紙の本
イヤスミ度はかなり低めです
2021/05/15 14:44
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投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
湊作品は人間の内面の嫌なところが全面に出てる作品が多い中、こちらは内面よりも行動に重きを置いてるように感じました。イヤミス度も低いですし、短編集なので読みやすいです。読み終わった後、どっぷり疲れる事もなく、どちらかというと爽やかで切ない読後感なので、今までの湊作品が嫌いな人にもお勧めです♪罪悪感や秘密は誰にでもあるからこそ、短編の中の誰かに共感できるかも。
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引き込まれて行く短編集
2017/06/15 19:54
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投稿者:ピコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
独特な語り口で、しかもぐいぐい引き込まれて行く流れは、今回の作品も健在。それぞれ宝石にまつわる短編に、心にしみます。
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読後感がすばらしい
2016/11/18 11:24
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投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
湊さんの作品なのに、読後感が素晴らしい!(笑)
最初の物語で、あれ?一人称は男性なのね??
でも物語は不思議な女性が主導を握ってて。。。
ムーンストーンのお話が結構好きだと思ったんだけど、
サファイアから続くガーネットのお話が素晴らしかった。
物事には、やっぱり表と裏があって、でも心の持ちようで、
その裏が表になりうるんだ!!
ってものすごい元気をもらった気がする。
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一気読み
2016/03/22 21:12
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投稿者:けぇちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白くて一気に読みました。
同じ言葉が何度も出てくるので、読み終わっても頭から離れません。
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イヤミスの女王、湊かなえの短編集。今回ばかりは結構良かったな。特に「サファイア」と「ガーネット」。彼が亡くなった後に知る真実もあるんだ。ちょっとホロリとさせられる。たまにはこういうのもいいよね。
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湊かなえの短編集。
『宝石』がテーマになっており、各短編はそれぞれ宝石の名前がそのままタイトルになっている。
長編と違って読後感に希望が持てるものが目立っていた。『イヤミス』と呼ばれることが多いが、ちょっと違った一面を見ることが出来る。
『ダイヤモンド』『猫目石』『ムーンストーン』が良かった。『猫目石』は『イヤミス』系、他2つは希望が持てるラスト。
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どの短編も面白いのだが、読後感のもやっとした感じがなんとも短編らしいっちゃ、短編らしいなあ、と思ったら、最後の作品には泣かされた。
さすが湊!
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201505/最初の一遍があまり好みじゃなく、今回はいまいちかな~と思いつつ読み進めたら結局面白くて、やっぱり湊かなえだった。
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文庫本化で再読。絶唱を読んだ後なので、なおさら思うのかもしれいないけど、モノローグで語られる女性作家が自信を投影している感があり、作者の遊び心なのかもしれないが、読者としてはそれに翻弄されるのが、また楽しい。
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20歳の誕生日。恋人に生まれて初めておねだりをしたわたしだったが、そのために大切なものを失うことになる。(表題作「サファイア」より)
2015年5月21日読了。
湊さんの作品は後味の悪いものが多い……確かにそれも一理あるとは思います。
でも、決してそれだけではないと思っています。でなければ「次も読みたい」とは思わないはずですし。
人間の心の闇や怖さをメインに描いているものが多いのですが、その中に仄かな光が感じられるのです。
今回の短編に収録された「ムーンストーン」、そして「サファイア」の続編にあたる「ガーネット」にはホロリとさせられました。
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7つの短編からなる本。
個人的には、ムーンストーンが好きで、サファイアとガーネットに暖かみを感じつつ、意外に猫目石も、作品として、面白かったな。と、思った。
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イヤミスとはこういうものなんだなと思わされる。短編集。でも、途中でやめると、続きが気になって読みたくなる。受け止めるにはエネルギーが必要なのに癖になる。初期作品をほとんど読んでいないので、この作家さんのこういうもの初めて読んだなあ。
でも、最後のガーネットの結末で、何となくちょっと救われた気もした。
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宝石がどこかに出てくる短篇たち。ギクッとしたり、ホッとしたりしながら心の奥にあるちょっと黒っぽい物を出して見た感じがする。
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短編集なのでサクサク読めました。
そしてあいかわらず後味の悪いモヤッとする終わりの話も多数。
でもこの人のは黒くてもアリです。
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購入・再読。
面白かった!!
イヤミスではなく読後感はいい。
「ルビー」はほのぼの家族と老人福祉施設の「おいちゃん」の話。
「ダイアモンド」はちょっととぼけたユーモアのある、鶴の恩返しならぬ雀の恩返し。
「サファイア」と「ガーネット」は連続した話。地味な女の子の恋愛とその後。
宝石に神秘の力はなく結局は自分の有り様という、希望の持てる話だった。
2012.10.27
宝石をモチーフにした短編集。
とても面白かった。
この作家にしては毒がなく、心暖まるものもあって、読後感はよい。
(図書館)