0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういう本を読むと、ごくふつうの企画でもひとひねりする必要があるのか? とムダに悩んでしまいます・・・合理的じゃないな。
投稿元:
レビューを見る
商品が売れないというのは、課題ではなく、結果に過ぎない
企業の課題を、買い手やエンドユーザーの課題に置き換えなければ、本当の答えにたどり着くことも、効果を上げることも難しい
他社の製品に比べて自社製品が秀でているポイントであるUSPは、本当に生活者にとって魅力的なのだろうか?
「商品の売上を上げたい」という依頼に対して、どのようなビジョンを描いていくか。それによって、企画で何を実現すべきかは違ってくる
全ての根源にあるのは「課題に気づく力」であり、そこから解決方法を紐解いていく一連の流れこそが企画である
企画書は企画をよく見せるためのものではない。自分たちが考え、結論としての企画に辿り着いたプロセスを共有するために存在している、と考える
ビジョンと課題をどう設定するかによって、企画は大きく変わってくる
課題の再発見や再設定ができなければ、ありきたりな解決策しか生まれない。いままで誰も語らなかった大義を掲げなければ、心を動かし、人を動かすことはできない
基本に忠実に、ビジョンを掲げ、課題を再設定することから始めれば、どんな案件にも臆することなく企画を立てられるようになる
普段から自分が疑問を感じたり、不満や不都合を感じたりする気持ちを受け流すのではなく、違和感として受け止める心構えをしていれば、その視点が自分の財産として個性を形作ることにつながる
習慣こそが、人をつくり、個性を生む
投稿元:
レビューを見る
「その企画、ちゃんとたくらんでる?」という問いかけ
からはじまる本書。企画書をつくることが目的化してして
しまい、肝心の企画そのものは、おろそかになってません
か?という著者の問いかけである。企画は現状を理想に
かえるための手段であり、現状の問題点を解決するための
ものではないという。
「たくらむ」とは、常識ではないことを考えるこや
予想や期待を良い意味で裏切り飛び越えること。そして
十分にたくらまれた企画は世界を前進させる推進力に
なるという。
たしかに有用な企画は必要。でも、パワポを使いこ
なして自己満足し、またその企画書をありがたがって
受け取る有象無象がいてもいんじゃね。世の中、有益
なものだけじゃ疲れますよ~。有害なものは、ない方
がいいけど、無益なものはすこしくらいなら、緩衝材
としてあってもいんじゃね。
投稿元:
レビューを見る
「たくらむ」ことの本質は、「そうきたか!」であり、それは、「なるほど!」「たしかに!」と「まさか!」「びっくり!」の掛け合わせであると。「企画をたてる」ということの、あり方、方法論など、自分自身がやっていることも、やっていなかったものあり、面白かった。
投稿元:
レビューを見る
ジョージアのCMや東北六魂祭など、数々の大ヒット企画を実施した広告マンによるノウハウ本。企画者に必要な心構えや行動を説いており参考になる。「クライアントが欲しいのは「企画書」ではなく「企画」である。もっと言うと、企画にたどり着いたプロセスが明確になったものである。」「マスとしての顧客を個人個人と捉えなければならない。」「生活者になりきるだけでなく、良い生活者になりきるべきである。」「壁は乗り越えられる人の前にしか現れない」「企画する際には情報を一元的に集約すべき」
投稿元:
レビューを見る
企画を考えるということ。
たくらむということ。
そこに大切なことは、
思い描く行為。
自分が実現したい未来。
それが見えてこそ、
何かをたくらむことができる。
ぶれない軸を持ち、
紡ぎゆく道の中に、
納得性と意外性を含む。
現状の課題を
なんとかしようという想いが
歩みを進める。
僕も進みたい。
投稿元:
レビューを見る
期待が外れた。良い事が書いてあると思うのだが、概念の説明がメインで、一般論から抜け出れていないもどかしさで終わってしまった。
問題は、解決すべき課題ではない。42ページ
3度たくらむ、の意図はちょっとよく理解出来ない…わざわざ持って回った言い方するほど「そうきたか!」と思えないんです。
投稿元:
レビューを見る
調達の企画部門にいる妻が、人事の企画が長い自分にと、これまた年末に置いていった本。
