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ありそうで意外と見つからない、朱子学の本。
あの小難しそうな儒教の内でも、なぜか私の中では最難関扱い?の朱子学について書かれています。
でも、一応は一般書の扱いなので、それなりに読みやすい本でした。
仕方ないのですが、あくまで入門なので初心者向けの本なのでした。
まずは、朱子学とは何ぞやというとっかかりには面白い本だと思います。
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朱子学の基本的な考え方を、わかりやすい言葉で解説している本です。
著者は本書について、「朱子学に関する概説書を読む前に、まずは大まかに朱子学とはどのような考え方であるのかを知ってもらうことを目的としている」と述べています。「理」「気」「性」などの基本概念を、現代の読者が自然に理解できるように噛み砕いて説明し、朱子学がわれわれの「心」についてどのように理解し、「心」をどのように導いていこうとしたのかを解き明かしています。また、陽明学に関しても、どのような点で朱子学と違っているのかという点を中心に解説がなされています。
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正直入門を読むほど勉強してない人間ではないことがわかった。
本当に入門。良い意味でも悪い意味でも。
ある程度儒教について勉強しているものは朱子学の開祖の人の本を読んだ方が手っ取り早い。
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生来不精者で腰が重い性格を改善すべく、即行動に移すのにはどのような思想を身につけるべきか、と言う思いで手に取ったのですが、後半で朱子学を陽明学と勘違いしていたことに気がつきました。私が知りたかったのは格物窮理ではなく、知行合一でした。日本における陽明学は一般的に後先考えず先走って悲劇的な最期を迎えている人間のイメージがあると言うくだりを読んで、なるほど知行合一は確かにリスクが伴うな、とまたまた尻込みする私でした。
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第72回アワヒニビブリオバトル「【復路】お正月だよ!ビブリオバトル」第3ゲームで紹介された本です。
2021.01.03
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儒教は孔子(前551ー479)を祖とする。しかし、孔子は創作をしなかった。偉大な古代の聖王による完璧な文化についてわかりやすく述べることが営みであった。存命中の孔子はまったくどこの政体にも容れられず、その名声は弟子達がまとめた五経による。
朱子学は朱熹(1130ー1200)の説いたことである。儒教に新風を吹き入れ、生き返らせた。よって、今では儒学といえば朱子学を思い起こすことが多い。
儒教は祖先祭祀を大切にする。近い親、祖父などへの孝は最も重要だ。亡くなった人の気はまだ辺りにあり、霊が帰って来ることもある。何年も何回も法要するうち、気は薄まり祖先一般の気にまとめられる。
ちなみに、盆の行事などは仏事でなく、儒教が仏教に影響したものである。
仏教の無に対し、朱子学は有を説く。朱熹は仏教に強く刺激され、対抗する言説を多く説いた。
(祖先祭祀は日本土着のアニミズムから神道のラインと思っていたが、しっかり儒教に補強されているらしい)
流し読み、つまみ読みでひとまず終了。
朱子学とはナンだったのか まとめ
という感じの内容。
やさしく書かれているのでちゃんと読めばわかる本だと思う。