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電子書籍
強いて言うなら「好き」を肯定するお話
2021/09/13 00:17
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投稿者:物語はごはん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家さん買いです。BL2作品を読んで、本作品のモチーフに惹かれたので購入。
刺繍に心奪われている繍子(ぬいこ)、バレエを通じて躍りを愛する明(あかり)、2人の友人である友枝(ともえ)の3人の女子高生を軸に描かれる物語。とは言えほとんど繍子と明で物語が展開していき、友枝についてはあまり深く描かれません。3人でないとダメなバランスだとは感じるのでそこは少し残念。
個人的に手芸やアンティークが趣味なので、縫子に関連して描かれる収集品にまつわる挿話も無理なく受け入れられました。が、趣味として掠りもしない方にはがちゃがちゃして纏まりなく感じるかも。
何か「これだ」という強いメッセージを訴えるタイプの作品ではないと感じますが、静かでけれど希望に満ちた世界であるとは思います。大きく感情を揺さぶるということを目指すでもなく、全てが丁寧な筆致で淡々と描かれます。(この作家さんの作風と呼べるかもしれません)
この作家さんの作品が好き、ガツンとテーマやメッセージが欲しいというのでなければおすすめします。逆に、何か訴えかけてきてほしいと願っている状態であればおすすめしません。
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