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真にテロ行為をなしうるために、人は絶望的なまでに孤独となり、孤立していなければならない。それ以外は背信であり、怯懦でしかない。『天使の恍惚』の若松は、こうした年少者の寡黙な孤立のなかに、擬制としての革命組織をめぐる頑強な拒否を見ている。(p.106)
ベンヤミン「科学が「確認」したことを、哀悼的想起は修正することができる。哀悼的想起は未完結なもの(幸福)を完結したものに、完結したもの(苦悩)を未完結なものに変えることができるのである」(p.178)
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スピルバーグはあたかも9.11の全ての原因は29年前に生じたミュンヘン事件であるかのように「ミュンヘン」の物語を進めて、せっかくシンドラーのリストでユダヤ人に好かれたのに、いっきにイスラエルで不興をかった。
多くのハリウッド映画において、もはやムスリムあhテロリストと同義になってしまった。全世界に向かってハリウッド映画を公開することは、十字軍の派遣に例えられるべき、正義の戦いと化してしまった。
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テロが怖いのは突然やってくるからだ。そして、その正体が不明だからだ。映画は、その恐怖を体験させてくれ、その正体も明らかにしてくれる。現実もそうなればいいのだが。