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全て同じように導入することは無理だろうし、同じものを導入してもうまく機能するとは思わない。その点から考えても本書は「参考書」という位置付けになるだろうが、特徴として捉えられる部分に、実践した結果に基づき非常に基礎的なところから書かれていることがある点が挙げられる。
つまり、ただ参考となる事例が羅列されているだけではなく、読み手が個々の解釈に従って汎用していくことが可能な手本的な要素が満載なのだ。
まあ、滅多にビジネス書を読まなくなった自身としてはこれで1500円+税は安いな。と思ったが、この本を読んだ御蔭で、生物の連鎖・関係のあり方を研究した書物を読みたくなったので高くつきそうです(笑)
これからの社会の一つのあり方の参考として良い示唆をあたえてくれる書籍。
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「定年まで働くことを期待すること」「終身雇用を期待すること」「個人の価値観やなりたい姿は会社に持ち込まずシェアしないのがむしろ美徳とされる傾向」「転職は会社にとって良くないこと?」就活の時から感じる違和感や上手く整理できないもやもやを明快に言葉にしてかつ代替案を提示してくれたような一冊。リンクトインのリード・ホフマンらが書き、ほぼ日の篠田さんが訳したこの本では、「アライアンス」関係という、個人と会社の新しい関係性が示されていました。読みながらひたすら共感して、こんな関係にできたらいいな、とただただ憧れながら読んでいました。
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キーワードである、
・ローテーション型
・変革型
・基盤型
の3つのコミットメント期間について説明。
今、私が望んでいる。大企業の中での、
個人事業主になる目標に近い方向性を示してくれた。
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リーンカンファレンスでは篠田さんら登壇者の人事の考え方、課題を知ることで、自分のチームの human resource management & development について考える上でのヒントをいただいたけど、本書からもたくさんの気づきやアドバイスを得られた気がする。自分自身のコミットメントや組織とのアライアンスを整理するキッカケにも。
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この本を読むと自分の仕事観が整理できるかもしれない。
尊敬する人を三人書く→それぞれの人の尊敬する点を3個ずつあげる→合計9個の尊敬する部分を重要度順に並び替える
上記でその人の価値観がわかる。個人の価値観と企業の経営指針の合わさる部分がミッションになる。
新卒社員向けの研修で使えるかも。
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ベンチャー企業で働いていると、この本で書かれていることはごく当たり前のように感じる。ただこういう本が売れていることは、徐々にアライアンスという考え方が広まっていくのだろう。
その時を見据えて自分のスキルやキャリアを考えておかなければならない。
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関係を続けること。
働くときは期間を決めて働くこと。
お互い何がしたいかを擦り合わせておくこと。
卒業しても関係は継続すること。
卒業生ネットワークを作ること。
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高度成長期に最適だった終身雇用モデルが崩壊した今日、あえて企業と社員の関係を「契約」に基づく”権利と義務の取引”から、「信頼」に基づく”互恵的な提携”に見直すことを提唱した一冊。
特に変革期の企業に有効な人事戦略として、企業と社員が「お互いに」果たすべきミッションを明確化し、目標達成までの「コミットメント期間」を設定した上で、誠実な対話を通じた丁寧な相互フィードバックを繰り返すことで生まれる(もし社員が転職した場合でも続くような)長期的な信頼関係をベースに、社員の社外人脈や「卒業生」も含めた巨大なアライアンス・ネットワークを構築することにより、企業の変化に対する適応力が高められると主張する。
Linkedin創業者である著者の知見が凝縮された本書は、社員は成果という価値を、企業は成長やキャリアという価値を、相互信頼に基づいて提供し合うという、フリーエージェント時代の雇用関係の理想を描いている。どんな企業でも実行可能とは限らないが、本書をもとに目の前の部下や上司との関係を少しでも見直すことは可能だろう。終身雇用を前提とした硬直的な人事制度が早晩弱みに転じることにも改めて気づかされる。
