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この本を読みながら、色んなことを思い出した。
家族のこと、住み慣れた実家のこと、たくさんの自然に囲まれた地元のこと…
あたたかく、懐かしい思い出が溢れてきた。
ああ、私もあんなことがあったな、と思い出して、少し優しい気持ちになれた。
とても素敵な本に出会えたことを幸せに思う。
この本は、ずっと私の手元に置いておきたい。
そして、たまに読み返して、優しい気持ちを取り戻したい。
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読み終えてからひと月くらい経っているので残念ながら感想という感想が思い出せない。ただ、ばななさんのいろいろな著作を読んでいると、最近というか震災後の彼女のスタンスが理解できる気がする。
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「両親が同じ年に死んでしまってなんとも言えずに冴えなかった時期でしたが、自分の書いている小さな幸せに自分が救われる、そんな気持ちで続けていた連載でした。(あとがきより引用)」
私は「読書を趣味」と公言しているのですが、(こういうこと言うほど、恥ずかしいほど本を読んでないけど・・・あ、ブクログを休んでいただけでこの1年の間もボチボチ本は読んでましたが)何の先入観も知識もなく、中身を全く知らずに読んだのに・・・題名だけ見て、すい、と選んだ本がそのまま、今の自分が求めている言葉、を、与えてくれることがあります。
こういう、スピリチュアルなこというのも恥ずかしいですが、よしもとばななさんの本の感想ならいいかなあ、と。
私も一昨年・昨年・今年=父・義母・義父と相次いで亡くなり、介護やらなんやらm何とも冴えない、ここ数年でした。それでも、父の死はすでに私の中で形を変えつつあります。
「最悪の思い出が時間をかけたら最高に変わる」よしもとばななさんのこの言葉のように、最悪の思い出が時間をかけて最高に変わることもあるのだろうな、とひしひしと感じます。
「よしもとばななさんの、小さなしあわせ46こ」が、じんわり心を癒してくれます。
また今度、気持ちが切り替わってから改めて、図書館で借りて読んでみたいです(買うことはないかなー。笑)
「本になる頃にはまた私の人生は新しい章に突入していると思いますが、きっと私は足元の人生を見つめては小さな幸せを数えているでしょう。そこは変わらない、自分のいいところだと思っています。」
・・・続編も期待、ですね(苦笑。
私も、自分の足元の人生をみつめて、小さな幸せを数えたいと思います。よしもとさんのように、「自分の人生の、新しい章」を歩きながら、ね(自分で書いといてちょっと照れるゥ。)
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いろんなところに幸せの種って転がってるよね、気づけることが大事だよね。
ということを思い出させてくれた。
何だか優しさに溢れていて、心の琴線に触れる内容だった。
ばななさんのまっすぐさ、純粋さに励まされる。
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ばななさんのご家族に対する思いと、
小説家という職業に誇りを持っていることがひしひしと伝わった。
人の言葉に感動し、その感動を本人に伝えるばななさんが小さな子供のようで可愛い。
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日常の中にも小さな幸せがたくさん隠れている。それをうまく見つけ出す人だなと思った。自分の幸せにも気づくことができた。
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日常の中の小さな幸せについてさりげない文体で書かれていて、読んでいるとこちらも幸せな気持ちになってくる。ご両親が亡くなったときの悲しみの大きさがところどころで読み取れて、小さな幸せがいっそう大切に感じられる。
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連載されたエッセイをまとめた本。
短いエッセイだからこそ、ひとつひとつ読み切りで気楽に読める。
何気ない日々に散りばめられた、小さなしあわせ。
『数えられるからこそ』にあったミコノスの間のお兄さんアクセサリー屋さん外で待っていて夜はまだこれからだと思うときの幸せなど
数えられる小さな小さなしあわせがいくつもあること。
それを数えて大切に持っていられる感性。
素敵だなと思った。
『家事の音』にあった、そうしたら自分の子供だけではなくあの日の自分が喜びそうな気がするという描写。
過去は変えられないが未来は変えられる、とはよく言うが、
最近、過去も変えられるのだと思うようになった。
今を大切にすることで、この為にあの過去があった、と思える。
そうすることで、不幸な過去も変えることが出来るのだ。
『足りている夢を見る』
一度は出て行っても、また戻ってきて、行った先の町よりやっぱりここが良い、
もう一生ここにいたいと思うような町。
自分も故郷にそんな感慨は正直持っていないので、
そういう風に思える場所に住めたら良いなと思った。
『夜道』
構成の方や読者さんから夜中に子供連れて歩いている描写はOKですかと指摘を受ける、というのが、世知辛い世の中だなと感じた。
こうしたエッセイなどだけでなく、こうしたことで”炎上”するのは
現代にはよくあることだが、他人との距離感が測りにくくなっているのかなと思った。
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よしもとばななさんのエッセイ。いろんなちいさな幸せがぎゅっと一冊に詰まっていて、どこから読んでもほっこりします。いつ、この幸せとさよならしなければならなくなるかもしれないから今一瞬を大切に大切にしたいと思えた一冊です。
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よしもとばななさんの本は、小説もエッセイもほぼ読んでいるけど、これは特に好き。
図書館で借りて読んだけど、買って家に置いておきたい。
私の暮らしの中にもたくさん存在している、小さな幸せをちゃんと感じて、ちゃんと育てていきたいな、としみじみ思った。
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よしもとばななさんのエッセイ。
よしもとさんの子供を持ったことや過去の事を振り返って感じる幸せは小さくても大切なもの。
後で思い返しての幸せもありますし、
物書き目線の細かい見過ごしてしまいそうな幸せも。
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自分でも書かれているが、ばななさんは人前に出るのが苦手で不器用な性格、でも人が好きな方なのだと思う。亡くなった両親の記述も多く、愛していたのだろうと思う。
「もっと近くに」に書かれている、亡くなった人とと共に生きてる感は、いずれ私にもわかるのかなあと思った。「町の偉人」の運転手さんと「幸せを創る」のお父さんお母さんがよかった。
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最悪の思い出も、いつか最高になる。両親の死、家族への愛情、友情とときめき、食と旅、小説家の秘密…。足元を見つめては小さな幸せを数える、よしもとばななのエッセイ集。『婦人公論』連載を加筆修正し、単行本化。
小さな幸せって大事だね。
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「今よりもいっそう人を裁かないようになりたい。していることや、見た目や、話していることだけでなにかを決めつけたりしないようにしたい。」に激しくうなづいてしまった。
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すごく良かったです。よしもとばななさんならではの、優しく柔らかい文章で、小さな幸せを丁寧に書いた本。図書館で借りましたが、手元に置いておきたくなりました。あとがきの、「足りないものより恵まれたものだけ数えて」いきましょうという文章が心に響きました。