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面白かった。難しかったけど。
”精神病 ”とは何か? 狂っているのはどちらか? 健常と異常の違いなんて、ただ見る角度が違うだけかもしれない。
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2017年1月8日(日)にまちライブラリー@中津ぱぶり家で借りて読み始め、15日(日)に読み終える。
読み始めたとき、bob(原作)、三井隆一(脚本)、原哲夫(作画)『Cyberブルー』(集英社、1988-9年)を思い起こすような内容だったけど、そもそもテラフォーミングもののSFはこんなものなのだろうか。何かと既視感のあるSFだった。
年末から年始にかけてアウシュヴィッツに関連するものを読んできたのだが、五木寛之『とらわれない』(新潮新書、2016年)のときと同様に偶然にもアウシュヴィッツに関連する記述があってびっくり。
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現代精神診療の課題とSFとを融合…させているように素人目には見える。
火星の開拓地での生活の方により焦点をあててくれると、より感情移入できたかも
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すべての精神疾患がコントロールされた近未来の地球では、<突発性希死念慮>による自死だけが克服できず、火星の開拓地では人類が克服したはずの病<脱出症候群>に罹患する者が後を絶たない。
地球の医局を追われた主人公が、火星の精神病院に転職し物語が動き出す。
専門的な記述も多かったですが、読みやすかったです。
コンパクトにまとまった物語ながらも、空想が膨らむ設定で好きな作品でした。
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本作も面白かったです。
世界観が詳細に作られていて、まるでドキュメンタリーを観ているような感覚に陥りました。
惑星間精神医学など、本当に人類が火星で暮らすようになったらありそうな設定が多く、面白かったです。
こちらの作品を読んで、作者さんの文章がとても好きだと改めて感じました。
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大変勉強になった。エクソダス症候群と統合失調症との違い DSMマニアルのところでは精神医学の長年の流れ。
文化的結合症候群とは 突発性希死念慮(ISI) 共感性ロボトミー (EL術)とは。PTSDからの恐怖と取る人為的サイコパスを作り出し手術にほかならないなど。
エクソダス脱出衝動を伴う妄想、脱出騒動を伴う幻覚 奇妙な夢 感情の平坦化 思考の貧困 等など。
少し書いていたと思われるユダヤ人のこと。p215 エジプトを出た際にエクソダスの呪いを刻みこまれたユダヤ人のように
ISIは今診断名は消えてエクソダス双極性となった。脱出と自死を持つ2つの極を持つている。
まとまらないが、この本は精神医学の歴史をさぐる作品。