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なんらかの理由で生を諦めた少女の
美しい「夢」を映像にする機械
その機械化を進めるべくカウンセリングを行うのが
主人公の仕事だ
何事もそつなくこなし
誰との摩擦もなく生きてきた主人公だったが
とある少女を担当することで彼の道は大きく変わるのだった……
*****
んんーーー
最初は面白そうだと思ったのだけど
後半一気にサーッと引いていった
詰め込みすぎてたいそう薄っぺらくなった感が否めない気がする
まず8年間一度も?思い出さなかったアミカのことが
そんなに大事って言われても、はい?て思うし
ヴィルギニアの信者の暴走も突然すぎて、
何をそんなに熱くなってるんですか…?て謎だけが残ったし
(水面下で鬱憤がたまってどうのこうのだと思うけどよく説明されていなかったし、記憶がなくなる清掃の彼がどうしてそんなに不満がたまるのかよくわからないし、エルバが集会開いて云々みたいなのも遠くの話すぎて実感がわかない)
本当、なぜあんなに扇動されたんだろう…?
あとサンムーンがやっぱりどうしても薄ら寒くて
言うほど言葉に真実というか心がこもってないというか
あの演説を聞いてどうして動かされたんだろう…?
結局最終的に、出てきてタイマンしろよ!できないだろ!嘘っぱちめ!みたいな話だったような
何も響かない
ただすごい、設定とか
夢を売る少女の機械とか
その辺とても良くていいなと思ったのに
そっち方面もっと掘り下げてほしかったのに
サンムーン絡みの盛り上がり(特に盛り上がらなかった)が邪魔をして
とても微妙な読後感
駆け足みたいなラストもだから取って付けたような印象が残る
んーーーーもったいなくて残念