紙の本
おもしろくはない
2021/09/06 11:46
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
うーん、なんというか、おもしろくない。
おもしろかった場面は、うんこさせる場面だけ。
作者さんのファンじゃない人にはお勧めしません。
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自宅で個人設計事務所を営む太刀川要は、気晴らしの夜中のドライブで傷ついた犬を撥ねてしまう。懸命な救助の行動と犬の生命力で助かり飼うことに。周囲の犬たちを恐怖に陥れどうどうとした獣医すら判別できぬ種類の犬をジョンと名づける。やがてジョンの秘密が明らかに。
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単行本発売が2012年の割には、どうも初期の垣根涼介氏っぽい文章だな…、と思っていたら、実は「ワイルド・ソウル」よりも以前に原型が書かれた作品だった、と著者あとがきで明かされており、合点がいった。
神社の狛犬が何かの拍子で生身の体を得、生命体として動き回る、という設定がまず面白い。
その狛犬と濃厚に絡む2人の登場人物も、いかにも垣根氏らしい書き込みで、充分に魅力的に造形されている。
狛犬を含む各キャラクターたちの行動原理については、ちょっと首を捻ってしまうくだりもあるが、作者の膂力でねじ伏せ、"読ませる"物語に仕上げている。
狛犬を、"帰る場所を持たない何者か"の象徴として締めているラストも、やや強引ではあるがそこまでの作中に読者が感情移入できていれば、違和感なく読み終えられるだろう。
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4/5くらいまでの面白さは★4.5!
所々ユーモアがあり、続きも気になり、どんどん先に進みたくなる。
ただ、ラストだけは★3…。
もっと太刀川とジョンの絡みがみたい。続編希望。
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犬ファンタジー大活劇。
全編、垣根氏の趣味嗜好思想主義主張てんこもり。
好きですね、車。
黒犬のターンが少なかったように思います。
ここらへん読み足りなかったス。
個人的には、主人公がカッコつけで語らない×××の場面を黒犬氏に全暴露されてたところが面白かった。
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「狛犬ジョンの軌跡」神社の狛犬が実体化?!人間の言葉を解するジョンの運命は
http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-07-20
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もう少しコメディタッチが強いものを期待していたのだが。
帯に淡く胸打つ大人のファンタジーとあるが打たれるどころか何かが当たってもいない、まだ大人になれてないのかなぁ。。
残念。
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表紙が飼い犬に似てたのでつい買ってしまった。設定に無理があると思わないでもないけど、娯楽として最後まで一気読み。中盤に種明かしがされてしまっても、この飼い犬に似たワンコがどうなるのかという思いで読める。
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神社の狛犬が実態となって現れるなんて、期待を持って読み始めたけれど、余計な話が多くて、犬の話は期待した半分くらいだった。主人公の人となりを表すためかもしれないが、マニアックな車の話とか音楽の話とか、細かいところはもう少し省いてもよかったのではと思う。最後もよくわからなかった。
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ある夜、怪我をした大きな黒い犬を助けた太刀川。成り行きでそのまま黒い犬との生活を始めるが、犬は普通の犬とは違うようで…。
徐々に黒い犬がやってきたストーリーが明らかになっていく。
太刀川と黒い犬、ジョンとの淡々としながらもしっくりとくる奇妙な共同生活が地味ながらも癖になった。
最後の教訓めいたメッセージは自分には蛇足に感じた。わざわざはっきりと言葉にしなくてもいい気が。
残る話ではないが、淡々としたところが好きな雰囲気だった。
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狛犬が意識をもって、犬になる話。ほのぼの系かと思ったら以外とジョンが可愛く無い。でもそれもまたよしか。400歳くらいになる狛犬だからむさ苦しくてあたりまえか。
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垣根さんの作品のなかでも異質な作品。
八幡神社を護っている狛犬Jと建築士、太刀川要の視点で交互に語られながら進んでいく。
車に関する話が出てきたのが垣根さんらしかったけれど、ヒートアイランドやワイルドソウルと違った印象で楽しめた。
相変わらず出てくる女性が年上。
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2016/3/4
始まりのワクワク感がすごい。
でも最後はちょっと物足りない。
もっと仲良くなったらよかったのに。
元の神社に連れて行ったときおびえてたのはなぜなんだろう。
なんか説明あったのかな。
当たり前に分かるの?私分からなかったんだけど。
使えてた神様に怒られると思ったのかな?
でも怒られてどうされるのが怖かったんだろう。
それもわからない。
それにしても狛犬が実体化したら洋犬になるのね。
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主人公に共感できた作品は久しぶり。オチに賛否あるけど自分はこれくらいで良いと思う。他の方のレビューの"ハードボイルドわんこ小説"って言い得て妙。無性に犬を撫ぜたくなった。
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なんだろう?
犬(のような生き物)と主人公との関係が徐々に変化して行く様子が描かれていて、物語の中にすーっと引き込まれて行った。
犬の思考と主人公の思考が対で交互に書かれていく形式でした。
私も自営業者。主人公も彼女も共に自営業者で感情移入しやすかった。
ところで弁当屋の女の子はどうしたのかな?
彼女の気持ちも痛い程よくわかる。家に行ったら彼女がいたなんて学生の頃のシチュエーションにそっくり。
ジョンはどうなるんだろう。
うーん。色んな点で面白い小説だった。
私はもう犬は飼えない。
大好きだった犬が老体になり家を抜け出して川で溺れて死んだ。河原で見つけた時の衝撃は忘れないし、今でも悲しい。
他の犬を飼ってもどうしても死んだ犬と比べてしまうから。