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事業企画の大きな流れを掴むには良い本。あまり真新しい話はなかった。考える流れも必要だが、企画者の熱意やパッションが根幹だと思うこの頃。。
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ベンチャー等ではなく、普通の会社の中で新たな事業を考える方を対象に書かれた新事業開発の本。全体の流れの作り方がよくまとまった一冊。
○新事業開発の流れ
①事業テーマを選ぶ
ー事業のアイディアを出す
ー事業アイディアを区分けする
②顧客と提供価値を定める
ー特定ひtりに提供する価値を定める
ー市場を理解する
ーペルソナを設定する
ー提供価値を定める
ーピボットで仮説を方向転換する
ー事業規模を試算する
③事業計画をつくる
ービジネスモデルを組み立てる
ービジョンを描く
ー事業計画書にまとめる
ー事業化を判断する
④新事業の実行と組織・人材
ー新事業の実行マネジメント
ー新事業を実行する組織をつくる
ー新事業を支援する組織をつくる
ー創造的な会社とは
ー新事業をつくる人材
○既存事業を成功させる常識が、新事業を殺す。既存事業と新事業は180度ことなるものだと理解する
○OTNA(Only Talk Not Action)になるな、GAKI(Go and Kick It)。子供の用に面白がって取り組め。
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完全なるブルーオーシャン型なものではなく、どちらかといえば、オープンイノベーション 型かリプレイス型の際に取るべき手法が書かれていた。これまで取り組んできた内容が大ぶれしていないことを再認識でき、、良かった。
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新事業を創出上での、考え方や一般的なプロセスについて、とても丁寧に記載されている良本だと思います。どこか一部を切り取ルことが難しいほど、新事業創出における大切なことが記載されており、ぜひ一度すべてに目を通してもらいたいと思っています。
大きな流れは、Where→Who→What→Howです。
・Where:どの事業テーマを選定するか
・Who:お客様は誰か
・What:提供価値は何か
・How:どのように事業を成立させるか(事業計画書)
自分自身、上記の考え方は理解しているつもりで、色々とチャレンジしてきていますが、理解していることと、実践できることは、全く別の話だなといつも思います。特に、いつも、WhoとWhatの具現化に苦慮しています。
市場理解(SP)、ペルソナ設定、提供価値検討、MVP策定。言うは易しですが、実践して納得いく形にするのは本当大変だと思います。思うところは多々ある中、特に印象深かったのは、以下についてかなと思います。
①新事業に失敗するパターン
・優れた技術で勝とうとする
・選び抜いたアイデアに賭ける
・市場調査などの分析を重視する
→頼るべきは、「顧客の声」と「実感値」
・完成度の高い事業計画書
・事業計画を遵守する
・すぐに儲かる事業を期待する
・可能な限り失敗を避ける
・最初から収益や予算に縛られる
・自前で全部やろうとする
・大きな組織、万全な体制で始める
・新事業に起死回生を賭ける
②ピボットで仮説を方向転換する
仮説を立てて、顧客ヒアリングを通して、戦略を変更することは当たり前。その方法論が以下。
・製品機能を元の一部に絞る(ズームイン型)
・他の製品の機能まで取り込む(ズームアウト型)
・同じ市場の別の顧客セグメントに変更する(顧客セグメント型)
・同じ顧客の別ニーズに変更する(顧客ニーズ変更)
・自社独自のアプリか他社も相乗りできるプラットフォームかを変更する(プラットフォーム化)
・一般市場向けか特定市場向けかを変更する(事業構造変更)
・価格の捉え方を変更する(価値補足型)
・成長戦略を変更する(成長エンジン型)
・販売チャネルを変更する(チャネル型)
・同じソリューションを違う技術で提供する(技術型)
特に自身は②の理解が足りず、なかなかピボット戦略を実践できていなかったなと感じた次第です。
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当たり前ですが、新事業ってビジネスの全てが詰まっているなと。実際に新事業を検討している最中にこの本を読んで、「あ、この観点が抜けてる」と気付かせてくれたところもありました。
ビジョン、失敗を経験する、仮説検証、ペルソナ設定、ピボット、提供価値、BMC、事業計画書、KPIと期日の設定、リーダーとマネージャーの違い、などなど
ただ、新事業の本質は楽しさ、面白さである。
新事業をやりつつ、漏れがないかの確認に使いたいです。