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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
子育てをしていると失敗してはいけない、ちゃんとやらないと、ってどんどんマイナスイメージに嵌まり込んでしまう。そんな時中川さんのこの本を読んでホッとしました。
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短いコラムが45編。
タイトルをみるだけでもほとんど読んだ気になれるし、2-3分あればひとつ読めて、順番に読んでも、タイトルが気になるものからつまみ食いしてもいい。山脇百合子さんのおなじみの装画の小さくて軽い本なのでかばんのなかに入れて持ち歩いてもいい。いそがしい現役おかあさんや保育関係者が隙間読書するのにぴったり。
巻末には中川さんの全作品リスト付きで傘寿記念出版ぽい。
こまごました焦りや悩みは御無用、とりあえず入学前の子どもはかわいがってさえいれば、衣食住を整えてたくさん遊んだり絵本を読んだりしておおらかに暮らしを楽しんでいればだいじょうぶよ、というエール。
とはいえ、子育ては甘いものじゃない、外見はなりふり構わなくてもいいけど、世の中には関心を持って(選挙にはちゃんといって)自分の健康管理は怠らなず、学ぶ心を忘れずに、としめくくりでしっかり釘もさしてる。
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『いやいやえん』や『ぐりとぐら』など、子どもたちに愛され続ける本を送り出した中川李枝子さんによるメッセージ集です。肩に力を入れて子育てに疲弊してしまっている親たちにぜひ読んで欲しいなと思います。子どもたちが子どもらしくいられるように、そこを保証することが人間としての能力を最大限に伸ばす鍵なのだということ、遊びの中から想像力は養われるということなどを、短い文章で簡潔に伝えてくれています。とくに子どもと本に関する第4章「本は子どもと一緒に読むもの」は、児童サービスにかかわる方には読んでおいて欲しいと思います。フロアーワークやカウンターで保護者に聞かれる質問に答えるヒントになることでしょう。
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子育ての悩みや不安な気持ちが、少し解消されました。
17年間保育士をされていた筆者が、自身の体験に基づいて、子供の気持ちとどう向き合っていけばいいかを指南されています。
「あー、そうだそうだ」と思う部分もあれば、「うちの子はそうでもないかな」と感じるところもありました。
子供によって千差万別。自分にはない考え方の部分を参考にさせていただきました。
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偏見だと思うが、幼児教育方面には確信に満ちて語る方が多いような気がする。どういうわけか。そしてわたしはそういうのがちょっと苦手。「ぐりとぐら」の中川李枝子さんは保母さんだったそうで、やっぱり確信に満ち満ちた語り口。でもさほどに抵抗がなかったのは、あのほのぼのとした絵の力かなあ。
「ぐりとぐら」にはずいぶんお世話になった。「すごく大きいカステラを焼く」っていうのが、もう本当に魅惑的で、絵本のオールタイムベストがあるなら(どこかでやってそう)トップの座を争うだろうな。
特に整理された話ではなく、説教臭い感じもするけれど、さすがにうなずけるところもある。「子育ては『抱いて』『おろして』『ほっといて』」なんて、いい言葉です。腕の中に抱いて密着して過ごす時期が、まあそりゃ大変ではあるが(いやまったく)、親子の黄金時代なのだよねえとつくづく思う。
子供が幼かった頃を振り返ると、もっとかまってやれば良かったなあと悔やむ気持ちになる。「あとでね」とか言わないで、片付けや洗濯なんか後回しにして遊んでやったらよかった。こういうことを思い出すとキリがなくて結構胸が痛む。でも一つだけ、これだけはやったなあと思うのが、絵本を一緒に読むこと。いくら自分も好きだとは言え、同じのを際限なく読むのはめんどくさかったけれど、これは頑張ったと思う。その記憶がずっとわたしを支えてくれている気がする。
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読みやすくって、1日で読んじゃった。
元保母さん視点の、押しつけがましくなく、読んでいて肩の荷が下りる文章ながら、ちょっと背すじがピッとするという面白い本でした。
カーチャン生活、適度な緊張感をもちつつ、子供と楽しくやりたいね。
何度も読み返したいです。
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2015.7.24
こどもにも自分の世界がある。その世界を尊重して、一緒におもしろおかしく味わさせてもらおう。お母さんが大好きなんだ。そんなおかあさんなんだ、私は。それに応える言葉、態度、気持ちの向け方をしていこう。絵本で想いを伝える。自分一人では子育てなんて到底できない。人生に大事なことは絵本の力を借りて、一緒に読んで感じて学んでいこう。これだけ、忘れないように。
