紙の本
東南アジアとつきあいのある人ならわかる、あれこれ
2018/12/31 18:55
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投稿者:さらさばく - この投稿者のレビュー一覧を見る
バンコクの古書店で購入しました
つまり、タイで読んでいた人がいたのでしょう。
内容は、東南アジアに進出した日系企業なら、どこも経験していそうな、現地事情ばかり。
「そしてその多くが、日本の本社に伝えても、なかなかわかってもらえないものばかりだ」(はじめに)。
わたしも東南アジアの複数国と仕事をしてきたので、仕事観の違いは経験済み。
問題は、日本の会社の管理部門(総務・人事)などの責任者の理解をほぼ超えたところで起きるので、駐在者や連絡窓口が右往左往することになります。
編者は下川氏の名前になっていますが、一国ひとりの担当ライターがフィリピン、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、ラオスを書いています。
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新聞での広告を見て気になっていたので購入。
下が補足説明になっていたので、読みやすかったです。
なんとも、大変な現状がわかっておもしろかった。
多様性を認める、楽じゃないですね。
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東南アジアに進出する企業が増えていますが、駐在員の苦労は並大抵なものではないのだろうなということがよくわかる本です。
トラブルが多いんだろうなということはもちろんわかりますが、それでも進出先の文化や国民性を理解し、やみくもに日本のやり方を押し付けるようなことのないようにしたいものです。
これから東南アジアへの進出を考えている人には参考になる本だとは思いますが、この本に書いてあるようなマイナス面だけを見て「やっぱり東南アジアはダメだな」などと安易に思ってほしくないと強く感じました。
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日経の書評でみて。日本の常識が東南アジアでは常識でないことがよくわかる。文化的、宗教的、習慣的な違いで、こんな事になるとは、笑えること確実。脚注にも面白いことがいろいろ書かれているが、ちょっと文字が小さい。
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東南アジアを渡り歩いてきた下川祐治が編集した本なので面白いに違いないと図書館で借りる。予想は的中、紹介されている人たちの困惑ぶりがとてつもなく面白い。すぐ休む、働かない、会社を私物化する、会社のカネを使い込む人々。日本の感覚、慣習ではとても理解できない人々だ。しかし、現地には現地の掟があり、日本の常識を持ってそれがいいか悪いかを単純に判断できないと下川は言っているようにも読めた。
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東南アジア各国で働く日本人駐在員たちの奮闘ぶりを描く一冊です。
「タイ人から見ると、終業時間が決まっているのにだらだらと残業する日本人は時間を守らない人たち。仕事を時間までに終わらせ、あとはプライベートを楽しむのがタイ人流。」
「東南アジアの人々の日本に対する意識も変わりつつある。日本は金持ちの国という意識が薄れてきているのだ。問われるのは、日本人の人間的な魅力」などなど
猛スピードで変わりゆく東南アジアで働くことの大変さ、面白さを感じることができました。
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日本企業が東南アジアでビジネスをしていくのに必要な異文化交流について、何かヒントが得られることを期待して読みましたが、大いに期待外れ。現地でのトラブルの数々が紹介されていますが、そこには自己を省みる姿勢はなく、東南アジアで失敗する日本企業が陥りがちな、上から目線、日本の価値観押し付けで、現地の人々を馬鹿にしたような記載は、読んでいて少々気分が悪くなりました。外国人として現地社会に入らせてもらっているという謙虚な姿勢がなければ、ビジネスはおろか、コミュニケーションすら取れないのではないでしょうか。
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東南アジアに進出する日本企業が多いが、実際に現地に駐在し、人を使い、仕事をしている人々は、「本社にはわかってもらえない」悩みや事情を抱えている。そんな事例を紹介しっている。
日本から、日本の常識・考え方で指示をする本社と、日本的な常識・考え方が通じない現地の間には大きな隔たりがある・・・。
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本社はわかってくれないというタイトル以上に、東南アジアの現地にフォーカスした話があり、その体験談が面白かったです。
日本と海外の文化的な違いをリアルに感じられる本でした。