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「版元の営業さんが推していた」
「魔法が出てこないファンタジー」
ということで試しに買ってみたんですけど、これは当たりですね。久々に心躍る良作でした。
内容は14世紀のフランス。ノルマンディーを舞台にした「戦争モノ」で、戦場の第一線で活躍する傭兵隊「白鴉隊」率いるホークウッドを中心に、様々な人間模様や「戦争」を描いた作品になっています。
特に「傭兵」とは金で雇われた雇い兵のことを指しますが、だからこそ「プロ」として徹底した意識や道義。何より「結果」を以て正当に対価を要求する「リアルさ」が非常に丁寧に書かれていて好感が持てました。
決して「綺麗事だけ」で済まさないし、済まそうとしない。
また、後半。敵であるイングランドの正規軍率いるエドワード王太子との戦い・邂逅の末に“意外な結末”で以て次へ幕引きとなるその手法は、なかなかにえげつないというか嫌でも続きが読みたくなる「面白い展開」です。
いや。これほどの作品とは思わなかった。
先日最新刊が発売されているので、まとめて買っておけば良かった。無論すぐに続刊購入しますけどね。
本当に面白い。
「戦争モノは好きじゃない」という方でも、これは絶対に読んでおくべき「良作」です。オススメ!
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わたし個人的にオススメの漫画。漫画の品揃えがめちゃくちゃよく漫画好きならよだれたらしてしまう池袋のジュンク堂でプッシュされてて買った。絵もいいし、話も読んでて爽快。ヴィンランドサガやキングダム好きな人ならハマる気がする。なのに…地元の本屋じゃ全然置いてない(笑)
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中世ヨーロッパに実在した人物を元に描いた物語。作者の知識が感じられる時代描写。戦争に政治謀略と戦略から戦術にわたる「知」の戦いに興奮しっぱなし。ホークウッドがいかにも「プロの人」って感じで対する敵もまた「プロ」というプロフェッショナル同士の冷静かつ熱い戦い。次巻がスグにでも読みたくなった。