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素晴らしい本
14歳と言わずに、皆に見てもらいたい
「好き嫌い」ではなく「善い悪い」こそが自由の基準であると書ている
とても感動した
知識は本で学ぶ、まさにそうだ
今は学校で「記号」を教えるだけ
大切なのは「自分で考える」ことを教える事だろう
学校はその考える自由を与え、その自由の善悪を教えるのが大切なのではないかな?
「生きる」
その答えがわかりやすく書いてある
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「14への哲学」
題名が秀逸やね。
そして
中身も もっと 秀逸です
14歳のあなた にも
14歳になっていないあなた にも
14歳以上のあなた にも
ぜひ
手にとってもらいたい
そんな 一冊です
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池田晶子さんの本は初めて読んだ。14歳でこの本に会えなくて残念だったけど、14歳が遠い昔の私が読んでも全く違和感のない本だった。表現がとても分かりやすくて考えやすい。大人にこそ読まれるべき本ではないだろうか。
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言葉に上手く出来ないような、「何故人は生きるのか」とか「何故勉強しなければならないのか」とかをきちんと言葉にして答えていてくれています。読んでなるほどと、一瞬背筋が伸びる気もします。そうかかその通だと読み終わり、明日からきちんと生きようとその時は思いますが、次の日には元の木阿弥になっています。私のようなぐうたら人間には、このような本をたまに読むことが必要でしょう。なんとなく私は、池田さんを最近テレビで見る「アルゼンチンババア」見たいな外見の人だと思ってましたが、全く違いました。まだお若いのに、惜しい方をなくしました。ご冥福をお祈りします。
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中学生新聞の連載だったらしいのですがむしろ おじさん おばさんが 読んだらいいかも○○はこうだ みたいな 決めつけの言葉が 世の中にはあふれているけど自分はこうだ と いう話をした方がいいと
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2012/4/17 日記としての回想
池田 晶子さんの本は僕も妻も好きなんでよく読んでます。
妻のほうが先に読み始めたのかな。
今日は、出入りの業者がチョンボをやったので、今後の対策を練ってました。その時、相手に話していたのは、「人間、だれでも魔がさす時があると思うんだ。そのとき、行ってはいけない道に行かないようにする工夫って必要だよね。相手を疑うのではなく、そういう道に行かせないための工夫って大事だよね。最後に思い止ませる抑止力みたいな」
14歳の人向けかもしれませんが、内容は示唆に富んだすぐれた良書だと思います。
人間ってなんだろう。生きてる、存在するってなんだろうと、改めて考える癖をつけてもらいました。
最初に書いてた、「人間だれでも魔がさす」「抑止力・踏ん張り力」は僕自身の後悔に基づくものであります。
人間というものをもっと「考えて」いれば、陥らなかったなあと、今でも、時々、自分について残念に思うのです。
http://ijufo.blog63.fc2.com/blog-entry-934.html
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「存在しないものを存在すると思う、作り事を現実だと思う勘違いだ」
この部分を読み、気付かされた。自分は「日本人」で「日本国」に所属しているが、これは作り事の世界でのことであって、現実はそうではない。
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(「BOOK」データベースより)
これから君は、幸福な人生を生きなくちゃならない。どんなに不幸な時代であっても、幸福な人が不幸になることだけは決してないと、約束するよ。『14歳からの哲学』の著者が贈る人生の教科書
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人生の大切なことを中学生に分かりやすく書いてある。生き方について考えることの大切さ、楽しさを伝えている。
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池田さんの言うところの哲学するとは、いまの自分が何んであるか、これから何処に行きたいのか、そんな素朴な疑問を抱くところから始まると書いていらっしゃる。あなたはこの世界から逝ってしまわれましたがあなたの言葉は今でも輝いてます!
