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子どもが大きくなって、読めるようになったら、勧めたい1冊です。副題の「どう考えどう生きるべきか」という問いは大人へも通ずる問いだと思いました。
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非常に読みやすく平易に書かれた本。
前著:14歳からの哲学より、こちらの方が入りやすい。
大人が読んでも内容的には十分に読み応えがある。
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1ほんとうの自分ほんとうの友達
友愛 個性 性別 意見
2考えれば知ることができる
勉学 歴史 社会 道徳
3君は「誰」なのだろう?
戦争 自然 宇宙 宗教
4どう考え どう生きるか
言葉 お金 幸福 人生
14歳の君へという題名だけに14歳の頃に出会いたかった本。14歳の頃に感じる葛藤だったり、疑問だったり、するものを分かりやすく教えてくれた気がした。もっと早く出会いたかった本。素直に納得できることがたくさん。
特に4どう考えどう生きるか の章はとても考えさせられて、興味深かった。人生について、幸福について、すごく納得できることが、たくさん書いてあった。自然のありがたさだったり、素晴らしさだったり、命、今生きていることこそが自然ということだったり。哲学のような話ではなく、素直に納得でき、わかりやすかった。人生にとって大切なことが見えた気がした。そして、考えさせられる。そして、考えることの素晴らしさを再確認できた。考えたり、することが人間の素晴らしいところだと思った。
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問いはシンプルだが、日常をありのまま疑わずに生きている我々に考えることの本質を問いかけてくる。池田晶子さんですので、少年、少女に問いかけるのだが、語り口はいつものようにスパッと鋭い。幾度も自分の頭でなぜ、なぜと物事の本質を見極めろと問いかけています。
哲学者の難しく、苦行のような文章も、本書の軽妙な問いかけも本質を追いかける姿勢は同じ。
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哲学者・池田晶子氏の著書
以前、池田さんの「14歳シリーズ」を読ませて頂きました
その時も今回もやっぱり難しかった
私の理解力の問題だな・・・
自分が14歳の頃、こういう問いを投げかけられて、ちゃんと答えられるだろうか?
いや、意外に真剣に考え答えるのかも知れない
当時は何だか小難しいことを真剣に考えていた気がする
「好きってどういうこと?」とか、今考えるとアホらしいことを延々と学校の帰り道
友達と話しこみながら帰ってきた
この本は2006年に書かれています
池田さんが亡くなったのは翌年です、きっとご自分の命と向き合いながら
読書にあてて書かれたものなのでしょう
そう思うと「人生」の章は胸に迫るものがあります
・人間は、必ず死ぬ。年をとってから死ぬんじゃない。生きている限り、すべての人は必ず死ぬのだから
それは明日かも知れないし、今夜かも知れない。中略
生きている君は、絶対に死ぬ。この事実をしっかり受け止めることこそが、しっかりと生きてゆくことを
可能にするんだ。(p181)
「友愛」から始まって、「人生」の章が一番最後の章となっています
きっと池田さんが一番伝えたかったことが「人生」の章に詰まっているのかなと私は感じました
哲学は難しい、難しいから何度も読んで、何度も考えて、自分なりの答えを見つけていくものなのかも・・・
私もこの本をしばらくしてからまた読み返してみたいと思います
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・人に好かれようとするよりも、人を好きになることの方が断然面白いことだとおもわないか
・君を好きな人と同じ数だけ、君を嫌いな人がいる
・理由はよくわからないのに、好きなものは好きで、嫌いなものは嫌いなんだ
・嫌いなものを無理に好きになろうとするのは、好き嫌いにこだわるまいとして、かえって好き嫌いにこだわっているんだ。
・本当の自分と言葉でいわれるとそういうものが、あると思ってしまう。しかし本当の自分という時の自分とは、そもそも何なのか。それがわかっていなければ、見つかるわけがない。何なのかわからないものを見つけようとするのは、何を買いたいのかわからないのに買い物にいくようなものだ。
・個性というのは他人がそれを認めるものであって自ら求めるものではない
・男、女は偶然そうであるにすぎない。偶然そうであるにすぎないことにこだわると、人はかならず不自由になる
・女はこれこれと思う。という主張の仕方をするべきじゃない。私はこれこれと思う。という言い方で、個人として発言に責任を持つべきだ
・自分の意見と同じように他人の意見も尊重しなさいというのは無理だ。内容が利害や損得のことになれば、このことはよくわかる。誰も自分に取って損なことは正しいとはいわないはずだ。
・自分の思いでも他人の意見でもまずその前提を疑って調べてみる
・知っているということは「そのことはどういうことなのか」ということを自分で考えて理解していること
・社会とは複数の人間の集まりにつけられた呼び名であって、それ以上でもそれ以下でもないということを忘れないでください。そういったものが自分とは別に存在すると思っていると、やがてそれは自分の自由を規制するものと思われるようになる。
