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ストレイン-カウンターストレインの創始者、ドクター・ジョーンズから直接学んだ精鋭のカイロプラクターと理学療法士が、その手法をさらに詳しく、分かり易くまとめた。軟部組織テクニックの大きな柱である間接法テクニックの決定版(Amazon.co.jp)
かなり読み応えのある内容だった。人体解剖学や生理学の土台がなく、臨床経験もない方は理解不能だと思う。それぐらい奥の深い内容だった。ハッキリ言えば、ムズカシすぎる。(笑)
ポジショナル・リリース・セラピー(PRT)を簡単に説明すると、不適当な固有受容器の反応を正常にし、筋肉の防御的収縮と筋膜の緊張のリリースを促進するとのこと。その結果、軟部組織の柔軟性を増加させ、関節の動きを改善し、痛みを緩和し、血行を促進し、腫脹を緩和することができる。何とも素晴らしい療法なのだが、テンダーポイントという圧痛点の理解に苦む。これはトリガーポイントや経穴とも違い、PRT特有の施術基準になる。
PRTの源流がストレイン-カウンターストレインなので、痛みにやさしい間接法がメインになっていた。筋肉・筋膜へのアプローチを施した後に、関節面や軟部組織への違和感が残っている場合は有効になるのだろう。一気にPRTを駆使することは到底できそうにないので、施術場面に合致すれば少しずつやっていきたい。難しそうだけど、どこかでPRTのセミナーなど開催していないのかな?そうすれば習熟度も早いと思うんだけど・・・。