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7日に1度土曜日だけ異世界に繋がる洋食屋さん「ねこや」の異世界での特別営業のお話。アレッタ登場って結構あとだったんだな。自分の好きなメニューで常連さんたちと盛り上がるっていいな。プリンアラモードとミートソースと角煮食べたい!言われてみたら、サンドイッチってすごいよね。何挟んでもおいしいもん。
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異世界から、ドヨウの日だけ訪れる事ができる洋食屋。
その食べ物に関しての客、という感じで
短編で進んでいきます。
別の客の時に、別の客が出てきたり。
食べているものの名前で呼ばれているようなので
あだ名のパズルゲームができそうです。
書下ろし特別編を入れて、21品。
当然のことながら、食事前にもおやつ時間にも
読んではいけない内容です。
ところで、時間ぎりぎりに紛れ込んで、うっかりと
そこで過ごしてしまった場合。
一体いつ帰宅できるのでしょう?
その状態は、すぐ帰れる??
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美味しい料理はひとをすべからく幸せにするのです。
飯テロ小説です。深夜の読書は控えますように。
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毎週土曜日に猫の絵が描かれた扉を通して繋がる異世界から訪れるお客たちが、読者にとっては身近な、彼らにとっては不思議な色々なお料理をただ味わっていく短い一話一話が、シンプルなのだけれど段々と癖になる。ファンタジーの世界の人たちが彼らの言葉で表現する素材等を何のことかと一瞬考えるのも楽しかった。
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食堂を訪れ食事に感激する様々な人々を描くお話
料理や医術は薀蓄で仕事人や安楽椅子探偵より身近さがあるが
こと料理の場合はそのすごさを読者の側が想像できるため
経験という前提が必要なため幅が狭い
この作品では時代の違いでなく異世界との接続でそれを表現しているが
現在のわれわれが数百年後文明の良くできた食事にどれだけ感動をすることができるか
絶望的に想像不能
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アレッタの話がまさかこの巻の最後とは。
最初の方からいる物だとばかり思ってたのでかなり意表を突かれた感じでありました。
まあ、これが原作なので、コミカライズが良い感じに加変して帳尻を合わせたと言う所でしょうか。
もちろん、ここでしか読めない部分も入っていてそれもとても面白いので、原作、コミックと両方買って良かったです。
しかし、考えてみればこれってモンスターコレクションとかアイテムコレクションの系譜なんだよね。きっと。
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半分で断念…食レポは素晴らしいです☆とてもお腹が空きます。でも短編が短編過ぎて好みとは違いました。それからお店に来るお客の話だけであんまり深いお話ではないような。つながりはあるようですが、うん、まぁ半分でいいかなf^_^;残念。
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たまたま手にしたこの本のお試しコミック版が予想外に面白かったので、原書の本書を読んでみました。これがもう大正解!
「ライトノベル」「異世界」ときたら、もうお馴染みの「何の取り柄もないニートな主人公が異世界に転生してチートな技を使って異世界で最強になり、そして異性に超モテモテ!?」みたいなのを想像しちゃいますがこの本は全く違います。
「異世界」ではありますが、本書の舞台はどこにでもある普通の日本の洋食屋さん。そして主人公は転生もなにもしていないただの洋食屋の店主、というかこの主人公の店主は名前すらでてこない中年のオジサン料理人。はっきり言ってほぼ料理を作って、お客さんと簡単な会話をするだけで読者が想像するような主人公的な活躍は全くしません(笑)。
本書の本当の主人公は、この洋食屋「ねこや」に訪れる異世界の住人達です。
7日に一度「ドヨウの日」だけに異世界に扉が開かれるこの洋食店。訪れる客達は人間族もいますが、エルフやリザードマン、ドラゴンや小人など異世界ではお馴染みのクリーチャーたち。
この客達が食べるこの洋食店の料理。これが凄いのです。
異世界の料理なのだからとドラゴンの卵のオムレツだとか、水晶のゼリーだとかそんな物を想像しているあなた、全く外れです。
本書に登場するのは僕たちが普段食べている何の変哲もないメンチカツやミートソーススパゲティ、カレーライスにとんかつとごく普通の料理なのです。
じゃあ、なにが面白いのでしょう?
ここからがこの「異世界食堂」の凄いところなのですが、異世界のクリーチャー達は当然私たちが普通に食べている洋食など今まで食べたことはありません。彼らが、初めてそれらの料理を口にしたときのリアクションと文章表現力が絶妙なのです。
え、カレーライスってこんなにおいしそうな料理だっけ?