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それ以上さかのぼれない前提までみつけて、それ以上疑えない考えが本当に正しい答え。本もそういう言葉で書かれているから読みやすい。
本当に正しく考えられるとは、考えを考えだけで扱えるということ。同じように考える人がほかにいないという場合ももちろんある。そういうときその考えを貫いていくには強さが必要だけど、今の時代、シェアするツールが発達しているから本当に正しい答えを持つ人たちが共振していくと・・・
成績のよしあしと勉強の面白さは別、か。
賢いことと成績が良いことも別。
賢さは、問いを持って自分で考えていること。その人のものになるから忘れることがない。まさにそう。自分で考える時間を授業で創造していかなきゃ。
理科も、世界のことを観察や実験で知ろうとして探求している学問。世界を知ることは自分を知ること。
考えれば知れる喜びを子どもたちに体験してもらえる授業にしたい。
みんなが今勉強してることは昔の人が問いを持って自分で考えたこと。前提を疑って調べて、気づいてない前提をみつけて、苦労して見つけた正しい考え。昔の人から、みんなまで時間は連続してる。それを体験はできないけど、自分のこととして想像することはできる。昔の人が見つけてくれたことを使ってまだ答えのない問いの答えを考えていく楽しさ。
勉強のこと、
友達とのこと、
自分の性格やからだのこと、
自分の幸せについて、
生きることって何なのか、
悩んでる子どもがいたらヒントになる考え方がたくさん!
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多少煽っている部分や論理の飛躍もあり、部分的に賛否はある。「子供に読ませたい!」と安易に思っている大人は、まずは自分でこの本を懐疑的に読んで、自分の頭で考える事から始めたほうがよいのかと。池田晶子は初めて読んだが、思った以上に過激で驚いた。言い方を替えれば中二病には突き刺さる内容となっており、迷える14歳には刺激が大きいのでは。印象的な箇所は「歴史」と「人生」の記述。特に「人生」は著者が死を覚悟して書いたのかと思うと、かなり重たいものを感じる。
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2011.10
14歳の君へ
友愛
愛と好きとは違う
愛は感情ではない、愛は好き嫌いを超えたもの、それがそこに存在する事を認めること
あの人は嫌いだけれどあの人が存在する事は認める、受入れる
そうすれば嫌いという感情を持ちながらも愛することができる、その人の存在を拒まずに受入れる事ができる
個性
自分探し、自己顕示
本当の自分はここにあるのだから
自分探しの虚しさ
みずからという事とおのずからということは違う
君はおのずから、自分の意図によらずに自然にそういう人になればいいおのずからなろうとなんかしなくていい
個性は他人がそれを認めるものみずから求めるものではない
性別
肉体の性別は絶対、男らしさ女らしさは相対的
本質的には関係ない、大事ではない
敵か味方かでしか人間を見る事ができないのはとても貧しいこと
差別というのは外にあるものではなくてそう見るその人の心の中にあるもの
人類という主語で語ること
意見
本当に正しいことと自分の感情とは関係がない
自分が持たなければいけないのは意見ではなくて考えだ
誰にとっても正しい本当の考えだ
自分の意見を主張することではなくて正しい考えを知ること
他人の意見を尊重することなんて無理
意見なんて持つ必要はない
勉学
考えるということは必ず自分のこととして考えるもの
正しい答えはない、体験として知っているのではないから想像して考える
答えというものはないと知る、そういう問いがあると知る
歴史
歴史を知るということは自分を知るということ
想像すれば他人のことはわかる
歴史とは真偽を求めることではなくて想像するものだ
その出来事を経験して記憶している人が生きているうちは歴史とは言えない
生きている人には感情がある、その人がそう思っている、本当にそうであることではない
個人を超え時代を超えるからこそ人間の歩んできた全歴史は自分に等しくなる
社会
社会とは生きることを選択した人々が作ったもの
規制も制約もそのためのもの、逆に、それだけのものにすぎない
社会というものは自分の外の何処かに存在しているものではない
社会というものじゃ他人の集まり、その他人のせいだと勘違いして、他人を責める、他人を気にする、とても不自由
社会をよくしたいなら自分をよくする
必要なのは理想の社会ではなく理想の人間
道徳
他人に迷惑をかけなければ好きなことは何でもしていい
自分が好きなことが自分にとって本当によいことなのか、悪いことかもしれないのではないか
本当のこと、というのはある
善悪のことは難しいから、自分で考えることをせずに、誰かが決めてそうなっている、法律、規則に頼る
法律は決して善悪でない
本当んの善悪は時代を超えたもの
善悪はどこにあるか、それは君の心、それのついて知ろうと考えている君の心にある
自由に生きることはそうすることでしかできない
戦争
すべての戦争は集団によって行われる
集団というものは、人々の考えの中にしか存在しない
集団を自分だと思い込んでいる、自分を集団の中の何者かに規定するということは、自分以外のものも規定する
集団は戦争という行為を正義とする
自然
自然を守ろう、実は自然破壊の裏返し
自然と人間とを対立するものとして見ている
自分の体こそが自然、自分の意識を超えているこの力の存在、この驚きを忘れていること、そうするとこれを支配しようと考える
臓器移植、クローン人間、死ぬという自然を自然として受け入れてこない
生命は自然が、宇宙が、人間には絶対わからない神秘によって作ったもの
生命は宇宙そのもの
宇宙
宇宙が存在するのはなぜなのか
どうなっているのかわからない宇宙はどうして存在しているのか
有限のはずの君が無限ということを理解できるということはどういいうことなのか
宗教
神とは信じるものなのか
自分が今ここに存在していること、奇跡的で絶対的な出来事だと気付く、自分こそが神であり、仏である
もう、神も仏も必要ない
言葉
言葉の意味はどこにある、どこにもない、だけれども、わかる
物より前に存在していた意味、はいつから存在していた?
