紙の本
どう生きるかと問いかける
2017/12/14 11:58
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投稿者:フィン - この投稿者のレビュー一覧を見る
2016年あたりから物を減らそうと考え始めた。紙の本を電子書籍に買い替えたりしていたのだが、それが正解と背中をおされた感じ。死そのものが怖いのではなくて、死を考えることが怖いんだと教えられ、なるほどと思った。これからどう生きるかを考えることが、自分が死ぬことへの準備になると理解した。定年を前にした人達だけでなく、若い人達が読んでも参考になると思う。
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老いは死が近づいてきたことを知らしてくれるサインだ。老いが嫌がられるのは死が近いという恐怖からだ。死が怖いのは生への「未練があるから」だと著者は書いている。
死を受容するにはこの未練を無くすように生きていくしかない。その為には欲を少なくする生活をする。具体的には「ケジメ」をつけようということである。
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積読だった本。人生折り返しを50歳として、60歳までに、死へのケジメをつけておこうという本。
60歳になった今、焦ったり、安心したりしながら読了。さて、これからどう生きるか、のんびり考えるとするか。
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老いへのけじめ、いつ、どのようにつければいいのか。その意識はあるし、身辺整理もほんの少ししてはいますが、どうやら棺桶に入るまで、未練との折り合いはつけられそうにもありません。斎藤茂太「老いへのけじめ」、2015.6発行。私は、やりたいことをやり、自分らしく生きていますが・・・。この本を読んで、気になる人にはさりげなく挨拶をしておきたいと思いました。日記、手帳、手紙の整理、うまく死ぬ直前にできればいいのですが(^-^)
①生きるということは、欲を持つこと。その欲が満たされると嬉しいし、満たされなかったら未練となる ②死がこわいのは、生に未練があるから。欲を小さくしていけば、未練も小さくなる。死との折り合いがつきやすくなってくる ③日常を構成するひとつひとつに、自分なりの「ケジメ」をつけてゆく。「店じまい」(自分なりの身辺整理)。それらが老いへの小さな「ケジメ」である。斎藤茂太先生(1916.3.21~2006.11.20)「老いへのケジメ」、2015.6発行、再読。