紙の本
読み応えあり!
2022/04/02 19:01
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投稿者:沖田圭介 - この投稿者のレビュー一覧を見る
長距離における調整の奥深さがよく分かるないようである。
ドーピング問題との関わりがあり,主人公である青山がどのように対応していくかがハラハラドキドキするところでもある。
最後の結末は,何とも言えないものである。
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実業団のマラソン選手たちが主役。
ホントにこんなドロドロした世界なのか?
本番レース中の場面の描写は、さすが秀逸。
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なぜマラソンでこんな、ラストのスピード感が出せるんだろう。ホント、この人のスポーツものはハズレがない
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「チーム」や「ヒート」を読んだ時にはそれほど感じなかったはずだが、本書においてはどうも登場人物の会話文が不自然であったり、心理描写が雑な印象を持った。
題材が好きな分野なのでそれほど時間が掛からずに読了したが、そうでなかったらもっと興味は失せていたかも。
ストーリーも一本調子、何の仕掛けもなく却ってビックリしたぐらい。
同じ世界を扱った前掲の2作が面白かっただけに、何とも残念だった。
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読んだ気がすると思いながらも、最後まで飽きずに読めました。個人対個人の長時間のレースに勝つには何が必要なのかと思いつつ、それぞれが必要な事を、必要と思えることをして行くんだなという感じがします。(やっぱり読んでると思う)
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これ、以前に読んだことがあった気がする。内容も覚えていた。でも、記録がないみたいだなぁ・・・?
内容的には、堂場瞬一のスポーツシリーズ一般に言えることだけど、読みやすく、一気に最後まで言ってしまいます。著者自身が、それぞれ様々なスポーツを経験しているわけではないと思うんだけど、上手く選手の心情を描写しているのも素晴らしいです。
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マラソンとドーピングの話。
描写がとても丁寧。
終盤のレース本番部分は、途中から自分が走ってるような感覚になるくらい臨場感があった。
ドーピングへの葛藤はもちろん、神経戦を含むレースまでの心理とか走る意味など、マラソンって思っているより奥が深いものなんだと思ったし、見識も深くなったと思う。
ただ、半分過ぎるまではけっこう長くてダラダラと感じた。そのぶんもう少しレース部分を細かくしてあれば、もっと読みやすかったかも。
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先日読み終わった「チームII」と世界観を同じくする陸上長距離の話。チームIIでコーチ役になっていた選手の現役時代のライバルが主人公。マラソンを走りぬくということはどういうことなのか、それに挑む選手の事前準備段階、諸々のこれまでの経験や力量をふまえ、そして実際に走っている間に感じていること、考えていることがすごくよく描かれていると思う。主人公が「どうせ俺は・・・」感が強すぎるのにちょっとイラっとするところもあるけれど、「俺が俺が」満載のライバルがいるので対比が際立ってる。
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マラソンのストーリーだが、ドーピングや人間関係が話しの大半で、肝心のマラソンはラストの少しだけで、少し物足りない感じがした。
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堂場さんのマラソンシリーズ
私が読むのは4作品目
相変わらず素晴らしかった!
今回はマラソンについても掘り下げていたけれど、ドーピングにも焦点をあてていて、興味深かった。
取材の力もあるのだけれど、本当にこういうことがあってもおかしくないなと想像できる話だった。
マラソン今まで興味がなかったけれど、これをきっかけに観てみようと思う。
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大学時代を共に過ごした30歳を超えた3人の長距離ランナー。
日本記録保持者だが、怪我が多くガラスのエースと呼ばれながら、
コーチ、メンタルコーチ、栄養士などのチームを作ってボルダーで
合宿をする者。
陸連ともめ、姿を消すが、大学に戻り1人で練習する者
丈夫だけがとりえで、リタイヤした事はないが、勝った事もない者
そんな3人のマラソンにかけるストーリー
俺としてはドーピングの話はあまりなくてもいいのではないかと
感じた。
(恐らく)ランナーではない作者が一流ランナーに取材した書いた
心理状態と一流ではないがちょっとは走っているランナーの俺の心理とでは
だいぶ感覚が違う。
一流ランナーは本当にあんな気持、感覚で走っているのだろうか?
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2020年1月12日、読み始め。
実業之日本社文庫の1冊。
実業之日本社文庫というのは良く知らなかったので、調べてみた。
すると、2019年10月で創刊10年目に入ったとのこと。
わりと最近になって始まった文庫で、私が良く知らなくても不思議ではないようだ。
2020年1月18日、読了。
オリンピック男子マラソンの出場枠3人中、2人は決定済み。
残りの1人を決める「五輪記念マラソン」に出場した青山、須田、武藤。
結果は、ーーー。
現在、東京オリンピックでの男子マラソンでも、同様に、残り1枠を巡る状況で、タイムリーな読書になった。
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「チーム」長距離陸上シリーズのスピンオフ。
「ヒート」では山城の所属するチームのコーチ,「チームII」では監督となっていた須田真二郎が,現役陸上選手だったころを舞台に書かれた小説。
実業団でランナーとして走る青山晋。大学のころに徐々に力をつけ,箱根駅伝にも三年,四年のときに続けて出場している。だが,マラソンランナーとしては,怪我がないということだけが取り柄の,平均的な成績。
大学のときのチームメイトで,類稀なるスピードを持ち,日本最高記録を持つ須田真二郎。
しか期待されながらも度重なる怪我に泣かされ,五輪に出場することはできなかった。ガラスのエース。
また同じ大学のチームメイトであった武藤憲次。
四年前のオリンピックの選考レースで優勝し代表候補となったのだが,日頃からの陸連に対する批判的な言動が遠因となったのか,代表からは漏れ,結果的に会社を辞めて行方をくらましていた。
その三人が,そろって代表選考レースである五輪記念マラソンに出場し,そこからオリンピック代表を目指す。
五輪記念マラソンに向けてそれぞれのやり方で仕上げていくランナーたち。
不安に付け入るように,薗田という謎の男からのドーピングへの誘い。
ランナーとしてはベテランの青山。
走りで上を目指すことだけではいられない年齢になってきている。
走り続けたい思いと,その後の第二の人生のことも考えなければならないという葛藤。
ドーピングなど,禁じられているものに手を出すのは絶対にありえないと思う気持ちと,ドーピングすればもしかしたら勝てるのではないかという思いのせめぎあい。
これは青山の心の葛藤として描かれている。だがしかし,陸上,ひいてはスポーツ界のドーピング問題に一石を投じるものではないかと思う。
陸上,特にトレーニングを積んでいくときとレースシーンの選手の心理描写は圧巻。さらに陸上界を取り巻く社会にも問題を投げかけているのではないかと感じた。
非常に個人的ですが須田の「やあやあ」っていう力の抜けた挨拶が好きです。
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チーム→ヒート→チームⅡと読んできて、須田さんの話があることを知り手に取ったキング。
うーん、ヒートやチームⅡの須田さんのイメージとはかけ離れてて同一人物とは思えなかった。笑
といっても本作の主人公は青山。
いろいろと優柔不断な青山にちょっとイライラしたけど彼の選択は間違ってなかったと思う。
サスペンス色が強めだったけどエピローグの須田さんにほっこり。笑
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最初から最後までやきもきさせられたせいか、走り終えただけで解放感!しかし改めてよくよく考えると、なんとも中途半端な結果なんだろう。青山は煮え切らない男だまったく。