世のはじめから
言葉の秘密とは世界成立の秘密
言葉がわかるということはー世界の創造に立ち会っている
はじめに言葉あり
言葉が神を創った 言葉が神であった
大事な人には大事な言葉を選んで使う、憎らしい人には傷つける言葉を使う
言葉が人間を支配している、それを言うその人を必ずそんなふうにしてしまう
言葉を大事にしなければいけない
正しい言葉を使う人は正しい人
古典を読もう
お金
ただ持つためだけのお金
生きるためのお金を稼ぐのとは違う、もっとお金を儲けたいと思うようになる
幸福
心が幸福にならなければ
心さえ幸福であれば、人からみていかに不幸に見える生活をしていてもその人は幸福だ
自分を認める、他人を妬まず、何かをだれかのせいにしない
すべてをそのまま受入れる、そういう心が、不幸でない、幸福な心だ
将来の夢はあきらめても人生の目標はあきらめなくていい
不幸だと思うその心が不幸だ
人生
生きていることそのもののこと
生きているものは絶対に死ぬ
現在として存在する君が、過去や未来を思うことで時間は流れているという不思議に気付く
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まさに14のときに読んだけど、
あまりにも子供向けな語り口にイラっときた記憶がある。
合理的な考えからあまりにも離脱してる(哲学だから当然なんだけど)ので、
あまり好きな本ではなかった。
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受験の役には立ちませんが、人生の役には必ず立ちます。/あとがきより
友愛:人に好かれたいと思うより、人を好きになろう。
嫌いは嫌いでいい。その人の存在を拒まず受け入れよう。
個性:「自分探し」は滑稽だ。自分は今、ここに存在しているのだから。
自ずから、そうなる人になればいい。自らなろうとしなくて良い。
「自分らしく」を求めることが、自分を自分らしくなくしている。
意見:「自分が思っているだけの自分の意見」ではなくて、「誰にとっても正しい本当の考え」を持つべき。
自分はこう思う→こう思うのはなぜか。前提をたどる。
考えた末に、「よし、これは正しい。」と確信したときはじめて他人にそれを言う事にしよう。思っているだけのことを考えもせずに言うのはやめよう。
勉学:賢いというのは、すべてを自分の事として考えるという事。自分を知るという事。
目的=世界はどうなっているのかを知る事
社会:複数の人間の集まりにつけられた呼び名にすぎない。
道徳:自分の好きな事≠良い事。
良い事とは何か、を考える事。
戦争:戦争は、何故起こるのだろう。それを考えることは、平和は善で戦争は悪だと決め付けるより尊いこと。
自然:自分の体は自然。
人間の意思を越えたもの。
宗教:人間は神の存在を必要としている。
言葉:始めに言葉ありき。
その人の話す言葉が、その人を示している。
お金:生きている生活を、より楽しむためのもの。
贅沢が人間の幸福だと思っている人が、今の世の中ではほとんど。
お金というものは、人の心を狂わせる。
お金は本当の価値ではない。
幸福:素晴らしい楽しいと思われる事を求める事。
幸福も不幸も、全て自分の心しだい。