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「不憫BL」で初めて拝読したときは、湿度80%のじめっとした感じだったけど、続編ありきだと結構…日の照りながら雨の降る、決して救いのないものではなかった。カバー下は同居してるしねムフ。弟の感情は読者に委ねてる?のかな、お互い罪にくるしんでたんだという回想シーンがとても切なくて泣きそうでした。
弟受けかぁ(未結合だけど)逆のイメージなんだけど。
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愛だねぇ。
兄ちゃんの弟に一途に変態なキャラも愛おしいけど、弟もツンケンしつつ完全には突き離さない、受け止めるともニュアンスが違うような、でもそこには「愛」があると感じた。
客観的に完璧でも正解でなくても、在るものがすべてだなぁ。
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どちら側に感情移入するかで解釈が違ってくるかもしれない。父親と母親の再婚で義理の兄弟になった兄・公崇(中3)と弟・夏央(中1)。勉強を教えてくれる賢いお兄ちゃんが可愛い弟に只ならぬ恋をしている…可愛い弟が性的な意味合いでも欲する存在になる。
夏央はキミが同級生の局部をくわえて致している場面に遭遇し、学校で兄はホモであると言いふらし、学校と言う居場所をキミから奪う。キミはそれを甘んじて受けるかの様に、学校を辞めて引き籠り、コンビニでバイトはしているがいわゆるニートに近い。
弟の自分が好きだと言うキミに、夏央は辛辣な言葉と高慢な態度で接するが…
夏央にとっては、兄がホモで男と致していると言う事よりもショックだったのは、大好きなお兄ちゃんが家の中に性的なものを持ち込んだことに対する十代の潔癖な部分を侵略された事に対する怒りだろう。キミから見ると、隣の部屋に彼女を連れ込んで致している夏央がヤリチンに見えるかもしれないが、それは性的な部分に傷を負った人間が「そんなものは怖くない」と怖さに対峙するための防衛本能の結果じゃなかろうか。
終盤で夏央がインポになってしまったのは、やっぱり兄の自分に対する性的な欲望を目にしてフラッシュバックを起こしてしまったんじゃなかろうか。
キミは夏央の根本的な優しい性格に甘えているのだ。夏央も、いつかは自分が好きだった頭のいいお兄ちゃんに戻ってくれるんじゃないか、と言う期待を捨てきれずにいるので、完全にキミを拒絶できないんだろう。そこにも、夏央の優しい性格が表れている。
これはBL作品かもしれないが、キミが夏央でシコるのは止められないだろうが(表紙裏を読めば至極納得に至る)夏央はキミの為にも許してはいけない気がするよ。禁断の兄弟愛、なんて展開は起こらなくていい、彼らは出会ったころの兄弟には戻れないだろうけど、兄弟でありながら実際は血の繋がりがない他人な訳だから、同性愛と言う恋愛関係になってもなんら障害はないのだが、キミは夏央にとって賢くて大好きなお兄ちゃんであろうとする事を止めてはいけない、夏央も、大好きなお兄ちゃんが戻るのを諦めてはいけない、そう言う読後感だった。
BLだからと言って二人がくっつかなきゃいけない、なんてルールはない(笑)
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志村貴子さんの初BLめっちゃ面白かった!義兄弟同士なのに仄暗さは一切なし。兄のストレートな変態さとそれをバッサリ切る弟の掛け合いの面白さ。志村さんなので漫画の上手さはピカイチ☆繊細な心の移り変わり、特に弟の好きなのに嫌いという微妙な感情の描写にきゅんきゅんします(๑´ω`๑)♡キュン そしてそれを笑いを交えていかにもあっけらかんと描いているところが素晴らしいと思いました。二人暮らしのその後が読みたい!
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BL久しぶり。
志村貴子さん初ということで気になって、わりとライトかなと思ってほぼジャケ買い。
くすくす、にやにやしちゃうような。こっそり家で読みたいマンガ。
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まずちんこ踏むシーンがあって幸せでした。踏むというか
距離感やその人らしさがリアルで素敵でした。あくまでふつうじゃない兄ちゃんでも兄ちゃんでいたいという思いが可愛すぎました。
兄弟ってこういう距離感だよなあうんうんという感じ。遠慮無い物言いと過去を知る者どうしというエッセンスがとてもよかった
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義兄弟もの。公崇は不憫というよりダメ男の印象が強かった。変態は好きなのだけれど、好みとは少しズレるというか、ほんとダメダメすぎた…( ̄∇ ̄)ていうか、これって結局両想いってことでいいんだろうか…。わかりにくくて、何だかすっきりしない。それもこれも公崇の聞きわけが良すぎるせいよね。夏央はツンデレだろうから、もう襲っちゃえばいいのに…。カバー下でくらい男見せてほしかった…。
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あー……涙が。
滑稽で、いとおしくて、あほで超切ない。
そしてめちゃくちゃかわいい。
ノンケの弟に軽蔑されてると分かってても抑えられない兄の愛(変態)がどう、しょーもないから、胸が痛くなるほどかわいい。
126ページで「もう、兄ほんとばか……」と思いながら泣き笑いになってそのあとはずっと泣いてた。悲しいんじゃなくて、なんか色々な感情(from my 記憶)が押し寄せて。ラストは涙目のままうふふ、って笑ってエンド。志村さんBLをもっとどんどんお願いします。
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ふんわりしたタッチの優しい絵柄とキャラクターの言動の生々しさのギャップがクセになりました。
血が繋がってないとはいえ弟に対してかなりため込んでる兄の色々とこじらせている感じと、会話なども含めてあけすけな表現が面白いと思いました。
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志村作品、ずっと気になってて、初読みなのですが、この絵柄でえろいなんて…!
