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日本に嵐に乗じて上陸、破壊工作を行う北朝鮮コマンド舞台と陸上自衛隊との戦いを描いたフィクション。
今回の主人公は陸上自衛隊の参謀で、天才的敵国指揮官との頭脳戦がメイン。
前作同様、自衛隊と土木技術に精通した知識、取材を基に作られているので、リアリティがあり面白いです。
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東京内に入り込んだ、他国の戦闘員が東京破壊作戦を展開したら・・・、ありえなさそうで、ありそうな戦争を描いた小説です。描写が細かく、細部まで調べられていることが分かり、真実味を持たせています。
北朝鮮の軍人の家族が脱北を図り、その軍人も処刑されそうになるが、家族を人質に取られ、ある作成を実行することになる。それは秘密裡に東京に潜入し、東京破壊工作を行うこと。在日朝鮮人などからの情報をもとに作成は実行されていく。それは台風の混乱の中、爆破などで混乱をあおり、真の計画を知られることなく、東京に打撃を与えること。家族の病気により、一時休養に入ろうとしていた情報分析官はその直前に、この事態が起こり、呼び戻され、対策の前線に立つことに。日本は手足を縛られた防衛の中で、いかなる決断が下せるのか、平和ボケから目を覚ませるのか?
初めて読む分野で、時代に合った内容で、面白く読めました。
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前作『生存者ゼロ』のインパクトが凄かったので、本作も即購入。
ただ内容が重そうだな、と塩漬け状態に。ようやく気分が乗ったので手にとって見れば、あまりののめり込みように塩漬けを激しく後悔。。
東京が正体不明のテロに襲われた一夜。
この短さが緊迫感と緊張を生み、どうテロに立ち向かうのか目が離せない。
残虐すぎる描写と政府の机上すぎる議論に、昨今のテロ活動が日本へやって来たときの不安を掻き立てられる。
映画化されたら面白そうなんだけどな。
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法解釈をめぐる論議の場面だけが浮いてしまっているのが残念。軍事ものとしてはよく書けているし、読ませる。一作目よりもよかった。
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情報調査官の謀略物。話もしっかりしているし、どんでん返しも上手い。キャラクター一人ひとりにしっかりと焦点を当て、格好いいシーンも作って引き立てる。少し突飛気味な発想だが、行き過ぎずにスピード感を出しているので満足。最前線を走る人たちの話を見てみたい気もするが、「最前線を走る人たちを見守り援護する」がテーマなので、このスタンスで◎。謀略物・軍事物の知識と描き方が上手いのは前作通り
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なかなか面白い展開だったと思います。
軍事的な面に重きを置きたくなるのですが、
こうした政治的な面も絡めて
展開するのは、個人的には新鮮でしたね。
現実にこのような事が起きたら
今の政権はどう対応するのだろう
と考えさせられた作品でした。
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この本を読んで、現実的にこのようなことがおこるのではないかと思う。今の日本は、初めのように迅速な対応は、出来ないであろうと容易に想像できる。
面白かった!
デビュー作も読んでみたい!
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面白かった。けれど、生存者ゼロほどの面白さはなかったように思う。
生存者ゼロの真相は、まさか、と思うものであったけれど、そういうミステリ要素が本作にはあまり含まれていないように思った。
ディティールが読み応えがあるから、面白いと感じるけれど、首謀者による幕引きを始めとして、それぞれのイベントが呆気なく終わってしまっているように思った。
もしかしたら、現実はそういうものなのかもしれないけれど、そういうリアリティは、自分は求めていなかった。
150510
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定番の北が攻めてきた話。村上龍の名著『半島を出よ』よりもよりディテールやキャラが現実的。組織内での主人公の葛藤も少し描かれていてその辺り掘り下げると自衛隊版横山秀夫になるかもとか、なかなかレベルの高い小説だった。
しかしまあ仕事しながらこれがデビュー2作目とか、筆者超人じゃね?
