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自分の居場所は君の隣。
なにがあってもそこへ帰る。
人を好きになるって盲目的でもあり、その人のためならなんでもできるってことでもある。
俊のはなんだか、極端だけど。
俊が好きになった渚は、ほんとに太陽のような人で、その娘の翼はそれがちょっとしんどかったんだろなと思う。
裏社会のいろいろがずっと描かれていた中で最後の章はみんなが救われた気がしてほっとしました。
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どう転ぶんだろうって思いながら読んだ
主人公が早瀬くんなのかなって
でも翼ちゃんの話だったんだね
翼ちゃんのしかるべき所はどこだったんだろう
早瀬くんの所なのかお母さんの所なのか
豊くんには翼ちゃんのしかるべき所になって欲しいな
最後の話がいきなり急展開でびっくりした
デリヘルって過激で本多さんは取材のために利用したのかしらとか思ったり
でも読み終えたらなんか本多さんらしい話だなって感じた
昔の本多さんみたい
MOMENTとかあの時代の
冷たくて鋭い感じなのに奥底は暖かいみたいな
本多さんには死と言うものが近いんだろうな
わかる気がするよ
僕も死は近い気がするよ
だから死に関して描かずにはいられないんだろうな
ずっと
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物語としては 面白くて 次々読み進めたけど…
ラストの章で 純愛になっていい感じになってるけど…
人としても母としては いささか
共感はできないかも。
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2016年の2冊目で満点は出せなかったのだけど、ほぼ満点。1日で読み終えた。他の人のレビューにも書かれていたけど、『真夜中の5分前』の本多孝好がやっと帰ってきたという感じ。舞台がデリヘルで、その客と店の人間との話というのも、現代を切り取っていて、いい。風俗で出会った女がファム・ファタールでといえば、やはり相米慎二監督『ラブホテル』を思い出す。
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久しぶりの本多孝好。
横浜で風俗店を営む大学生の俊は
翼という少女と2人で暮らしていた。
深い翳を宿す俊と、非の打ち所がない翼。
周囲の人物たちから、少しずつ俊と翼の
秘密が明かされてゆき…。
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女子大生、教師、元警官・・・
章ごとに主人公が変わる6編は、
それぞれ落とし所が異なり、
ショートストーリーとしても、十分引き込まれますが。
共通項は、
横浜の風俗店「ピーチドロップス」。
この店に関わる人物たちが絡み合い、
中盤から、一つの謎を追うミステリーに
引きずりこまれて、目が離せないっっ〜
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相変わらずこれがあーなってあれがこーなってって物語が進んで行き、読み終わった後にもう一度読み返したくなったが借りてきた本だったのでそのまま返却。。。
購入するほどでもなかった。
・会話がどっちが話しているのかちょっと分かりにくかった(今までの作品はそうでもなかった。)
・話のご都合主義感がいつもにましてぶっとんでた。
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途中までは本当に良くできていて面白い連作小説だなと思いながら読んでいた。ある人物に少しだけ関わりのある人物を主人公に据えたエピソードのそれぞれに、それなりの哀愁を感じ取ることができた。もしかしてこれは本多さんの最高傑作なのでは?とまで思ってしまった。
ところが、物語の核心に迫る後半の2章で、その期待はあっさりとうっちゃられた。え、何?そんな話なの?え、何?そんな話をはさんでまたこっちに戻ってくるの?え、それってダメでしょ?美談じゃないでしょ?全然だめでしょ????
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横浜にある風俗店『ピーチドロップ』。
そこを仕切るオーナーは、大学生の早瀬という青年だった。
章ごとに語り手が変わる連作短編風のストーリー。
女子大生、会社員、小学校教師、元警察官…それぞれがピーチドロップに関わり、少しずつピーチドロップと早瀬の謎に近づいていく。
何が起こるのか、何が起こっていたのか、まるで手探り状態で先が気になり、一気に読みました。
深い愛の物語、との触れ込みでしたが、うーん、どうかな?
渚の選択は、果たして正しかったのか?
翼は、幸せになれていたのか?
展開は面白かったのですが、ハッピーエンド的なまとめ方には、イマイチ消化不良気味です。
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なに??
デリヘル嬢の短編集??と思いながら読み進めたけど、途中からミステリーぽい流れになり、途中凄惨な場面もあったというのにラストはなんだか爽やかに感動したりして…(ll゚д゚ll)。
不思議な後味の本。
スッキリしない部分も残るけれど、なかなか面白かった。
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豊くんが翼ちゃんを好きになった理由がよくて。この先はどうなるかわからないけれど、いつか大人になって、君の隣に、翼ちゃんがいてくれたらいいね。
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横浜で風俗店を営む大学生の早瀬俊。彼と一緒に暮らす進藤翼という少女。徐々に明かされていくふたりの秘密。現代社会の日の当たらぬ裏側に住む女たちの物語でもあり、純愛物語とも言える作品。
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連作短編集。
横浜・伊勢佐木町でデリヘルを営んでいたオーナーの渚が失踪。バイトをしてい大学生の早瀬は、自らがオーナーとなり店を受け継いでいた。彼は進藤翼という少女と暮らしている。彼らの周囲の人物とともに関係を明らかにしつつ、そこで働く人間模様を描く。
ミステリー仕立てにストーリーは進むが、あくまで人間を描いている。「そこまでやっても生きていこうとするその生命力に脅威を感じるからだ。」という一文はぐっときた。
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短編集で語り手は変わるけど、何処か繋がっている。
デリヘルを舞台とした周辺のお話。
うーん。途中からハマって一気に読んだけど…最後がどうも好みではなかったかも
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「君の隣に」本多孝好著 読了。なぜ本多孝好がデリヘルの話を、と前半はあまり乗れなかった。が、後半になると急にきな臭くなって話が大きく動き、最後はこんなきな臭い話がうまくまとめられるというマジック。この豪腕ぶりには感心させられる。ところで、最終話にでてくるベイスターズ好きの父をもつ兄弟の名前が「豊」と「要」、とは…