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ディベロッパーを経て、株式会社和不動産の代表取締役となり、不動産を売買した顧客対象のセミナーやランチ会を開催するなど、購入後のアフターフォローを売りにする著者の指南書。
タイトルにもあって、期待していたような『教科書』ほどのインパクトはなかった。
帳簿付けをすることで、物件ごとの収入や出費が把握でき、お金の流れや売り時や、次回購入する物件の参考にすることを勧めていたけど、投資家として大家業をしている人なら当たり前かなと思う。
また、繰り上げ返済を進めることで、キャッシュフローを増やし、次回購入する頭金づくりや、無担保物件を早く所有することで、銀行からの信頼が増すと書かれてあった。これは、一理あるけど、繰り上げ返済を繰り返すと融資先の銀行としては、あまり気持ちよくないだろう。無担保物件を持つことはかなりの強みになるけど、個人的には銀行との関係を悪くしてまで作る必要はないかなと思う。
また、著者は、都心のワンルームマンション投資を絶賛している。
2015年に改正された相続税に関する法律や、東京五輪、旅館業法特例などにより、都心のワンルームマンションが品薄になるから、今のうちに購入するべきと解説し、購買欲をそそり、購入後のフォローは、自分たちが主宰する会に参加すれば、万全ですよというバックエンドを薄々感じられた。
そのわり、区分マンション投資の場合、入居者がいる間は入居率100%だけど、空室だと0%どころか組合の管理費や修繕積立金は発生するため、持ち出しがあるというようなデメリットは触れられていない。
本を読んでの感想は、やっぱり投資は自己責任!
名のある著者が書いた本に影響されて、感化されただけで投資を始めるのではなく、いろんな考え方、いろんなメリット、デメリット、いろんな情報やリスク、回避方法なんかをしっかり勉強してから始めるべきだと思った。
追伸
ただ、頭でっかちになりすぎて、なかなか行動できないっていう人ももったいない。
どんなことにも共通するけど、インプットした情報は行動でアウトプットしてこそ、身につくものだと思う。
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不動産は買って終わりではない!買った後に何をするかが需要だ!という主張。
「貯金力」「会計力」「投資判断力」「予測力」「行動力」の5つの成功スキルが求められてくる。
帳簿をしっかりとつけることが、成功の鍵。
どの部分も納得できる内容。どうしても、不動産投資をちゃんとした事業と捉えて、経営感覚で出来ていないと、他人任せでは成功できないと、厳しく諭されます。
不動産投資スタート後の方が読むには、最適の一冊かもしれません。
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不動産の購入後の作戦を知りたかったので読んだ。
が、購入後が大切と繰り返すだけで、それはわかってるから、で、どうしたらいいの?は書かれていない。
帳簿が大切、自分の不動産の収支を把握しましょう。
修繕をして家賃を下げない努力をしましょう。
わかっている。それはわかっている。費用と効果で何をどこまでやればいいのか、その基準は?それが知りたいのに触れない。
購入後も大切だよ、とモチベーションをあげるためだけに読めばいいのだろうけど、具体的に学ぶものがほとんどない。
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ローン審査の際、金融機関は年収の倍率と返済比率の両面を見ています。返済比率とは年間の返済額を年収で割ったもので、目安は30から35%。例えば年収10,000,000の人が年間3,500,000円返済すると返済比率は35%になります。
銀行が融資をしてくれるのは、不動産投資とビジネスだけです。