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山内マリコさんの本はデビューから全部読んでおり新作が楽しみな作家さんの一人です。が、これは本当にびっくりするほど薄っぺらくて、なにも楽しくなさすぎて驚いた。なんじゃこりゃ。ペラッペラな上に、狙ってるのかもしれないけど失笑すら起きない寒い感じ。変な言葉遣いばかりで安っぽいし、あらゆる比喩、芸能ネタとか、安っぽさでいっぱい。くそつまらなかったです。
まぁ強いて言うなら装幀は好き。
表題作の可愛い結婚、悪夢じゃなかった?、お嬢さんたち気をつけての三本。どれも本当につまらなかったけどまぁ最後がまだ読めたかな。
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中編3編。さらっと。
家事が女性担当になりがちなのは何故だ。共働きならば家事は分担すべきだ。そうだそうだ。
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男が永久にわからない「女」という生き物を描くのが、山内マリコさんは本当にうまい。表題作の「かわいい結婚」では専業主婦の悲哀を明るく描かれます。でも・・・ああ、ホントに女ってよくわからん!
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・かわいい結婚
結婚を機に退職して専業主婦になった。でも家事はどれも苦手…これから一生こんな大変なこと続けなきゃいけないの?
・悪夢じゃなかった?
ある朝目覚めたら女の身体になっていた男。街を歩けば男の視線がうるさい、身なりに気を配ればお金がかかって時間もどんどん過ぎていく。女でいるってこんなに大変なのか…。
・お嬢さんたち気をつけて
お嬢様学校で出会った親友。卒業後は田舎と都会で全く別の道を歩むことになりー。
初めて読んだ山内さんの作品。短編だしとても読みやすかった。
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筆者、さらさら~っと書いているのかしら。
楽しみながら一気に書いている感じがして、読み手もその流れに乗ってあっという間に読める。
読み終わると、同年代の女性でなければ評価しないかもな、とも思うんですが、この軽快さ。もっと色々書いていく方なんだろうなと感じて、雑誌に引く手あまたなのも納得。週刊誌の連載も持っておられて、それは女性誌に乗せるような内容だったけれど、エッセイストと小説家のはざまで貴重な存在になっていくのかもと感じます。ただ、どこまでそれが伸びていくのか。危うさもあってそれも含めて気になるところでもあります。
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表題作を含む3つの短編集。装丁やタイトルの可愛らしい雰囲気と作品のギャップに良い意味で驚きを隠せないといった感じである。山内マリコってこんなコミカルなギャグ路線的なものも執筆できるのかという驚きも隠せないでいる。表題作の『かわいい結婚』が1番お気に入り。
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女性として生きていくなかで感じる、歯がゆいこと、不愉快なこと、さびしいこと、少し悲しいことなどを、日常のディティールをたっぷりと詰め込んで書かれた、例によってあるある感満載の作品集です。「かわいい結婚」家事に専念させられる生活を思い描けないまま専業主婦になってしまった女性のとまどい。「悪夢じゃなかった?」男性が女性を理解できていないことを変化球を使って表現。「お嬢さんたち気をつけて」田舎と都会にわかれて暮らす田舎育ちの女友達のライフスタイルの変化を比較。作者の女性観に微妙な変化を感じました。
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ここまではさすがにないでしょ⁉︎と笑っちゃうような設定だからこそ、女性のリアルが浮かび上がってたような気がした。
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いまイチオシの作家さんだが、この短編集は男性読者を置き去りにしている感があった。
それでも目が覚めたら女になっている話は、それなりに楽しく読めはしたが、内容にリカコさんならではの独創性みたいなものは感じなかった。読みたいのはこういうんじゃないんだよーと叫びたくなった作品。
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現代日本が舞台、推定アラサー女性が主役の短編小説3本入り。そこそこポテンシャルはあるが意欲も目標も低め、生活能力7歳児並の旦那の世話をしながら地方都市で暮らす女性、ある日突然女体化したお陰で、女性の視線から社会を眺めるハメになったアラサー男性、そこそこの学歴を経てそこそこの勤め先で働く、そこそこ仲がいい女性二人の、学生時代から就職数年目までの生活話。
大した夢もなく希望もなく、でも別に不幸でも貧しいわけでもなく、将来に絶望しているわけでもない。(ある種の諦観は全面に漂っているが)
とにかくいかにもそこら辺を歩いていそうなアラサー「女子」を主人公にした、ドライでクールで、さらっと読みやすい小説集。
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かわいい結婚…世間知らずのふわふわした女が結婚するとこうなるのだろうなと頷きながら読んだが、家事のバイトをして一発逆転ホームランを撃ち放つとは意外だった。
悪夢じゃなかった?…評価はこの作品。これも読みやすい作品で話の設定もカフカみたいで面白い。自分が男で良かったと実感した。服だけでお金が無くなるなんて拷問だ。女が自分のことで精一杯なのも頷ける。
お嬢さんたち気をつけて…お互いの頬をつかみ合う所を想像して苦笑した。女の世界の複雑性がよく表現されているのかなと思ったが、男の自分には実際のところは分かりません。
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結婚することは、食玩のおまけのおまけであるお菓子になるようなものだというのは、『かわいい結婚』に出てきた夫婦においてはその通りです。
女なら家事ができるというのは嘘だ、というのもその通りですが、米を洗剤で洗うようなヒロインが、たった1日日家事サービスのバイトを経験したからって、いきなりよい主婦になるはずないでしょう。リアリティのない話で残念。
『悪夢じゃなかった?』は、ある朝目覚めたら虫にではなく女性になっていた男のドタバタ。
化粧や身だしなみや行儀は、男性より女性の方が高いスキルを要求されているようです。
短期的に見れば女性が生きにくく、長期的にみれば男性が生きにくい社会なのね、ニッポン。
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結婚という微妙なキーワード。
簡単によめて面白くはあったけど、何か得られるものがあったかというと微妙。。
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「ねぇあんた、どうしても行くっていうの?」
「ええ、行くわ。せっかくのチャンスを逃すなんてバカな真似して、あとで後悔したくないもの」
「東京なんて住むとこじゃないってみんな言うじゃない」
「それは東京に出られなかった人たちの言い訳だわきっと。足を引っ張る常套句よ。そんなのでビビらせようったってそうはいかないわ」
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家事など最初が肝心よ
完璧にやってしまったらそれが当たり前に思われちゃうからテキトー適当
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