紙の本
ビジネスマネジャーにはないリーダーシップ
2018/09/16 16:41
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投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
TEDトークで名を馳せた気鋭のコンサルタント、サイモン・シネックのリーダー論です。
仕事を管理するだけではなく、チームが安心して仕事に向き合えるようにする軍隊式のリーダーシップの有用性を説いています。
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リーダーは最後に食べなさい! サイモン・シネック著
2015/3/29付日本経済新聞 朝刊
題名は米海兵隊から来ている。上官は部下より後に食事をとり、「何が起きても自分たちを守り、見捨てない」と兵士に感じさせるのだという。著者は動画再生回数が2千万回を上回ったこともあるプレゼンのプロ。意外な例えを織り交ぜて、普通の話題を面白く盛り上げる技術を翻訳本でも感じさせる。人間が本領を発揮する時と脳内物質の関連性を分析した部分が秀逸だ。栗木さつき訳。(日本経済新聞出版社・1700円)
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「リーダーはメンバーを家族のように扱え」という主張がベースになっている。昔ふうの日本企業なら「そんなことをわざわざ外国人に教えてもらわなくても」と思うかもしれないが、本書が翻訳されて日本の書店に並んでいるのが現状であり、それはちょっと残念なことだと感じた。
本文にジャック・ウェルチへの批判があるが、本国でそういう視点があるということは、勉強になった。
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海兵隊の上官は、部下に食事が行き渡ったことを確認してから一番最後に食事をとる。リーダーは特権を与えられているからこそ部下のことを気にかけ守らなければならない。リーダー論、組織論、経営論まで、すべてに応用が利く解説。スパルタ軍のエピソード、「愛とは私たちを破綻する力を相手に与え、その力を相手が使わないと信じること」、「ルールやテクノロジーを頼ることはできるが、信頼できるのは人間だ」、ミルグラムの実験と数値化された消費者は姿が見えなくなる。「自分たちがたっているところは理解している。どこへ行きたいかも認識している。足りないのはそこへ至る旅である」
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今の職場文化、まさしくこの本どおり。
互いにけん制し、他部署への
押し付け。
報告事項は、自部門をいかにして
守るか。
数値だけ見て、全てそれで管理する。
信頼や協力といった言葉は聞かない。
いつも、でてくるのは
何パーセント、いくら削減、という
乾いたコトバ。
分かりやすい例がある。
引っ越しをするとき、費用をポンと
出してくれた人。
前日から、荷造りの手伝いをして
当日、一緒にトラックに積み込み
荷下ろしをし、片付けてくれた人。
あなた、どちらの人の頼みをききますか?
会社、上司は、褒賞や評価だったりを
与えてくれるかもしれない。
でも、一緒に物事考え、困った時に
手を差しのべてくれる人には
かなわない。
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須田役員推薦
様々な方が本書を読むだろうが、自身が一番、衝撃的な共感を示した自負がある。
記載されていることは、自身の思考のベースとなる「流れに逆らわない」を科学的見地。いわゆる生物学から論理的に解説し、シンプルな解決策を示している。
当該の思考や思想は、元々潜在していたにせよ、人材開発にて、100年先にも残る企業との見地から組織の育成に携わった時に行き着いた結論をさらに細分化したものだからだ。
また、ドーパミンに支配された状況や人員削減、様々な場面が規模は違えど、間違いとして紹介されている。間違いとした理由はいずれの企業も一時期より大きく後退したからだ。
本書は、まず自身が共感し理解するために読んだ。
次に自身の行動に反映させるために再読する。
そして、自身と同じ価値観わ共有するため、周りの社員に読んでもらう。
数値、確率だけではなく、個々の人が過去も、今も、そして未来も変わらず主役である。
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自分の要求よりも他者の要求を優先することにリーダーシップの真価があることを教えてくれる。そこに脳内物質をからめて説くから余計面白い。
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大きな飛躍を成し遂げるには、たしかに一歩ずつ前進しないといけない。だが、私たちを奮起させるのは小さな一歩ではなく、大きな飛躍を成し遂げるためのビジョンである。そしてそのビジョンを実現するために本気で仕事に取り組んだ人だけが、後に振り返り、自分が関わった仕事に大きな意味があったと断言できる。
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表題と内容はイマイチあってないが、いわゆるリーダー論。いくつかの事例を踏まえてリーダーが目指すべきチームについて書かれており、どちらかといえば組織論。