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紙の本
箸にも棒にもかからない「歴史戦」の中で
2023/08/21 09:47
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投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中公新書の「朝鮮王公族」の新城道彦が書いた王公族についての記事で、伊都子妃の「三代の天皇と私」が昭和2年から昭和3年にかけての外遊は「宮内省が嫌ってなかなか外遊を認めなかったので、「お忍び」の形になったと説明している」のは「しかし、これは彼女の思い込みであろう」と書いているが、これこそ「新城道彦の思い込みであろう」。「三代の天皇と私」の該当個所は張赫宙の「秘苑の花」をなぞっていると見ていいほど合致している。「朝鮮王公族」では言及していないが、「天皇の韓国併合」では参考文献目録に出ていて「大韓帝国の保護と併合」の寄稿文では言及しているので「秘苑の花」を読んでいるはずだ。ここに限らず「三代の天皇と私」の英王李垠を書いた個所は「秘苑の花」を下書きにしているのは間違いないと言っていいほど表現まで似通っている。「三代の天皇と私」が「秘苑の花」と合致している個所を腑分けして、他の史料と照らし合わせて分析するのは研究者の仕事ではないのか?また李鍵公の「朝鮮王朝の末裔」の引用文は韓国併合で「その結果朝鮮人が得たものは、安寧でも幸福でもなく、祖国のない民族の悲惨と植民地奴隷としての屈辱、それに伴う極度の貧困だけだった」から続くのだが、「朝鮮王公族」同様、引用していない。「韓国併合は半島の為になった」という前提が崩れてしまうので「別冊正論」のようなところで引用するのは無理だろうが。
豊田有恒の文章に出て来る「国際無銭旅行で大ベストセラーを出した評論家」はおそらく小田実で念頭に置いているのは昭和53年に刊行されたので二代目が拉致を認めた時に批判された「私と朝鮮」だろう。さて「凍土の共和国」のような有名な本で産経の記者が訪朝団に参加した「北朝鮮の記録」が言及されていて、脱北者が書いた「帰国船」では「北朝鮮の記録」から産経の記者が書いたものが大々的に注釈で引用されているのだが、まるで「あの大新聞」(朝日新聞)が帰国運動を煽ったかのようなキャプションをつけるのは無責任だ。何も帰国運動に限らず、総統府の肝いりで産経に連載して単行本化した「蒋介石秘録」に昭和12年の南京事件を書いているのに「南京大虐殺はなかった!歴史戦だ!」と言い立てたり、「週刊サンケイ」が休刊になって「SPA!」に模様替えしたのは大韓機爆破事件で朝鮮総聯の主張をそのまま掲載した事だったりしたのを忘れているのか?
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