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30年前会社(森永乳業)から豆腐の販売のためアメリカの現地法人の責任者を命じられた作者が苦心して豆腐拡販を計るビジネス書。
悪戦苦闘の中に営業とは、マーケティングとは、異国での成功を語る書。
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アメリカで嫌いな食べ物ナンバーワンの豆腐をいかに全米中のスーパー約3万5千店に広げていったのか、一人の中堅サラリーマンの孤軍奮闘ぶりがリアルで面白い。
英語ができるのがグローバル人材ではなく、逃げずに自殺しないほどの気概がある人間かが大事みたいです。
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アメリカで豆腐をいかにして売るか。ビジネス環境が違う、食文化が違う、大豆を家畜飼料だと思っている、様々な困難を乗り越えて豆腐を普及させていく。おもしろおかしく書いてあるが、相当な苦労があったのだろうと思う。海外のホテルのバイキングの朝食に、よく豆腐が置いてあったりするが、そこにこんな苦労があるとは。日本にいればいつでも食べられるモノで、海外であまりありがたみを感じたことがなかったが、こんど、そんな機会があれば、味わって食べようと思う。
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森永乳業の豆腐事業の海外展開にあたり、20年間アメリカで豆腐の拡販に人生を捧げた作者の物語。
アメリカで最も嫌われていた食べ物である豆腐を売るために、地道な店頭販促、イベントへの参加、ワシントンへの働きかけなど、まさにやれること全てをやった男の物語。
彼の努力は報われ、最終的に大きな販売につながるのだが、ここまでやるのか、これほど大変なのかと気付かされる作品。
商社勤務や日本製品の輸出を考えている人には、ぜひ読んでもらいたい一冊。
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豆腐を受け入れないアメリカに日系メーカー社員が豆腐市場創りに孤軍奮闘するお話。
広告予算も貰えない中、アメリカ人の仕事の姿勢の違いに苦労しながらも、豆腐の食文化を根付かせるために工夫と努力を重ねる姿は尊敬の一言。
ただ、昭和の熱血サラリーマンの感覚がある方であったので、アメリカ人に日本語で小言を言ってしまったり、ストレスで休む社員に対して、「自分の方がよっぽど大変…」と嘆く姿は違和感を持ってしまった。
当時は駐在が当たり前ではなかっただろうから手探りの毎日だったと想像すると、仕方ないと思う面もあるけれど。
こういった貴重な経験が本として残されたのは素晴らしい。
また、サラリーマンたるもの「やりたいこと」ではなく「やらざるを得ないこと」にテーマ設定して、課題に立ち向かっていくのが醍醐味、という解説文は「やりたい事、成りたい自分は何だ?」と上司に詰められ困惑中の自分には響く言葉だった。