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感動した。隠岐の島の島前高校は最近は「島留学」ということで島外からの入学生が多いことで話題だが、そこに至る努力、人と人のつながりが、熱いね。
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島根県隠岐島前。他所から来た人の力は、岡山県上山の本でも取り上げられている。どちらも他所から来た人が大事なことは、地道に地元の人達の信頼を積み上げていくことなんだろう。
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島根県の沖に位置する隠岐の島は、古代から日本と大陸を繋ぐ重要な立ち寄り地点として、また、近世では流刑地としても重要な日本の島としての役割を果たしてきた。
その、隠岐の島には、島の人々の力で勝ち取った島の高校があった。
月末島根県立島前高校。
高校進学を機に、島から若い人材が流出してしまうことを防ぐ砦だった。
しかし、人口減少の影響を受け、島前高校の生徒数は減少。頼みの綱の高校廃止、そして緩やかな島の滅亡が現実のものとして迫った時、町長を中心とする島の有志が立ち上がる。そして、島外の専門家の力を取り入れ、高校の再生を起爆剤として、島の再生を目指すプロジェクトが立ち上がった。
本書は、現在もまだ続いているその再生プロジェクトの報告書。
再生プロジェクトの中心だった高校生は、いま、大学生となって将来の島の姿を考えている。
この戦いの記録、そして、この希望の記録は、同じように、力をだんだん失ってきている地域の再生のヒントになるかもしれない。
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私の娘が隠岐島前高校を志望しているのにあたり読んでみました。これまでの過疎地である島前高校の奮闘をつぶさに垣間見ることができたこの本は、地域の住民、支える教員たち、生徒などが一体となり、己の成長とともに、地域の成長という視点で熱を持って成長していく姿に非常に感銘を受けました!
私の娘も是非この高校で人間として成長して欲しいという思いを募らせましたが、最終的に決断するのは本人なので、それを尊重したいという思いにかられる今日このこの頃です。
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これだけ障害を乗り越え上手いこと軌道に乗りましたという話ではあります。でもかなり参考になりました。しかしよく人が集まるもんだなと。
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高校生が島の観光プランを考え発表して評価されて終わりにせず、実際に行動し苦悩し助けられ実現までやり抜いた。このプロセスで家族や島民に支えられ助けられた経験が、「いつか自分たちが地域に恩返ししたい」という夢に繋がる。この価値は大きい。
自分に置き換えて、いまの仕事は実行の苦しみまで味わっているか?企画提案で満足して、提案対象から切り離される「関係の終わり」にホッとしていないか?背筋がピンとした。MITダニエル・キム教授の成功循環のモデルも取り上げられていたが、関係の質・思考の質が行動の質・結果の質に繋がっていくことを忘れてはいけないと再認識した。
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地域がどう将来を描くか、どれだけの人が本気で関わるか。1人では何もできない、みんなで進むことをみんなで、自分たちのこととして考えたい。
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海士町の挑戦事例はあまりにも有名で地方創生系の論文やセミナーで拝見していましたが、本書を通してよりリアルな現場目線での動きを知ることができよかったです。2008年に高校魅力化プロジェクトを本格的にスタートさせて、2015年には"未来を変えた"出来事として本を出せてしまうスピード感に感銘を受けました。