著者は電通のコピーライターであるが、まえがきで「世の中には仕事の数だけ企画が存在している」と語り、人事制度も例の一つに挙げられていたし、序盤は、
・企画とは現状と理想のギャップを埋めるための手段
・商品が売れないのは課題ではなく結果
・仮説を立てて実際に行動しながら検証する
など、どこかの大学院で聞いたことがあるような話が続いてかなり期待したが、後半はやっぱり電通の人の本という感じだった。
悪い本ではないが、今の自分には必ずしもマッチしなかったかな。
投稿元:
レビューを見る
子育てが大変というのは、課題ではなく、結果に過ぎない。子育てが楽になるためには、本当の課題を発見し、解決するほかに方法はない。目の前で起きている困った問題を、課題に置き換える作業を行う必要がある。
①課題発見力
ビジョンの設定、課題の再発見、検証
②発想力
ベネフィットの翻訳、コアメッセージの開発、コアアイディアの開発
③チーム力
コアアイディアの検証、アイディアの肉付け、実現への検証
投稿元:
レビューを見る
【概略】
企画を立てる力は、才能ではなく、伸ばすことができる能力。そして、企画は世の中を動かすベクトル。本書では、企画を実現させ、且つ、周囲の予想を覆す「そうきたか!」を引き起こすキーワードを「たくらみ」とし、どのような「たくらみ」でもって人の心を動かすか?を紹介するもの。
2018年10月16日 読了
【書評】
正直、自分の最大の欠点は、周囲への「たくらみ」が圧倒的に欠けている点なんだよね。友達へのサプライズ、退職する上司へのサプライズ・・・そういった、周囲を面白くする、心動かすようなことへの仕掛け・・・に対する関心が・・・薄い(困)
そんな自分だけど、チームを作り、プロジェクトを立ち上げ、その成功に向けて、沢山「たくらんで」いかないといけない訳だ。世の中はSNSのおかげで、自分ゴトに興味が集中してる。そういった意味で、この本に書かれている内容は、とても重要なんだよね。
気に入った箇所を何点か。たとえば「コピーやキャッチコピーを、メッセージと捉え直す」ということ。先日、とある会社の経営理念を作り上げる一歩目となる会議に参加したのだけど、共通したものがあるね。
もう一つ、「Why For What」。何を伝える必要があるのか?その伝えたいこと、何故、それを伝えたいのか?これは「どう伝えるか?」の手前に来ないといけないということ。とかく技術的なコトに目がいってしまいがちの自分にとっては、忘れてはならないことなんだよね。
一つ、事例として出されていた東北六魂祭の箇所について。せっかく事例として出してくれてたので、他パートで書かれていた部分とリンクする箇所、わかる範囲でつなげて欲しかったかな。これは、読者に、何度となく読みこんで、自分の中でリンクを作るんだよってことかな。
投稿元:
レビューを見る
①課題②企画③チーム、この3つを企む。
3つ全てで新しい発見をする。
そうして初めて理想と現実の間にある課題を解決できる。
そして、常日頃から自分が抱えている違和感や、強く思っている理想の世界を企画に盛り込むことが個性。
そうして「あなたがいなければ出来なかったら。」と言われる仕事を。
仕事では、企画では、自分をどんどん出していく。
世の中には面白い仕事はない。
誰かが熱意をもって面白くした仕事があるだけだ。
僕たちの仕事は、上司やクライアントを説得することに留まらない。世の中を動かすことである。
そういう面白い仕事は、今どこかにあるわけではない。
今から、課題も、企画も、チームも、自分で企んで作るものだ。
世の中には企画なき企画書が多すぎる。
できない理由を探すより、できる理由を探す姿勢に理想のチームのメンバーが集まる。
課題に対する答えを出すことが企画なのだ。
投稿元:
レビューを見る
著書より、商品を爆発的に売るためではなく、ユーザーの生活をより良くしたり、楽しみを与えたり、手間や不便を省かせる、人を中心に翻訳された特徴を端的に表現し、訴求することである。その結果、ユーザーが製品の価値を認め、その製品が売れることになるのだ。
自分の仕事にも置き換えられる。伝え方が変わってくる。商品ができるまでの過程や、思いが大切だと感じた。ただ一方で、価値もなく、ただ単に消費するだけの場合もあることも自覚したい。声がけに立ち止まるのは、1%程度だ。