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たまたま手に取った本だけど、面白かった!当たりだったなと思いました。
最後に灯里が『ある人に言われたの……』のとこでまさか!?と思ったけどやっぱり!だった。
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サイコパスがうまく表現されてるな〜。賢いサイコパスは囚われたままでも意のままに人を動かせる…。まさにレクターハンニバル!
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現実に嫌気がさしている大学生のもとに、実家の近所のパン屋さんから手紙が届いた。彼は稀代のシリアルキラー。「連続殺人は認めるが、最後の1件は冤罪だ。それを証明してくれないか?」
あらすじだけでかなり面白そう。ちょこちょこグロくてそこは読み飛ばしたけど実際面白くて半日でさくっと読了。
サイコパス、という言葉は最近よく聞くようになったけど、これほどまでかと衝撃。怖すぎる。
人の心を掴めるのは共感することができるからでは?というのは、違う。掴んでいるのではなく誘導している。高い知能で他人のコンプレックスを見抜いて、うまく仕組んでいく。
ネタバレ怖いからあれだけど、ラストはなんとなく分かっていてもぞわっとしますね。久々のイヤミス。
しかし、彼がなぜあんなことをするのか解せない。意味がないというか。
他人を使って遊ぶのが楽しいだけなのか、もっと他に意味があるのか。
そんなことして何がしたいの?というところにこだわってしか生きられない彼が、かわいそうだとも思った。
これ、「彼女」主人公で続編というかスピンオフがあったらぜひ読んでみたい…。さらなるイヤミスになってしまう予感がするけども。
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大学生の雅也のもとに、稀代の連続殺人犯 榛村から届いた手紙。起訴された9件の殺人のうち、1件は冤罪だと訴える彼に頼まれ、雅也は事件の詳細や榛村の過去を探り始める。
現状に不満をもつ者や自分に自信がない者、そんな人間の自尊心や心の弱さをくすぐり、懐にするりと入り込み、思うままに操る。
10代の少年少女を残虐な手口で殺したことよりも、他人を支配するその手腕にゾッとする。
この作品、文庫化にあたって『死刑にいたる病』と改題されたそう。個人的には『チェインドッグ』のほうがジワジワと怖い感じがしてしっくり来る。
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胸糞だが、おもしろかった。
最後まで楽しませてくれた。
筆者は男性なのか女性なのか?
なんとなく女性だと思って本書を手に取った。
私と同じ新潟出身ということも、読む前には親近感を持っていた。
が、しかし。
こんな怖い話を書ける人には全く親近感を持てない(褒め言葉)。
榛村(はいむら)大和(やまと)という名前は、ジキルとハイドのハイド(=悪意)を意識した名前なのだろうか。
表紙の少女は、私は加納灯里だと思ったのだが、ネット検索しても定かでなかった。
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鬱屈した日々を送る大学生、筧井雅也に届いた一通の手紙。それは稀代の連続殺人犯(主に16~18歳の高校生を男女問わず監禁・拷問のち殺害)、榛村大和からのものだった。驚きの手紙の内容とは…?
なんて恐ろしい、けれどどうしようもなく惹きつけられる小説なんだろう。現実にも凄惨な事件は溢れているのだから、せめて小説はハートウォーミングを読みたいと常々思っているのに、櫛木作品は読み始めたら最後。どっぷりと人間の毒と闇に取り込まれてしまう。
この本の持つ引力は、榛村大和というシリアルキラーの人物像そのものだと思った。
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櫛木理宇さんの作品にようやく慣れてきたのか
最後まで、ある程度の覚悟をもって読み終えることができた。
最初は物語の残忍性で全然ストーリーが入ってこなかったが、それを越えたところにサイコパスの凄みが隠されているように感じた。比較的感情移入して読むスタイルをとっていたが、それでは心がボロボロになってしまいそうで。客観的にとか俯瞰的にとらえる醍醐味をまざまざと感じた一冊。
読み返すほどの余力はないけれど。
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Parent and child....
I actually really enjoyed reading it. He is a psycho!!
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「虎を追う」に続き櫛木さん2冊目。改題後「死刑にいたる病」より改題前「チェインドッグ」の方がしっくりくる感があるな。 猟奇的な大量連続殺人犯の榛村大和から一通の手紙が届き、大学生の筧井雅也がただ1件だけは冤罪だという事件を追う。何となく先が読めるようでもあるが微妙に気持ち悪くそれてゆく。最後の最後に「あの人」の名前が出てきた事に驚いた。面白かったです。
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連続殺人鬼から手紙が届く。なんで? なぜなんだ? でも、興味あると会いに行ってしまう気持ちもわからなくはない。なんか自分が選ばれた特別な存在っぽいもん。
それが、間違いのもとなんだろうけどなぁ。そんなことは後にならないとわからんし。
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主人公の筧井雅也(かけいまさや)は鬱屈とした日々を送る大学生。
ある日、死刑判決を受け投獄中の連続殺人犯である榛村大和(はいむらやまと)42歳から1通の手紙が届きます。
終盤に近付くに連れ明らかになる事実に驚愕したのもつかの間 再びのどんでん返し、そしてエピローグのラスト1ページで三度衝撃を受けます。
その後を想像させ、うすら寒くなる結末は秀逸です。
著者の他の作品も読みたくなる程、面白かったです。
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教訓:君子危うしに近寄らず。日々をつまらなく生きる大学生の雅也の元に1通の手紙が届く。それは収監中の連続殺人犯、大和から。自身の1件だけの冤罪を晴らしてほしいというものだった。人心掌握術に非常に長けた大和。次第に雅也はその冤罪調査に心動く。なかなかのエグイ話をグイグイ読ませる読み易さは凄い。でも終盤はちょっと失速したかなぁ。自分が思っていたよりはどんでん返しが弱く感じられた。とはいえ読後ジワリジワリと怖くなってくる。洗脳やマインドコントロールの事件は実在に多数存在するから余計に。題名のチェインが効いてる。
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かつて神童と呼ばれた冴えない大学生のもとに、連続殺人犯から手紙が届く。最後の殺害は冤罪であり、無実の証明のため調査してほしいという内容だった。引き受けるつもりは無かったが…。
連続殺人犯の犯行の中に冤罪が含まれていて、その調査のために昔の知り合いの大学生に調査依頼をする。その設定だけで興味をそそられ読んでみた。
導入の部分で、ただの大学生が殺人犯の冤罪事件を調査する動機について丁寧に描かれる。読んでいて、この状況だったら引き受けるよなと納得。難しいパートだと思うが個人的には破綻なく上手く描かれている思う。
連続殺人犯の過去を複数の関係者の証言で立体的に描く中盤も面白く、物語に引き込まれた。
しかし、終盤で違和感を感じる部分がいくつかあり、気持ちが離れてしまった。ネタバレになるので書きづらいが、驚きの真実を期待していたので少し残念。
文章も上手く、物語に引き込まれるドライブ感もあったので期待が大きすぎたのかもしれない。
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雅也のラストがハッピーエンドでよかった。
でも、実はそれもその後の雅也の人生を語る"フリ“で、結局雅也は…って続編を期待しちゃったりする。
って彼に影響されてちゃった?(笑)
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現実にはこんな出来すぎたサイコパスはいないよな、と思いつつも、読了後は背筋がなんとなくゾワゾワしました。自分は主人公のように洗脳されない!と息巻いている私ですが、実際はそんな心理すらサイコパスに利用されてしまうのかもしれませんね…