ほわっとした関係でおわるところもすきです。
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なんか帯の書いてあることと中身は微妙に違うような…「欲情が甘く痺れる、ダメ恋ボーイズラブ♡」ではない…いや間違ってはいないんだけど、そんなにテンションの高い話ではなかった。
さすが志村先生っていうか、BL専門の人じゃないっていうか、妙にリアル?いやBLにリアルもなにもないけど、生々しい?
ふつう、物語ならここで劇的な変化が起こるよね!ってところで、何も起こらない、大きな変化はない、気まずくもそのまま生活は進む。ストーリー的に派手ではないけど、でもこういうもんだよなーみたいな。
あんなに嫌ってたのに結局受け入れるんかい!って思ったけど流されるか、高校生やもんな。
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以前、「不憫BL」で見かけていた、志村センセによるBL。
弟が好きすぎてどんどんダメダメになってる引きこもりのバリゲイ義兄ちゃん。そして、そんな義兄ちゃんにガッカリなリア充高校生の義弟くん。
アンソロで読んだ時には、公嵩のダメっぷりに残念だね~ってかんじだったんだけど、こうして全編通して読んでみると公嵩と同じくらい夏央も義兄ちゃん大好きすぎてっていうのがすごく伝わってきて、ほのぼのさせられました。
…いや、やってることは大概ひどいんですけど、それでも好きだからこそどうしようもなくてこうなっちゃった…感がひしひしと感じられるので微笑ましくもあるんですよね~!
かわいい!萌えました…w
よかった場面のひとつが、公嵩が夏央に傘を持っていくところ。確かに嫌われてたら頼んでこないよね。
あと、公嵩の将来をめちゃくちゃにしたと罪の意識にかられてる夏央を責めたりせずに、あくまでも自分の意志だと思ってるところは男前だけど、しっかり下心は忘れてないところにもキュンときちゃいました。
義弟ドSかとずっと勘違いしてました。そうじゃなくて、義兄ちゃん大好きをこじらせてたんですね!勉強見てもらったりして、ずっと甘えていたかったのかもw
今後の二人の状況が気になります。ちょっと大人になった公嵩と夏央の同居ラブをぜひじっくりと覗いてみたいです。地縛霊の実況も面白かったけど…!
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雰囲気や表現が割と好きな志村貴子さん。
私の中では、不動の百合~レズビアン漫画を描かれる方なので、
blを出版されたと聞いて、どんなものかなぁと購入。
やっぱり、雰囲気は独特ですね。
でも何だか、志村さんの個性と、
blニーズとの合間で調整をはかっているような印象を受けました。
bl一冊として出版するのは初めてだからかな?
生々しくてふわふわしていて、
軽くて、真剣で、面白くて。
そんな空気感でした。
今後もblを描かれるという事ですが、
志村さん…百合~レズビアンも、忘れないでね(´・ω・`)
…と、私は少し不安になってしまう(好きだからって想いからですが)
やはり志村さんは百合ビアンが光ります…
でも、この漫画も悪くないですけど!
(´・ω・`)
───────
二回読みました。
気持ちが落ち着いたからか、
やはり普通に面白かった!
悪くない、うん。
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BLは普段あまり読まないが、好きな作家が書くときには読む。
本作は志村先生初のBLコミックとのことだけれども、これまで「どうにかなる日々」や同人誌でも確かBLは書いてたし、何よりこれまでいろんな性のあり方について書いていた方なので、まだ出てなかったんだ、意外、ぐらいの感想。
お兄さんがほんとにいい人で、でもほんとにダメな人なのが萌える。なんだかんだで受け入れちゃう弟も。
決してベタベタはしないけれども突き放せもしない、その微妙な生温い距離感がリアルな肌触りを感じさせる。
そして血の繋がってない息子も実の息子と同様に可愛がって、心配して、大喜びするお母さんがかわいいです。
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圧巻の一言です。
ある意味あきらめない兄 公崇にゆるゆると溺れていく義弟 真央。少しずつ少しずつ自分の本当に考えていた気持ちと向き合い、兄を受け止めていく真央の描写に、読んでいて気づけばハマっていました!読み始めはあまりに公崇が不憫でうわちゃぁて同情していたのに、中盤、風邪を引くあたりでアレもしかして小悪魔系なのかな?て真央くんが気になり、ラストまでに色々と公崇への気持ちをモノローグであったり言葉で直接言う姿に感情移入していました。
とにかく丁寧に、時折かるくギャグっぽく、愛しさが伝わってくる作品でした。カバー下も面白かったです!あと何気に父ちゃんがカッコイイ面でした!