2020.3.6
再再読。お母さんでいることを武器に。先頭に立ってものすごいことをしているんだから。そこは堂々としておく。今の時期を大事に育てていきたい。
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出産祝い何がいいかな、という時にこれ!産休育休とって保育園に子供を預けて職場復帰。想像できないことだらけで不安もあって。
自分の時に読んでいたら、少しは救われたんだろうか。それとも今子供が成長し少しは楽になったからこそそう思えるのか。
子供に対する温かい目線を取り戻すいい言葉。子どもはみんな問題児。疲れてぶつかってイラっとした時には開いてみよう。
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なんかありのままでいい。愛情が伝わってればいい。子どもはみんなわかってるよと背中をポンポンしてもらった気分。教育熱心じゃない母にはなんだかありがたい本でした。
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1時間でいっきよみ。
・保育園は親が働いているから行くのではなく、自分が行きたいから行くところ。うちなんかに閉じこもっていられない。何より遊び相手がいる
・子供の話はうそじゃない。本当。想像のなかで堪能している。
・注意するときは「そんなことをしたらお母さんが悲しむでしょう」が一番きく。
・なかなか遊べない子は想像力がどうも乏しい。
・お母さんは日々穏やかな気持ちでいればいい。
・何よりも子供の「心」を大事にする。
・子供は人に関心を持つことが大事。家に閉じ込めない。人を頼り、人に頼られ、人の間にいて人になる。お互い様です。それが自然で当たり前。自分はほんとうに大事な存在であり、自分以外の人も皆大切な存在なのだ。
・急をようする危険な行為には「これっ、いけません」とにらみ「おててピン」「あんよピン」。ごく軽くさわる程度にたたく。
・読み終わったら「おもしろかった?」と聞くのはヤボ。「もういちどよんで」と言われたらしめたもの。
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首もげるくらいうなづきまくってる。
1文目からもう最高。
お母さんたちにもお父さんたちにも、同業のみなさんにも是非読んでもらいたい、幸福な一冊。
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タイトルにぐっと惹かれて、懐かしい絵本でみた挿絵に惹かれて、まだ母親ではないし、子どもに関わるお仕事をしているわけではないけれど、読みたいと思っていた一冊。
章ごとのタイトルに伝えたいことがぎゅっと詰まっているのですいすい読み終えてしまいましたが、深く心に刻みたいことばかり。
特に読書の大切さについてのお話は自身の子どものころを振り返っても頷けることがたくさんありました。
母親になる、ということに気負うことは何もなく、自身も社会に目を向けて、こどもを社会へ送り出すまでにたくさん一緒に本を読む。
母親のロールモデルがまた1つ見つかりました。
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1歳と4歳のパパです。
HONZの書評をみて昼休みにさっそく三省堂で購入。中川さんは、ぐりとぐらであり、となりのトトロの主題歌の作詞であり、いやいやえんの、あの中川さん。
保育園に預けている二人の子どもたちのことを本当によく分かってくれているなあ、中川さんはいないけれど、うちの保育園もきっと同じように見守られてるんだろうな、と思うと、もっと子どもたちとの今を楽しまなきゃな、と思うのでした。
あたたかい眼差しと観察力は the passionate obserber の昆虫学者アンリ・ファーブルにも通じるものを感じました。
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この本のメッセージは「お母さん」に向けて書かれていますが「お父さん」と言い換えてもいいですよね。厳密には男と女で感覚が違いますし、お父さんがお母さんの代わりになることはできませんが(逆もしかり)、うちみたいにお父さんが育児をメインにしてる家庭もありますから。
子どもは良いことも悪いことも大人の想像を越えてくるので、どんな親も子どもに対して悩むことは多いと思います。それもそのはず、どの親も子育ての初心者で、その子育てが正しいかどうか時間が経たないと分からないし、まして何が正しいかも分からないですから。自分なりの基準を持つことが大事だと思います。
長年保育の現場に立ち会ってきた著者のこの本を読むことでヒントになることが多かったです。
子どもを叱るときは、軽く叩くんだけど、声だけはハッキリ「ピシッ」っと叱ると効くとのことで、試しています。
また、絵本の作者でもある著者が絵本と子育ての関係性を述べているところは書店づくりの参考にしたいです。
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中2息子と 小4娘がいます。私のこと、「好き」かな?…っと 彼らが もっと小さい頃の時を 思い出しながら 読みました。