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21世紀の新しい働き方について示唆に富んでいた。
「コミットメント期間」、卒業生ネットワーク等は今後より重要になるだろう。
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新しい雇用。家族ではなくチーム。コミットメント。仕事の内容と期間。目標と価値観。ネットワーク情報収集力。卒業生ネットワーク。
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ベンチャー企業と優秀な働き手を繋ぐコミットメントを中心とした関係づくりがわかる。こういう関係での仕事にあこがれる。
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もっと早く読んでおけばよかった。 個別の事例や施策は、日本の労働慣習や実情に合わないところはあるとは思いますが、根本の考え方は学ばなくてはいけないと思う。 企業にとっての「人の価値」とはなんなのか、逆に働く者にとって企業とどう向け合えばいいのか、これからの時代の基本の考え方がここにあると思います。 終身雇用を約束しなくても、相互に信頼し互恵的な関係になることができるのだと、納得することができました。
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良書である。
新しい雇用とは人と企業が信頼で結ばれるものである。
また企業の強さは人との繋がりであるとの視点から「卒業生」ネットワークの効用について述べている。
人材開発・組織設計を考えるべき役割を担っている方は読むべきである。
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●読むキッカケ
・組織論を深めたいなあと思い
・自分がNPとの関係をどう捉えるべきかの、参考になればと思い
●サマリー
・終身雇用制度が崩壊している現代にあって、
企業と社員はある種のフリーエージェントのように、義務と権利とでつながるべきとのこと。
社員側の義務は与えられた役割やMISSIONを遂行すること。
これは当たり前だが、それに対して企業は権利を与えることが重要とのこと。
例えば成長機会であったり、次のフィールドに挑戦するにあたっての支援であったり。
そして、その部分を最初に働く上で両者協議の上決めるのが大事とのこと。
終身雇用という関係で考えると何を面倒な、と思うようなところも、
契約社員だとか外部であれば当たり前の、契約するという概念を、
正規社員に対してもきちんとやりましょうというのは、たしかになあと思う。
そして、結果として、両者後腐れなく、一生つながっていける関係性を構築するというのは、
間違いなくメリットがあるし、現在自社で全く出来ていないことだよなあと思う。
●ネクストアクション
・自分は自社で何処までをやるべきなのか、引ける限りで線を引いておく。
そして、その分何を頑張るのかを言語化してみる。
●メモ
・コミット期間を定めることに対して、会社側やマネジメント側はやめることを助長するのではないか、
という疑問に対して、そもそも社員が辞めることはアンコントローラブルなものであるので、
関係ないとのこと。
むしろ、変にコントロールしようとすると、社員は隠れてそれを実行し、
検知できる機会を失うという意味で、合理的にも不利になるだろうとのこと。
・社員は大きく、「ローテーション型」「変革型」「基板型」の3つに分けられ、
それぞれのタイプに応じた就業期間の枠組みを構築する必要がある。
一律で何かを押し付けることは、最適ではない。
・1つのコミットメント期間が終了する前段階で、きちんと両者話し合う場を設けることが重要。
そうすると、社員側が仮に会社をやめるつもりだったとしても、それを事前に検知することが出来、
優先対話権を獲得することが出来る。
・対話の場では、企業の目標と価値観を社員のキャリアの目標と価値観にある共通点をマネージャーは明らかにする必要がある。
その際、全てに整合性を求めることは無理であるので、
ALLIANCEを長続きさせるのに必要十分な一致がとれれば問題ない。
また、一定の期間内での必要十分であるので、そういった意味でも難易度は下がる。
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企業と労働者の新しい相互扶助関係なんてどんなものだろうと手にしてみました。新しいことは確かだけれど、これってLinkedInブランドの宣伝じゃないのか?って疑念が頭を離れなかったのと、経営者目線で書かれていたことや、日本ではなかなかこうは行かないでしょう、という思いで斜に構えた読書となりました。