と二度読みすること間違いありません。
そして、この本は超短編集で1章が約10~15ページ。一章につき料理が一品登場し、小気味良い異世界の住民達のエピソードと美味しそうな料理の描写が繰り返されます。一つ一つのエピソードは独立していますが、全体として読むと一つの大きな物語ができていそうな感じです。例えるなら吉田篤弘先生の『月とコーヒー』を異世界風味にして料理を前面に押し出した感じでしょうか。
う~ん。いまいち私の貧弱な表現力ではこの本の良さが伝わらないですね、それでは本書をちょっと引用しますね。
これは若き女性冒険者サラが『メンチカツ』を生まれて初めて食べる場面です。
『口の中に広がるのは、たっぷりとした肉汁。それが良質な油を含んだ軽い食感の衣と混ざり合い、口の中で弾け、ほどけていく。塩と胡椒が効いた、けれど決して効きすぎていない絶妙な味加減の肉と、その肉に混ぜ込まれたオラニエのほのかな甘み。
それがサラを素晴らしい美食への世界へと誘う。
「そういえば、・・・・・・レモンとソースとかいうのをかけると美味しいって言ってたわね」
さらに盛られたメンチカツの半分、丸々一個を瞬く間に胃に落とし込んだ後で、店主の言葉を思い出し、今や残り1個となってしまったメンチカツを慎重に半分に切り分けて、サラは青い水差しを取る。
そっとメンチカツに向けて傾けると、濃い茶色のソースが水差しからこぼれ、メンチカツにかかっていく。明るい茶の衣に黒味を帯びた濃い茶色のソースがとろりとこぼれたメンチカツに場違いに添えられた鮮やかな黄色の果物・・・・・・レモンを搾って汁をかける。
メンチカツが汁を吸い、少しだけ柔らかくなる。それから、サラは再びメンチカツを口に運び・・・・・・
それから先は無言であった。余計な言葉を言う暇があれば、少しでも味わいたいと考えた故に。
複雑な旨みを持つソースと、さっぱりとした酸味のレモン。それが加わることで、先ほどまで天上の美味と思っていたメンチカツがまだ『物足りない』代物であったことをサラは悟った。
たっぷりの肉汁と油、甘いオラニエ。その料理に足りなかった要素である酸味。それがソースという調味料とレモンという甘みがまるでなく酸味のみを持つ果物の汁が加わることで付与され、メンチカツは完成に至った。
深い満足感を与える肉と衣の持つ、くどさ。一口、二口と食べ続ければ胃にもたれ、手を止めさせてしまうそれを、酸味が程よく中和することで、満足感を残しながらさっぱりとした後味を与えている。
これならば、いくらでも食える。そんな確信を抱かせる、まさに天界に住まうという神の料理だった。』
・・・って引用していて、もうメンチカツが食べたくなって仕方がないです(笑)。
この絶妙な文章だけでも破壊力抜群なのですが、ここでじわじわ私たちの胃袋を攻撃してくるのが、異世界ならではの表現です。例えば、私たちにはお馴染みのジャガイモとかにんじんとかタマネギとかそういう言葉を異世界の住人達は知らなかったり、自分達の言葉で表現するので(例えば、引用にあった「オラニエ」はオニオン→タマネギのことね)、薄黄色の野菜とか橙色の野菜とかと表現されます。
・・・うん?カレーライスに入っている薄黄色の野菜・・・?あ、ジャガイモか!っという感じで一旦、頭の中で言葉の意味を咀嚼する必要があるのです。
つまり、本書を読む際には頭の中でその料理を具体的にイメージしなければならず、無条件に脳に対して美味そうな料理の描写が具体的かつ強烈に浴びせられるのです。著者の料理へのあふれんばかりの愛とともに・・・。
これはもう我慢ができる訳がないです!極めつけの飯テロ小説の完成です(笑)。
本書はライトノベル分類ですので、いい歳した大人が電車の中で読むのはちょっと恥ずかしいですが、このちょっと可愛い感じの表紙はブックカバーで隠し、本文中にたまに出てくるイラストは瞬殺のページめくり術を駆使すれば全然大丈夫(笑)。ライトノベルである本書ですが、その文章は引用でも分かるようにふわふわした感じは全くなく、むしろ硬派の方に属しているくらいで読み応えはあります。
もしあなたが、食べることが大好きで、ダイエット中でもなくて「ワタクシ、エルフとかドラゴンとかが出てくる本を読むとじんま疹が出てきてしまうザマスの~、ごめんアソバセ~」という人でないならば、本書は絶対におすすめです。
と言う���で、もう我慢の限界なので、近くのコンビニでゲンコツメンチ買ってきますね。ごめんアソバセ~☆。
