投稿元:
レビューを見る
山村、村八分にされた旧家、土着信仰、おかしな葬送儀礼…という、ジャパネスク・ホラーのスターターキットみたいな作品
そういった類に触れたい人にはうってつけ
最後の段「妄想」パートで怪異についてつまびらかにした上で、それが本当であるという確証はどこにもない
それゆえに、怪異は「怖い何か」として読者の心中にも生き続ける
作中におけるすべての現象を解説しないのも、説明がつかない事象の上に怪異というものは成り立っているから、と個人的には考えられる
決して「説明不足」ではなく、そこにホラーとしての美しさがあるのかもしれない
投稿元:
レビューを見る
三津田さんのホラーは、現実と想像の境い目をあやふやにするストーリー仕立てになっているため意味もなく怖く感じることがあります
それもあって、随分と積読になっていたのですが、意を決して読み進めたところ、屍相学探偵の婆ちゃんが出てきたり、ちょっとエンディングの持って行き方が飛躍しているように感じられる部分もあったりと、今回は☆3つにしました
投稿元:
レビューを見る
ホラーとミステリー、現実と創作の間を漂うなんとも不気味な小説です。
序章と終章の主人公が三津田信三本人を思わせることから、これは本当にあったことなのでは…という気持ちになります。
民俗学がベースとなっているところも説得力がありよかったです。
1人の時に読むと周囲が気になりキョロキョロしてしまうこと必至でしょう。
投稿元:
レビューを見る
ホラーかと思ったら文章にするとそこまでで暑さを忘れるということはなかった。
気温39度まで上がればそっちがホラーだ。
ホラーは映像が1番だと思う。
投稿元:
レビューを見る
怖い。怖い。怖い。しばらく隙間が見れなかった。どんどんのぞきめの事がわかっていくのが恐ろしく、また好奇心をくすぐられた。
投稿元:
レビューを見る
さくさく読める文体。
異なる時代で異なる二人の視点から語られる怪異を小説家が読み解くスタイル。
投稿元:
レビューを見る
"俺が体験した怖い話を聞いてくれ!"
最初は、そんな心構えで読みましたが、
読み進めていくにつれ、徐々に引き込まれて
謎が大きくなっていき、、、、
最後に三津田先生なりの解説で占める作品ですね!
これは好き嫌いが分かれる作品かなと思います。
四十澤さんの、記録ノートが旨く分かりづらさを
表現してるので、ただ単に呪いが蔓延している村に
友人の葬式に参列し、不可解な現象が起こる青年。。
っていう感じしか読み取れなかったす(笑)
個人的には、三津田先生の解説で妙に筋が通っていた
部分が大きかったです。
自分でも、そこまでは予想出来なかったので十分に楽しめました。
(※ただ、そこまで予想するー?っていう所もあった(笑))
言っちゃうと"Another"的な感じになりますね。
皆さんも、この本を読むときは誰かに"覗かれて"いないか
注意してくださいね。。
僕は、耳鳴りがひどかったですよ。。
投稿元:
レビューを見る
自分が現場に入り込んだような、臨場感を味わいました。言葉の選び方も好き。構成も、とても引き込まれる面白さ。
投稿元:
レビューを見る
ちょっ……
怖すぎ((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタ
久しぶりに背筋がゾワッとしました…
ーーーーーーーーーー
ホラーミステリー作家の先生が、昔知った怪異譚。
ある経緯で手に入れた民俗学者の古い大学ノート。
偶然にも同じ地が原因で起きている奇怪な現象を知ってしまった「僕」にも、
作品を読んでいる「あなた」にも、
何かと目が合っても……
………と、警告は『序章』でされています。
ーーーーーーーーーー
いや、怖いよ。
私、この手の怪談が1番怖い。
なんせ「1番怖いホラー映画は?」と聞かれると、
「本当にあった呪いのビデオシリーズ」って答える程「何か起こっても知らないよ」系が1番怖い…(-∀-`; )
途中で停止しちゃいますし…笑
『序章』を読んで、
「え?これ系?」って、躊躇しちゃいました。
いや、信じてませんよ。
私は、超常現象信じない派なんです。
たいていは、どんとこい超常現象!なのですが…
読み始めて半分、
風呂でシャンプーしてる間が何か怖い。
夜中に何度も目が覚める。
いやぁ〜
堪能しました〜(恐怖を)
三津田先生、ありがとうございました。
背筋がゾワッとなるような本にはなかなか巡り合えません。
言葉の選び方や文章の組み立て方が素晴らしく恐怖を掻き立てます。
読後にこの表紙のイラストを思い出すと、また読む前とはちょっと印象が違って見えます。
『序章』で先生が、怪談奇談に対する姿勢を書いた一文
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ああ怖かった……と言えれば、それで満足する。
その話に解釈などは少しも求めない。
実はこんな因果応報がありまして、という説明など況して無用である。
飽くまでも訳の分からないものとして、怪異はそのまま存在しているのが好ましい。
(本文より)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
私も怪談に求める所はここだと思っています。
何だか分からないから怖いのだ。
海外のホラーも日本の怪談も、オチをつけて終わらせたいのか、ラストを美談にしがちです(^▽^;)
それはそれで面白いのですが、私の求める所は↑ですよ。
ただね、ただよ……、
三津田先生の作品はどれもこれも(すごく良い意味で)私を裏切ってきます。
読んだら分かる。
私が知らないだけで、世の中にはそんな作品だらけなのかな?
だとしたら生きているうちに読めた事に感謝します^ ^
最近背筋をゾワゾワさせてないあなたも、
夏に刺激が欲しいあなたも、
日本の怪談奇談に弱いあなたには満足な一冊になると思いますよ♡
投稿元:
レビューを見る
書き出しから妙にリアルで、最後までビクビクして周りキョロキョロしながら読み終えた私はまんまと作者の思い通りなんだろうな(笑)
だって実際にありそうだし!普段から隙間とか怖いもん!終始怖かった…
ラストのまとめは、そんなきれいに繋がってることあるかね?って少しやりすぎ感あったけど、面白かった
地形とか景色がいまいち想像できていない部分もあるから映像でもみてみたいけど、映画酷評されてるよね〜(笑)
投稿元:
レビューを見る
小説の世界に作者と思われる人物が登場するメタフィクション的なホラー・ミステリ小説。メインは二話の「実話怪談」であり、怪異の“のぞきめ”にまつわる物語。前半・後半共に恐怖を煽る描写が多数ある。そして終章で二つの怪異譚がつながる伏線回収が美しかった。
投稿元:
レビューを見る
2つ目のエピソードが同じようなシチュエーションの連続で些か間延びしている様に感じられたものの
大学ノートの記述が作者の創作では無く、実在のものだと考えると合点が…怖っ!
それでも終章の畳み掛けはお見事です。
あくまで推理としても犯人とおもしき人物がいるのでは?と考えられる辺り刀城シリーズに通じるものがあり面白かった!
投稿元:
レビューを見る
のぞきめの容姿が詳しく描写されてないのが気になってたが、実は生きてる人間でしたってえええ⁈
大変ミステリー色の強い作品でしたね。逆に映画見てみたくなった。CMみたいな絶叫シーンどこにあった?
投稿元:
レビューを見る
田舎のヤバイ村系。
物語自体は大変面白いと思うがが、何故かあまり入り込めず、リアリティを感じられなかったのが残念。。
投稿元:
レビューを見る
中盤若干だれましたが、全体的にしっかり怖いし読み応えありました。
最後の回答編は蛇足と感じる方もいるかも(私は好き)