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自分の性格を変えたいところや足りないところをワクチンで補強する近未来を描いた作品。性格補強ワクチンの成功で、順調に事業を拡大していたブリッジ。しかし、ワクチンの元となるRXが死滅し、ワクチンの効果も切れる寸前の主人公・翔子は追い込まれていく・・・ワクチンの効果が切れかかった翔子を初め、10人のモニターの心境や性格の変化などもきちんと書かれていて、それなりに面白かったけど、文章の主語がころころ入れ替わり、読みにくかったり、結局最後までRXが死滅した原因は書かれてなかったり、突っ込みたくなる箇所も結構多かったので、微妙・・・の評価。
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20年前、性格補強ワクチンを製造会社を設立し、成功を納めてきた翔子。
しかしその効力が切れる時期に、原材料が死滅し始め…。
「工夫力」「発想力」「鈍感力」「優しさ」など
20種類からなるワクチン。
自分なら「瞬発力」「心の強さ」「活力」あたりを選ぶかな。
それとも怖くて踏み切れないかな。
【図書館・初読・10/6読了】
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もし、自分の性格を変えることができるワクチンがあって、もし承認されて使えるようになったら接種したいのか、自分だったらワクチンを接種して好転するならしてみたい気持ちもあるが、一方で現状より悪くなったらワクチンのせいにしてしまう自分がいる。今の自分の求めるものと20年後の自分の求めるものは変わっている可能性もある。現状をより良くしたいと努力するのは無駄ではない、しかし、満足を求めるのは際限がないと感じる。問題発生し、翔子の感情が変化し、その後の様子が気がかりだったが、エピローグの様子からホッとした感じ。
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自分の性格変えられたら…と嫌になることは多々あるけれど、薬に頼ったとして私は20年後満足した人生送ってるのかふと想像してしまいました。思い描く幸せの形はその時々違って当然で、人の欲は際限なく続くんだと考えると自分を変えたい、と努力するのは無駄ではないけれど、何かにすがって解決できる満足なんてないんだなぁと。
翔子含めモニター達のその後の20年はもともと自分の中にあった性格なんだとラストを読んで感じたので、決して楽しい話ではないけれど読後感はホッとします。
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性格補強ワクチンの種類は『工夫力』『発想力』『配慮力』『協調力』『落ち着き』『活力』『挑戦力』『機動力』『応用力』『粘り強さ』『柔軟力』『責任感』『感受性』『優しさ』『瞬発力』『心の強さ』『自己肯定力』『鈍感力』『冷静力』『決断力』。さて自分にはどれが必要かな?と考えてみた。だけど考えれば考えるほど、自分に何が必要なのかわからなくなってしまった。(←単に『決断力』がないだけ?)
ワクチンで性格補強したら、本来の自分の持ち味だった部分が影に隠れてしまうかもしれない。ワクチンが強すぎて歪な性格になるかもしれない。今の自分の性格に100%満足しているワケじゃないけど、そのバランスが崩れたら自分をコントロールできなくなりそう・・・とか色々考え始めてしまう。私はたぶんワクチンがあっても入れないな。(←『挑戦力』にも欠ける私。)
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設定や目の付け所や落としどころは良かったが全体的に軽い印象。
人生いろいろあるがありのままに素のままに生きることが1番幸せなのかも。
良かったのか悪かったのかは最後まで分からない。
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お金があったら、大抵のことができるようになってきた現代。
性格までこのワクチンを使うことにより変えることができるのか?そして、そのワクチンの寿命が尽きるとわかったときどうする?自分だけでなく、周囲の人までが巻き込まれることになる…のかもしれない。
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自分の性格を望むように変えてくれる、20年の寿命を持ったワクチンがその更新時期に死滅してしまい・・・。後半が端折りすぎで残念。そここそが物語の本質ではないのかと。
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性格補強ワクチンが開発され、効き目は20年間、その効き目がきれそうな狭間でRXが死滅してしまいワクチンの継続維持が不可能になるときそれまでその性格補強ワクチンに依存していた人はどうするのか?という近未来(?!)SF。
性格は先天的なモノもあり、ワクチンで具体的に補強するものではなく自らの長所短所を飲み込み良くも悪くも付き合って調節して行かなければならないものなので、こういうのがあっても不必要だなぁ~しかも20年間なんていらないなぁ~
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もし、なりたい自分になれるワクチンが開発されたら。
もっと、決断力がある自分に、もっと、落ち着きのある自分になれたら、もっと違う人生を生きられるんじゃないだろうか?