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有事の際、議論の応酬で時間だけが過ぎ去る。
双方の正義がぶつかるのはよくあることだと思うが、多くの人民の生命守らなければならないという軸をぶらしてはいけない。
リアリティー溢れる展開に、一気に入り込みました。
我が国の防衛システムや情報戦はほんとに機能するのか、不安になります。
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台風が直撃した夜、東京が攻撃された。
正体不明の敵は明朝までに東京を壊滅させると言う。
主人公は自衛隊情報分析官の真下。
敵の正体を突き止め東京を守ることは出来るのか。
帯にエンターテイメントとあったので知略を巡らせた頭脳戦やアクションを期待したら肩透かしだった。
一言で言えば、リアル。
突然の攻撃に一般市民は巻き込まれるし主人公は無力だし仲間は死ぬし。
自衛隊を出動させるにも法解釈云々があって閣僚会議を通さないと動けない。
市街地戦になると民間の建物に勝手に入れないとか「じゃあ、どうするんだ!」っていう問題が山積み。
一騎当千のスーパーマンなんていないし、市民が全員避難できるようなシェルターもない。
フィクションではあるけれど、もし本当に起こったら…と考えてしまう小説だった。
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20150905
2週間経ったが全然読み進められない。半分くらいが精一杯。
北のテロに合い、警察官、自衛隊員が大量に殺されている最中に、完全に時が止まってしまった会議室でいつまでも続く法律論議に違和感しか感じす、我慢も限界となり途中で読了とする。
2週間も、もったいない事したな、買わなきゃ良かったと激しく後悔。
そもそもプロローグ的な話しを延々と読まされた挙句、やっと戦闘が始まり面白くなるかと思えば、今度は延々と会議を続けられ、多すぎる政治家、官僚の登場に誰がどんな立場で話しているのか、誰の会話なのか全く頭に入って来なかった。
作者は一生懸命に法律を勉強したんだろうけど、しつこ過ぎてリズムが悪すぎ。
なのに、そこそこに好評価のレビューを読むと、こういう本を前に作者の言いたい事が理解出来ず、面白さを感じられない自分自身が物凄くバカなのかと、なんとも言えないモヤモヤしたものを感じさせられてしまう作品。
ジェノサイドも途中でやめてしまったから、そもそもこの類いの時間潰しにしかならないミステリーは感性にあわないという事が分かった一冊。
この後は良質なビジネス書でも読んでリセットしよ。
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生存者ゼロに続いて読了。
前作が後半SF化したこともあり、こちらの方が面白かった。
自衛隊、防衛省だけでなく政府機関までのよく調べたなと感心しました。
内閣が前作の内閣だったら!?と思ってしまうくらい今回の総理は頼もしかった。
演説シーンは本当にインディペンデンスデイを彷彿とさせる名シーン!
作者の次回作にも期待です。
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次々に日本が、東京が追い詰められていく、怒濤の展開。感想はとにかく「悔しい」の連続。
主人公をはじめ、関係者すべてがあまりにも格好良い。一人、また一人と、登場人物が覚悟を決める姿に、その度に圧倒される。果たして自分がこの場に置かれたらこんな決意はできるだろうかと思わされる。
法律や自衛隊の知識から戦闘の描写、東京の災害対策まで、本当によく調べられていて、勉強にもなる。合理的で簡潔な説明を求める人や、法律関係に詳しい人にとっては長ったらしく感じられるかもしれないが、この長い説明がかえって読む側の焦りを煽る。とにかく素早く対処すべき事態に制度上の様々なハードルが立ちはだかりやきもきしている主人公たちの気持ちと、小難しい説明に足止めされる自分の気持ちとが重なる。終盤、ストーリーに飲み込まれてからはもはやそんな事は気にならなくなり、ただ早く解決してくれと祈るばかりになるのだが。
唯一気になったのは女性がほとんど登場しないことだが、男たちばかりだからこそ良かったような気もする。
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少し前に鬼怒川が氾濫する災害があったが、丁度あのような天候時に重火器で装備した数百人のテロ組織が東京を襲うというお話。予告された東京殲滅のタイムリミットは翌早朝。
自衛隊の活躍を描いたお話で、前作「生存者ゼロ」も面白かったが、こちらの方が更に進化した感。あっちはSFだったのが、こちらはいかにも起こりそうな危機管理のシミュレーション小説だったからね。
ノンストップ小説と言っても良いのだろうが、それにしても前半の国防会議の、法律解釈がああだこうだという描写はまだるっこしい。ここは、さらっと流し読み出来たので、迫真感もあった。
こういうのを読むと、安保法案の建付けに問題はあるかもしれんが、中身をしっかり議論せにゃならんと思わざるを得ない。
解説に、国土交通大臣のブログや自衛隊関連の専門誌で称賛の声を引用していたが、出版社は、安保法案とからめて宣伝すれば、もっと売れただろうに。もっとも右派がそれみた事かと喜びそうな内容。マスコミは法案反対が多いので、自重したんでしょうかね。
(2015/11/6)