紙の本
具体的な馬券購入方法の記載はありません。
2015/11/12 21:28
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投稿者:けんたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は、2007年から3年間で28億7000万円の馬券を購入し30億1000万円の払戻し、つまり1億4000万円の利益を得たそうです。しかし、刑事裁判で検察側が主張した脱税額は5億7000万円。利益ではなく払戻額を課税対象とする計算だったそうです。一般企業で利益ではなく売上額を課税対象とするような無茶な理屈です。地裁、高裁、最高裁のすべてで、著者の主張どおり、外れ馬券が経費として認められます。
馬券購入方法ですが、IPATを通じた馬券の自動購入などを行うことができる予想ソフト『馬王』(ばおう)を使ったそうです。馬王は、ユーザーが自分で自由にカスタマイズできる機能があるので、ユーザーの腕次第です。肝心要のその部分について具体的な記載がなく、真似をするのは容易ではないと思われます。
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著者の馬券購入手法は仮説検証を経て得た独自の数十のファクターにより馬を加点方式で評価。高回収率が期待される馬券を「馬王」というソフトを使い自動購入するというもの。
学問的にはまだ荒削りな部分が残っているがデータ分析の考え方も中々。
1回当りの買い目金額も、オッズに反比例する形にしたり、口座残高を反映したりと資金管理テクニックを導入していたりととても興味深く読めた。
ちなみに、私は著者の完全なカモであると認識させられた...。
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2015/10/18読了。
馬券で巨額の脱税をした、競馬で1.5億円収益を上げた人物の手法公開である。
法律の解釈は別にゆだねるとして、
成功した理由は大きく3つではないか。
①マルチファクターモデルを採用している
複数のフィルターを用いて、それに合致するものしか投票しないと、数が少なくなってしまう。そのため、複数のファクター(おそらく回収率90%程度でも使用しているようだ)を用い、その総合点で投票先を決めている。
②人が使わないデータソースを使用している
筆者は「馬王」というツールを使っていて、このツールはJRA-VANの「Data-labo」というデータと自動連係している。ただ、それだけでは飽き足らず、自動連係されない「JRDB」というデータも用いている。「馬王」を使用している人はほとんど使わないデータだと思われる。
③独自のルールを作成している
「馬王」には独自のルーチンが搭載されているが、筆者はそれを一切使っていない。ブラックボックスは一切使わず、一から自分で信じられるロジックを組んだようだ。
これらのロジックを半年程度で見直しをかけていたようだ。相当ストイックな作業であることが感じられた。
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馬券で儲けたいなら、過大評価されている馬より過小評価されている馬にかける。
それを思いついた発想、深い分析なんかは馬券やらない自分でも本当に参考になるなあと感じた!
良い分析をするためには、まず仮説を立てること、その検証にデータを使う。
心に留めておきます。
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裁判のことは少し。
競馬の勝ち方についての記載が多い。
読んだ印象では、正直に書いているように見えるが、ほんとうに役に立つかどうかは、判断できない。