そんなワクチンが開発され、ワクチン被験者第一号だった主人公は、その販売を手掛けて大成功する。というSFのような話の始まり。
しかし、ワクチンの期限は20年。ワクチンを接種した被験者をフォローし続ける臨床心理士による、被験者の分析。
そして、ワクチンの期限に到達したあと再接種するかどうか、多くの対象者はどう考えるのか...
なりたい自分、そうなった自分、そうならなかった自分、そして、将来の自分。
人間の希望、生き方、幸せ、そんなものの捉え方を、一見突飛な前提の中から考えさせてくれる。
そんな、なかなかに面白い作品でした。
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性格補強ワクチン。
自分にたりないものをワクチンで入れ、性格を変えることができるとしたら、人生は良く変わっていくのでしょうか?
20年後、ワクチンの効能が切れる頃、ワクチンの製造が出来なくなったことにより、接種者の人生はどうなっていくのか。接種第1号となったワクチン製造会社の女性社長が主人公です。
まぁ、おもしろいテーマだと思いますが、淡々と読み終わりました。
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20種類の性格補強ワクチン。
工夫力、発想力、配慮力、協調力、落ち着き、活力、挑戦力、機動力、応用力、粘り強さ、柔軟性、責任感、感受性、優しさ、瞬発力、心の強さ、自己肯定力、鈍感力、冷静力、決断力。
最大10入れられる性格補強ワクチンを自分が使うとするなら
と考えてみると、活力4、優しさ3、心の強さ3で行こうかと。
今ある魅力を強めるというよりも、今自分に足りていない要素を追加するという方向に考え(笑)。
全体が平坦になると、つまらない人間になってしまうかな?
だんながこの本を読んだ後に「あたしなら〜」という上記の話をすると、「優しさ10入れといたら」との助言。
おいおい、そんなに優しさ足りてないのかよ。ゲゲゲ。
そういうだんなには配慮力10をお勧めしたい。ハハハ。
効果は20年継続するとなると、ワクチン接種をするときに色々考えてしまいそう。
接種したらしたで、本来の自分を見失いそう。
やはり、どの部分が強調されていても、その人らしさにつながるのだろうからワクチンは接種しなくてOKじゃないだろうかね。
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読友さんの感想で惹かれて。
自分だったら「心の強さ」「活力」「優しさ」あたりを足したいかなあ。
でも20年を一巡して経過を見届けてからでないと怖くて挑戦できないだろうな。
期限なく副作用なく変われるなら変わりたいと思ってしまう。
登場人物が多くて視点がコロコロ変わるので少し読みにくかった。
人数減らしてワクチン前後の心情をもっと深く読んで見たい。
維がどうも好きになれず・・・でもみんな不幸になって終わりとかじゃなくてよかった。
翔子は一度判断を誤ったけどワクチンが切れたおかげであの結論に達することができたんだろうな。
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性格補強ワクチン
自分だったらどれを選ぶか…。
応用力3、瞬発力3、優しさ4。違う人間になりそうだ。
H28.1.27読了
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性格変更ワクチンか。悪用する場合もあるのによく認められたな。効果がいろいろ選べてちゃんと機能しているのも面白い。効き目が切れたときのそれぞれの性格変化とその後が面白かった。自分だったら変化が怖くてやらないかな。