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カラは父親と、いとこのデイジーとベヴおばさんとトムおじさんと一緒に暮らしている。舞台はイギリスの海岸の近い田舎町。お母さんは、野生のイルカ調査中に行方不明になってしまたが、カラは、お母さんは必ずいつか帰ってくると信じている。難読病でもある父とカラ。経済的には厳しいが、カラはモアナ号というヨットで、セーリングをする毎日。ある日、カラは白い子イルカを連れた親子のイルカと出会う。
違法な底引き網漁で傷ついた白いイルカを助けようと、カラは必至になる。傷つき、瀕死になって母イルカとはぐれた白いイルカに自分を重ね合わせて・・・
そして、イルカを救いたいという気持ちは「海を守りたい」という活動へと広がってゆく。
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主人公とその父はディスレクシアで、海洋生物学者の母は謎の失踪。家庭は困窮。主人公の友人となる少年は脳性麻痺、そこに母とはぐれ、魚網が引っ掛かって怪我をした白いイルカが打ち上げられ、おまけに地元は珊瑚礁を破壊する底引き網漁をしようとしている。
障害、友情、家族の絆、環境問題と、ちょっと盛り込みすぎたせいで、母の失踪が消化しきれず終わったし、悪役(としか言い様のないキャラクター設定)親子はあっさり改心するし、白い魔女的なペンルーナさんも生かしきれていない。
母とはぐれた白いイルカは主人公と同じ身の上で、だからこそ主人公の思い入れもひときわなわけだが、だったらここにテーマを絞った方が良くないか。
まあ、悪くはないが、小説として上等というほどでもない。
読書感想文課題図書を設定するのは、あまり売れない児童書の新しい本を売るためという目的もあるから、否定はしないが、もっといい本もあるんじゃないかと思う。
表紙もちょっと可愛過ぎて、中学生男子は手に取り辛い。もう一冊の市川朔久子のもどちらかといえば女子向きなんだから、もう少し硬派な作品がいいと思う。
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お父さんと叔母さんの家に居候しているカラは、自然保護活動中家の母が行方不明で見つからず憂鬱な日々を送る中学生。
ある日、海岸傷ついて白い子どものイルカを見つけ保護する事に。
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ヨットの操縦の固有な名前がでてきて、そのあたりはお手上げ。すこしずついろんな問題をちりばめて、そのあたりは盛り込みすぎかなぁ。まあ、悪くない話ではある。