・他人のいうこと、他人のすることを気にすることで、自分を不自由にしているのは。自分でしかない。なのに自分が不自由なのはその他人のせいだと勘違いして他人を責めることになっていないか。
・戦争とは必ず集団により行為だということ。
・日本そのもの、日本という国家はどこに存在するかというと、人々の考えの中に存在する。考えの中にしか存在しない。日本「の」国土、日本「の」政府というものはあっても日本、というのは考えの中でしか存在しない。
・自分に最も身近な自然、それは人間の体だ。
・自然と共生しようというなら、自然と共死しようということもいえる
・人間の脳を作り出したのは自然だ
・宇宙はいったいどうなっているのか、という問いは、これだけで十分にとんでもない。だけどどうなっているのかわからない宇宙はどうして存在しているのか、という問いはそれ以上にとんでもない。
・自分と宇宙を別にすることなんてできるわけがない。宇宙を客観的に観察しているつもりの自分がまさにその宇宙の中にいるのだから。
・本当の幸福は実現したその形の方ではなくて、あくまで自分の心のありようの方なのだ。
・不幸はいかにそれが外からやってくるも��のように見えてもやはりどこまでも自分が作り出しているものだ。不幸だと思う心が不幸を作り、幸福だと思う心が幸福を作っている。
・幸福になるということは決して遠い人生の目標ではなかったということに、君は気がついただろうか。幸福になるために、幸福な心になるために遠い先まで待つ必要なんかない。だって君の心は今ここにあるからだ。人生はもう始まっているからだ。
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ブログで紹介→http://ameblo.jp/book-connexion/entry-11834984339.html
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良著。
友達、学び、人生について、わかりやすい言葉で語りかけてくれる。
14歳の若者が読むかというと難しいが、若者と向き合う大人は読んでおきたい本。
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「哲学」を勉強しことがないので、この本が哲学的なのかどうかはよくわからないけれど、何が大切かを考えさせられる良いきっかけにはなった。何が良くて何が悪いのか。なぜ良いのか、なぜ悪いのか。それをどれだけ”自分で”考えることができるか、ということなんだと思う。
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言葉を大事に使うこと
受験の役には立ちませんが、人生の役には必ず立ちます。皆様への信頼とともに。2006年11月 著者
「考えること」と「言葉」の大切さを、中学生の身近な例でいじめから考えてみようと語りかけ、自分の人生を大事に生きたいと思うなら、言葉を大事に使うことだと書いています。
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ものぐさ精神分析の著者の対談本で、対談していて、すごく頭のいい人だと思ったので、この人の本を読んでみたくて登録した。
存在する全ては、どうして存在しているんだろう。存在するってそもそも何だ。
時代や場所や人によって変わる価値は大した価値ではない。いつでもどこでも誰にとっても大切な価値だけが本当に大切な価値で、人生を正しく導いてくれる。
幸せな心を保つには、理解しようと努めること。今のところ、それくらいしか思いつかない。
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結局のところ、すべてはじぶんの内にある
ということでしょうか
人生における大切なことの再確認ができた気がします
中学生のときに読みたかった
まだまだ先だけど息子が14歳になったら読ませよう
「言葉」の章の
「だからこそ、本を、古典を読みましょう」
を読んでなにか感じ取ってくれるかな
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生きていることや様々なことについて
どう考えるのかを示してくれる本。
どちらかというと,哲学というよりは,著者の池田晶子さんの「どう生きるべきか」という考えを伝えている感じの本です。
哲学がベースにあるお方だけあって,芯の通っている感じがしました。
14歳でなくても,一読する価値のある本だと感じました。
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14,5歳のときかな中学生か高校生のときかは忘れてしまったのだけれど、池田昌子さんの「14歳の君へ」を読んだわたしは、説教染みてるとか、価値観が合わないとか、とにかく押し付けだって感じた。いま図書館でふと見つけて手に取ってみたんだけど、これは大人の言い訳で願望なんだとわかった気になったりならなかったり
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いつもの、書店ブラリで見つけた本です。
何の予備知識もなく、書店で見つけて購入。
13歳の娘に読ませるつもりで買いましたが、自分が読んでも面白いと感じました。
14歳の時に、素直にこの本が読める子供がどのくらいいるんだろう?
と思いはしますが、パラパラとめくってくれるだけでもいいかな。