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好きになったら一直線! (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) みんなのレビュー

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  • 出版社:ワニマガジン社
  • 発売日:2015/05/22
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コミック

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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.5

評価内訳

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紙の本

性交公認部活動の官能青春恋愛物語

2016/04/24 17:20

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:DSK - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初に結果を申せば、陳腐な表現かもしれないが「如月群真史上最高傑作」と個人的には断じたい。かの学園戦車道アニメに着想を得たようにも思われる「性交道」なる教えに基づいた部活動として高校生の学内セックスを公認とする(競技会まである)ブッ飛び設定は今となっては如月作品ならではというべきもの。初見なら「は?」となろうが、真正ファンなら開き直って「今回もオモシロ設定キタね~」であろう。これでメインヒロインが主人公以外の男とも交わり始めると話は違ってくるのだが、今回は上手く整理されていると思う……サブの面々がくんずほぐれつなのは相変わらずだが。

主人公とメインヒロイン【奏】は入部したばかりの新1年生。これにより部の同僚から先輩に部長、そして顧問の女教師にOGでヒロインの姉【葵】といったサブヒロインを幅広く登場させることに成功している。家元の娘で全国レベルの実力と人気を兼ね備えた葵は「性交道」のカリスマであり、これに対抗したい現役生のトップがライバル校にいながらプロとしても活動していて、そして徐々に主人公の恋のライバルともなる広がりがある。また、「性交道」のサラブレットたる奏はカリスマな姉がいる身として悩みもある。部内では顧問の指導で練習に明け暮れる中、ほんわかした部長の実はしたたかな一面がコメディエンヌの役割も果たしており、全体としては部活動を通した学園群像劇の様相ですらある。やけに大勢が描かれた表紙カバーイラストがそのことを示しているのであろう。

だがしかし、初心者にして逸材とされる主人公が主だったヒロイン全員と交わるのはお約束。それだけに旺盛な官能も同時に盛り込まれており、むしろ、旺盛な官能を描くための学園群像劇と言わねばならない。

部活動から競技会へと駒が進む中、あくまでもパートナーとして主人公とは距離を置こうとしていた奏が次第に打ち解け、想いを寄せていく様子も描かれており、部活動の内容が内容だけに他の女と交わる主人公にやきもきしながらも打ち明けられないいじらしさがイイ感じの恋愛要素となっている。所々に挟まれた数頁の「オマケ」が程良いスパイスを利かせる中で最後に奏が見せた主人公へのおねだり破壊力は凄まじく、2人っきりの時にだけ見せる甘えっぷりには胸キュン死してしまいそうである。

競技会への出場も終えた文化祭では一般開放されて、つまりは一般人も交えた酒池肉林がダイジェスト的に描かれる中で生真面目な顧問の先生が(まだ若いのに)年増女の悲哀を湛えつつ、それでもオンナを思い出したかのようにこっそり主人公を求める可愛らしさがあった。これによって描かれるべきが全て描かれたような消化不良のなさも感じたところである。

確かにココロよりもカラダが男を求める女の品のなさがクローズアップされる作風ではあるし、今回もまた誰とも交わるお下劣感はあるのだが、少なくとも奏には(主人公の勘違い妄想を除いて)操と矜持を持たせたことで作者としても線引きの頃合いが改めて確認できた作品にもなったのではなかろうか。作画に関しては今更ながらの最高級。表紙カバーイラストそのままと思っていい。

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紙の本

こういうの好き

2015/05/31 15:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:麻討浄 - この投稿者のレビュー一覧を見る

こういう部活でやるという設定も好きだし。純愛も入れてるのがさらにいい。もてもてで面白かった。

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