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絵で見る音楽。
ある意味、「漫画で音楽を描く」という手法をとるなら、こういう物語が一番いいのかな、と。
「音(というより曲の持つイメージ)を絵としてとらえる」能力を持つ少女・いずみが主人公なのですが、当然、その能力を生かして音楽に手を出す・足を踏み入れる物語です。
なので、作風としては曲を絵として描く事で、音楽の楽しさ・素晴らしさを表現するスタイルになっています。…つまり、絵の力・表現力が重要になってくるわけですが、その点この作品は上手く描けているな、と感じます。…「がいこつおばけの盆踊り」はともかくとしてもw
「世界」と「炎」のイメージはそこまでの盛り上がり方も含め、実にしっくりくるものがありました。
この辺、音楽が分かる人が見たら、どう思うのでしょうかね?(私は音楽さっぱりわからないw)
また、人物描写も細に入り微に入り、なかなか面白くなってます。
対人恐怖症のいずみに、過保護なノリコ。そして破天荒な神様・弁天。
いずみの自立が軸になりますが、ノリコにもその成長と変化は影響していくようですし…そもそも弁天の無茶苦茶っぷりがなんともかんともw
いずみの才能を見出す事・ギターを授けた事以外はほぼ他に丸投げってどうなんだw 面白いからいいけど!
何気に露出高いのにエロさよりもかっこよさが強いデザインもいいですね>弁天
そんなこんなで結構先が楽しみです。具体的にはいずみのギターソロがどんな「絵」になるのか、が。
とりあえず、そんな簡単にギター弾けるようにならないぞ!というツッコミはなしの方向で(^_^;(フィクション、フィクション)