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土曜日だけ異世界と繋がる食堂に人々が集い、幸せそうに食事を楽しむ素敵な物語。
こちらではごく普通の料理を異世界の人々が本当に美味しそうに食べる姿や、未知なる食べものと出会った時のいきいきとした描写が素晴らしい。
空腹感を刺激する料理とともに種族や価値観、文化まで異なるそれぞれの客の魅力的なエピソードまで味わえる珠玉の1冊。
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異世界食堂と聞き、なるほど料理人が異世界に転生して異世界の食材に四苦八苦しながら食堂を営む話かと思ったのですが違いました。
現実世界こっちの世界のオフィス街の商店街にあるビルの地下1階。そこにある「洋食のねこや」は平日勤め人で賑わうお店。洋食屋と言うもののメニューは様々豊富。その洋食屋には秘密があった。
週に一度土曜日にだけ、店の扉は異世界と繋がるのだった。
異世界からやって来たお客さんが、洋食屋で料理を堪能する。そんな連作掌編集。
やって来るお客は、所謂異世界ファンタジーの住人。魔法使いもいれば騎士もいる。エルフやドワーフやリザードマンも。しかしどのお客も一旦この店に入れば、種族間や国家間のいざこざも放り出して自分の望んだメニューを味わい堪能することのみ。
メンチカツ、エビフライ、オムライス、カレーライス、チョコレートパフェ、プリンアラモード。ありとあらゆるメニューが提供され、あっちの世界にはない味を堪能する描写にお腹が空きます。
掌編で為されているため、異世界住人の生活もちらりちらりと見ることができ、様々な疑問も少しずつ明かされていきます。
食べ物小説として美味しいもの描写を楽しみつつ、異世界ファンタジーの美味しいところだけ楽しむことのできる贅沢な一品でした。
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出てくるごはんが全て美味しそう。
2~3ページ程で完結する短編でテンポも良かった。
次の巻も是非読みたい
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1話読み終わるごとに食べたくなってくる。
食事の表現が上手いなぁと感じました
次の巻も読みたいと思います
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異世界グルメもの
この作品は「洋食のねこや」と言う
洋食メインの食堂がメイン舞台となる
食堂の店主が異世界に行くのではなく
異世界から客が来るというスタイルのストーリー
作品の特徴は
・異世界からくる客が多種多様で
人間以外の亜種も来る
・来る客が毎回好みの同じものを食べることが多い
・最も重要なのは食堂へとつながる扉が異世界に表れて
客を招き入れるのだがそれが週1の土曜日と言うことである
グルメものと言えば
作ることがメインの作品
食べることがメインの作品
食べることで有名な
ドラマシリーズが大好評の孤独のグルメ
これは異世界とは関係ないですが
飯を食う際の誰にも邪魔されず
真剣に食事と向き合う孤高の行為
異世界食堂に来る客たちもまさに
異世界の井之頭五郎? なんてね
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オフィス街近くの商店街のビルの地下にある「洋食のねこや」。
猫の絵が描かれた、年代物の真鍮取って付きの黒い樫の木の扉が開き、チリンチリンと鈴の音が響く。
週に一度の土曜日は「あちら」の世界からのお客でにぎわう洋食屋さん。
伝説のトレジャーハンターの記録を探ってたどり着いた少女、動物から得られる食物を食べないエルフ、人型で現れる女王、パスタを広めた大商会の元当主と孫、竜人部族一の戦士、旅するハーフリングの若夫婦。。。
メンチカツ、豆腐ステーキ、ミートソース、オムライス、クリームコロッケ。。。
あっさりと短編で語られる「あちらの世界」からのお客とサクサクで熱々、ときにふんわりと濃厚でとろりとした料理たち。
一篇が短いので、彼ら彼女らのその後が気になったりもするけれど、ねこやでの出会いが「あちら」の関係にも影響したりして。
ほっこりと温かくなる。
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異世界に週に一回現れる扉は日本の洋食屋に繋がる魔法の扉。
異世界の人々がひたすらに洋食食べるのが堪らなく美味しそう。