紙の本
60の手習い
2016/02/14 12:09
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投稿者:よっちゃン - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生時代に習った世界史と違った角度からの解説でどんどん読む速度が上がった。それぞれの事象の背景が理解できた気がする。この次は、日本史に進もうと思います。
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19世紀後半の帝国主義から21世紀の現在までの世界史を、タイトル通りもう一度読んで振り返る一冊です。
なぜ世界は二度も大戦へと向かったのか、なぜファシズムは生まれたのか、冷戦とはいったい何だったのか、中東に和平は可能なのか…。様々なトピックの解説が所々に入り、時代に沿って世界情勢を見ていくことができます。そこから、現在の世界情勢が見えてくるかもしれません。より詳しく学びたい方には同シリーズの『山川世界史用語辞典』(209.7)をセットでどうぞ。また、日本史のみを取り扱った『山川日本近代史』(210.6)『山川日本戦後史』(210.76)も所蔵しています。
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人生で初めて読んだ現代史。欧州に暮らしていると歴史を知る重要性を強く感じるが、中世・近世・近代よりも、現代史の影響が大きく影を及ぼしていることを改めて認識した。
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歴史の教科書に定評のある山川出版社から出ている、世界現代史をざっくり学べる本です。
ボリュームがすごいですが、南北問題や民俗問題のルーツを知ることができます。この本に書かれたことくらいは、今を生きる人間として知っておいた方がいいなと思いました。
日本を含めかつての「中心」諸国が、世界に何をしてきたか、その上に今の自分達の生活があることを覚えていなくてはならないと思わされました。
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「現代史」の解説書であるが、では、「現代」とは一体いつからなのか、という疑問に対して、本書は下記の通り答えている。
【引用】
現在、歴史学の世界でもっとも一般的とされるのは、今日の世界のあり方をつくりあげた帝国主義時代、すなわち19世紀の末からである。
【引用終わり】
18世紀から19世紀にかけて西ヨーロッパを中心に進行した産業革命と国民国家成立・形成が、資本主義の「近代」世界システムをほぼ完成させ、そこから帝国主義の時代に移った段階で現代が始まるとしている。
現代社会を理解しようとすれば、歴史を遡って理解する必要がある。太古の昔からの世界史を勉強するつもりはなく、現代社会を理解するための「現代史」を勉強してみようと手にとってみたのが本書である。
世界史は(大昔の話ではあるが)、高校時代に勉強した。ただ、このあたりの年代、すなわち現代史は、入試に出題されることはほとんどないので、あまり真剣に勉強しないし、学校の授業でも「流す」感じであった。
大学入試のために勉強した「世界史」を思い出せば分かるが、こういう本を1度読んだからといって、歴史が頭にきちんと入るわけではない。反復的・継続的な学習が必要だろう、とあらためて思った。