワトソン役は架空だろ?って思ってました。
重光葵なのは、最後まで思ってませんでした
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前に読んだ、シャーロック・ホームズ対伊藤博文みたいに、歴史と、阿蘇藤太こと重光葵の青春小説と、創作ミステリが混ざったもの。
面白かった。
曰く、人が学ぶのは、自分でものを考えるため。誰もが感情に身を任せる日に冷静になる。そういう人間がいなければ、集団はこぞって過ちを犯し破滅への道を突き進んでしまう、と。
うんうん。