電子書籍
年功序列という因習
2023/06/06 11:20
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投稿者:一日一膳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
希美の過去は、私も思い当たりました。高一のコンクールで、全パートリーダーと部長、副部長から今年は諦めてくれ、と説得されました。一年でこういう説得をされたのは私一人でした。つまり、そういうことです。
運動部は実力主義が当然なのに、吹奏楽部では対応がわかれます。
だから、頑張っていたみぞれに声をかけなかったことは私には当然に思えます。頑張っている人が報われるのはいいことだから。
何年経ってもあの夏は忘れられません。
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投稿者:まるちぇ - この投稿者のレビュー一覧を見る
吹奏楽をやったことがないので実際の部活動の様子はよくわかりませんが、これぞ等身大の部活動群像劇ではないでしょうか。第1巻で明かされなかった、北宇治高校吹奏楽部の過去について触れています。アニメ化もされたばかりですが、この巻を読むことで、アニメのあらゆるシーンに多くの伏線が張り巡らされていたことに改めて気付くはずです。普通に書店に行っても、なぜか2巻は在庫切れが多いので、ネットストアで買うのも策かなと思います。
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関西大会へ向けての練習と、前巻では語られないままに終わった2年生の事件が主軸。
キャラもそれぞれ個性が出てきて1巻より楽しめた。
3巻は早くも4月に発売なようだけど、アニメ化で刊行を焦りすぎて内容が薄くならないことを祈りたい。
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この本だけでは正直なところ佳作であっても傑作にはなれない作品と思う。
演奏の高揚感、発表の緊張感は良かったな。
アニメと合わせて読むとものすごく面白い。
3巻は良い出来とのことなので楽しみ。
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アニメのその後、こ西大会のコンクール終了までを描いているこの巻は、例の去年の1年と3年に何があったかがメイン。
新たに登場した二人の先輩と、夏紀先輩と優子先輩がホントにいい味出してた。
この時期にありがちな些細な友情のすれ違い。
片方にとってはこの世の終わりのような出来事も、もう片方にとっては日常の特筆すべきでも何でもないことだったり。
青春時代の多感な感情は何て面倒くさいんだろう。でも、それをうまくエッセンスにし、ちゃんと文字から音が聞こえてくるような音楽の描写も素晴らしい。
早くこの部分が映像でも見たい、そう思った。
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府大会を乗り越え、無事に関西大会進出を果たした久美子たち北宇治高校吹奏楽部。
アニメでは小説1巻の内容が描写されていたが、この作品の面白さは、まさにこの巻からはじまるといっていいだろう。
関西大会では各県から選出された学校が集まり、更に狭き門を争って全国大会への切符を争う。しかも、関西地区では毎年全国へ行っている常連校が…。
そして部内で起きるいくつもの問題。
実はアニメ最終回でもその伏線となるキャラが出ていたりと、アニメを観て続きが気になった方は、わかりやすいしとってもラッキーかもしれない。
小説は3巻出ているが、ここで全国へ行けなくても、演奏会や文化祭など、お話のネタははつくることができる。だからもちろん全国へ行けない可能性もある…。
そう考えると最後の方など、どきどきしてページをめくるのが怖くなってくるのではなかろうか。
果たして彼女たちは全国へ行けるのか。
是非ともその結果を見届けて欲しい。
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何度目かの再読完。
主人公 久美子は本作以降、狂言回し的な役割の印象がありましたが、きっちり主人公していました。
もうすぐ始まるテレビシリーズでは、描写しにくそうな、みぞれ先輩を描ききってもらいたいです。
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メインは関西大会。そして、去年の2年生の大量退部の秘密が明らかに。ちとグジグジしてるけど、一生懸命に全国大会目指す姿がいい感じです。みぞれが一皮剥けました。
本のストーリと関係ない話ですが、私も中学ではブラバンやってて、高校では入ってないけど全国で金取ったことのあるクラブで弟がフルートやってました。その頃に比べると実際に先日同窓会で後輩たちが演奏してくれたのですが、女子生徒が8割くらいでびっくりしました。昔は男子生徒の方が多いとは云いませんが、金管はほとんど男子だったのに(私はチューバでした)。あと、その入ってない高校のブラバンが全国11度行ってて、私たちの10年後輩ですが、金を受賞してたのを今更知りました。でも、今年は14年振りの中国大会で銀って。昔の強さを取り戻して欲しいものです。私は高校のクラブでは県大会3位で、中国大会にも行けなかったですが・・・
本の内容と関係ない話ですいませんでした
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二年生の描写が多く、また過去に吹奏楽部内になにがあったかようやく明らかになった。
最後のみぞれと希美の邂逅、みぞれの覚醒はかけはしだった気がするが、更にコンクールの描写の速さが段違い。
この巻もアニメ化してほしいなー
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吹奏楽の練習に朝早くから来る。しかも、とんでもない時間帯から……。
去年、大量に部員が辞めた理由が語られている巻です。
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2年生が大量に辞めた事件の話。ヒリヒリするような人間関係がユーフニアムの特徴。優子先輩が友達思いのいい子だったのが意外だった。
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2巻は希望とみぞれ、そして関西大会編。
前の年のいざこざがここで丁寧に描かれていました。そして久美子はまだふらふら迷っていながらも、なぜかいろいろな人との関わりが増えてくる。希望とみぞれ、みぞれと優子、友達の形もそれぞれ。誰かのためにと思うことで初めて本気になれる人もいるのですね。1巻の優子はトラブルメーカーのようでしたが、香織先輩への想いやみぞれ、夏紀との関係性を通じて、ますます魅力的なキャラクターとなってきます。
そして、あすかや滝先生の抱えるものもちらっと描かれていて、これからもう一波乱ありそうです。次の巻も楽しみ!
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2期の内容のようなので、2期見終わるまでお預けかな・・・すっごい読みたい読みたいのに
京アニさんがどんなふうに制作してくれるのか気になるので、内容知らないままみたいんや
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北宇治高校吹奏楽部の関西大会までの物語。本物の吹奏楽を聞きたくなった。鎧塚先輩の、自分にとって相手は特別なのに相手にとってはワンオブゼムである、という不安には深く共感。瞳の表現が多彩でこだわりを感じた。
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やや型にハマリ過ぎのきらいがないではないが、吹奏楽部部員夫々に、抱えている問題や心の闇があり、そのぶつかりあいが多様な人間関係の中で描かれる。登場人物の夫々に感情移入が可能な心憎い描写。しかも、バラバラだった部員が徐々にまとまって、一つの目標に邁進する姿は、(ベタだが)感動を呼び起こす展開である。ただ一点、北宇治高校吹奏楽部の中で稀有な普通人・晴香部長の影が薄い(というより人物像の掘り下げが足らず)のは残念だが…。