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大好きな恩田陸の作品なので 楽しみにしていたのだが・・・。
世界観が難しい。ついていけない。苦戦した。
でも 身近な知っている場所が沢山出てくるので、そこは 情景の細かさで楽しかった。時折 突き刺すフレーズは共感し、後ろめたさを感じた。
そう 私も2020年のオリンピックはイスタンブールでよかったと思う。
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大都市にはたくさんの死者を感じても不思議ではない。
今いる場所が、街が、いかにもろいもので時を経て何度も生まれ変わってきた世界なのかを改めて伝えているのかな…
きれいな装丁で幻想的です。
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恩田先生のグダグダ豆知識的な文章好きな人は楽しめると思う・・・私もそうですし。
戯曲「エピタフ東京」めっちゃ読みたいし観たい~~~。
こういう予告っぽいのも上手いですよね恩田先生は・・・短編とは違った面白さ・・・でもさすがゴ○ラはわろた。
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図書館にて。
読みにくい本だった。
エッセイと戯曲が混ざったような、色々な人が散文をかいたような。
恩田陸の昔の短編集でも、長編のエピソードの一部を短編として書いたとか、途中感のある作品が多いけれど、これはまさにそのもの。
エピタフ東京はこのあとどうなるんだろう。
面白い予告編だけたくさんやってないで、ぜひ本編も見せて欲しい。
吉屋さんを中心とした話も書いて欲しい。
それぞれの街のエッセイとしては楽しく読めた。
マイフェイバリットシングスが耳の中で流れていた。
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随筆というのか、制作秘話というのか、幻想小説というのか、一貫性があるような、ないような読みにくい。
ただし、「エピタフ東京」は読んでみたい。見てみたい。
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装丁がすてきだったので図書館で借りる。
レビューを見るに風呂敷畳まない系のようなのでそういう意味では期待せずにのんびり読む。
各章、とても短いけど東京や都市についてのちょっとした考察というか気づきがちりばめられている。
わりと独立していて1冊の本としてはそんなにまとまりがないかもしれない。
この本を読むうえで一番困ったのは私があまりにも東京にも都市にも詳しくないこと。
ずっと田舎で生まれ育ったので、この本で著者が気づいたり考えたりすることをうまく受け取ることができなかった。
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草紙調のSFチックなファンタジー。
初期の著者を髣髴させるような、いくつかの物語が入れ子的に描かれている。
「Piece」のパートがメインであり、戯曲作家Kが自称吸血鬼吉野や友人のB子と新作戯曲のために東京の墓碑銘を模索していき、最後は???という不条理的なオチが著者らしくない。
Kが描いたと思われる「エピタフ東京」のパートは物語の全貌はあらわさず、ハードなミステリーチックで、タイトルとの関係や物語の展開に興味がわき、別作品が出そうな予感がします。
「drawing」のパートは吸血鬼の独白で、人でない者の物語として著者らしいと言えばらしいです。
ほかにも、いくつかの関連していそうな独立短編があり、ラストの「東京日記」は著者の日記のように思え、東日本大震災に影響を受けて本作が作られたように思われます。
久しぶりの恩田ワールドを堪能しました。
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著者が訪れる町でEPITAPHを探す
Jazz喫茶で会う吉屋 自称吸血鬼 職業不明
古本街で会う
追跡するがばれる
モダン・アートは無料である自分の体と時間を利用した
退屈な内容が定番
エピタフ東京という芝居のコンセプト
女性グループの殺し屋が登場
風変わりなエッセイ
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東京であって、東京ではない話。
奇妙な絵に、奇妙な髪の色。
そこだけが違う人で、違う話。
一体これはどういう状態になっていくのかと思ったら
終わったような終わらないような…?
気になるのは、ボランティアの方々です。
もしかしてその詰めている物体の中身は…とか
邪推してしまうフラグが多々。
吸血鬼だという方も気にはなりますが
そちらより、こちら、です。
パラレルワールドを覗いている気になりましたが
どれがどう繋がるのか…さっぱりです。
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やるな恩田陸。まるで片岡義男のような、乾いた小説なのかエッセイなのかよく分からないけれど、何か読ませる文章を書き連ねた後で、ラストの無茶な遠投のようなゴジラ。それに続く3.11。書けるはずなのに、瑞々しい小説は書かないぞって感じやな。
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つかみどころのない1冊でした。
よく『風呂敷を畳めない恩田陸』といわれますが、その風呂敷を広げる部分を開陳してるんでしょうか?
素直に『エピタフ東京』を仕上げてくれたほうがよかったかと。吉屋さんの部分も中途半端、エッセイにおいては最後の最後にアレですから。
下書き状態の『Hunter×Hunter』を掲載した少年ジャンプとかわらいな、と言ったら言い過ぎかしら。
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読んでいるとエッセイなのかフィクションなのかわからなくなり、最後はやっぱり恩田さんだと思い、でもやっぱり戯曲が途中なのが気になってしょうがない…というモヤモヤいっぱいの一冊。秋の夜長に3回ぐらい読んでも、モヤモヤは晴れないかも…
2015/10/22読了
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思うように戯曲の製作が進まない脚本家が行きつけのバーの常連でもある男と日中偶然に出会う。彼は自分のことを吸血鬼だといい、脚本家に意味ありげな示唆を残していく…
というような、お話です。
が、「考えるな、感じなさい」、という側面がたいへんに強くて、どうなるの?という結果を求めては、読んでしょんぼりしかねません。挿入される作中作、現実の東京にある死者の匂いのする風景、等のエピソードをたのしみ、想いをふくらませるというのが、この本の読み方ではないかなあと思いました。
そのイマジネーション豊かな描写のしかた、現実とあくまで地続きの幻想的な雰囲気を醸すエピソードの魅力は素敵ですし、凝りに凝った装丁も引き立ってます。
けれどこれは、物語ではない、かなあ、とも思ったのもたしかです。話をたのしむ、という意味の物語を、わたしは読みたいので、そういう意味では、正直しょんぼりとしたのでした。
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主人公である劇作家の目線で語られる東京、自ら吸血鬼を名乗る男の物語、劇作家の執筆する作中作「エピタフ東京」の3つのパートが入り乱れるこの作品。どれも支離滅裂な印象で難解である。「EPITAPH(墓碑銘)東京」色んな角度から描かれる東京を体感するべき小説なのかも?マニア向けかな。
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恩田陸のエッセイ風文章が好き.
オチがあると可能性が絞られて,自由に書けなくなるから,落ちがないエッセイがいいのかも.