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マイン、神殿へ。
アニメより場面が多くなり、より楽しめました。
ルッツの家族との確執も解消され、一安心。
親の親たる所以というか想いは計り知れないものですね。
もう少し説明?とかあればこじれなかったのにってのはありますが(笑)
おまけのトゥーリ視点の話が好きです。
マインの影響で向上心が芽生えたって
素敵なことだなぁと思いました。
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神殿へ通うようになって、また世界が広がった。
自分が知っていることが常識だとは限らない時もあることを知る(他を知る)ことは大事だなぁ。
今回はルッツの家族問題にも触れられてた。家族だからこそ言わなきゃ伝わらないことって結構ある。神官長がルッツのお父さんに質問するこでルッツが聞けてよかったなぁとしみじみした。
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【感想】
・新しい環境、新キャラたちを、自分の色に染めていくめげないマインに爽快感。
【内容】
・マインの神殿生活が始まる。気が合わなそうな側仕えをつけられたり、習慣やしきたりなど不慣れなことばかりで前途多難。
・ベンノと神官長の初邂逅はベンノの優勢勝ちか。年の功というか経験の差が出た感じ。神官長ってあれで二十歳? 見えへんなあ。
・本に夢中になったマインは例によってぶっ倒れる。
・自分の部屋として孤児院長の部屋をもらう。
・ようやくそこそこうまくやれるようになった矢先、マインは孤児院の凄絶な実態を知り、悩み、結果、孤児院改革に取りかかる。自分が心置きなく本をよむために。
・マインはトロンベに関する貴族社会を揺るがしかねない事実を知る。
・ルッツとルッツの家族との軋轢に悩むマインに計算機の整備が必要だとなんと神官長が乗り出した。
・番外編はトゥーリの成長と目標。もう一編はギル視点から。
▼本好きについての簡単なメモ(累積)
【アルノー】神殿の側仕え。
【イタリアン・レストラン】マインのアイデアでベンノが出すことになった店。ベンノはこの辺をとっかかりに独立を考えているようだ。
【イルゼ】フリーダんち(ギルド長んち)の料理人。ぶっきらぼうだが協力的。頼りになる。
【ヴィルマ】灰色神官の一人。絵が上手。孤児たちの世話を一番している人でもある。
【麗乃/うらの】本須麗乃。主人公マインの転生前。本さえ読んでいられれば他に何もいらないというくらいの本好きで、司書になれることが決まりこれからバリバリ読書三昧と思っていたところで地震で崩れてきた本の山で圧死し転生した。たぶん麗乃としてはもう出てこない? 番外編でもない限りは。
【エーファ】マインの母。翡翠のような緑色の髪の美女。兵士長の娘で、ギュンターに惚れられた。
【エーレンフェスト】主人公が転生した中世ヨーロッパ風の街。この世界の中では大きい都市のように思われた。領主の名前が付いている。
【エラ】ベンノが雇った若い料理人。女性。
【オットー】南門にいる兵士の一人。元旅商人なので文字を書け計算もできるので事務仕事を担当している。物語開始当時新婚さん。妻はコリンナ。マインに字を教えてくれ、その代わり事務仕事を手伝わせた。商人として培った営業力とプレゼン力を嫁自慢に使う男。
【オットーの家】城壁に近い高級住宅街にあるコリンナの実家の三階にある。
【オトマール商会】商業ギルド長がトップをしている商会。街よりも前からここにあり、前領主のときは御用商人でもあった。基本的には貴族対象の食料品を扱う店だったようだ。フリーダが属し、なんとかマインを取り込もうとしている。
【カイ】孤児院の子どもの一人。
【カトルカール】別名パウンドケーキ。マインがフリーダの家で作ったお菓子。小麦粉、卵、砂糖、バターが同量で作れるのでうろ覚えのマインでも作れそうだった。
【鐘】エーレンフェスとの街では時報代わりの鐘が鳴る。二の鐘で���門。四の鐘はだいたい正午くらいのようだ。三の鐘でマインとルッツが待ち合わせにしているようなのでそれが九時くらいなら開門は、不定時報だとしても朝の六時前後になるか? ベンノの店は二の鐘の少し前から三の鐘までの間が最も忙しいようだ。六の鐘が閉門の時間でありベンノの店も閉店する時間。おそらく日暮れで商売は終わるのだろうから全体にぼくらの世界より早く動いているとは思われる。一の鐘は四時頃だろうか? 七の鐘が就寝を促す鐘らしい。鐘ひとつ分は二時間から三時間くらいと思われるが今のところよくわからない。
【貨幣】小銅貨一枚が十リオン、穴が開いている中銅貨が百リオン、大銅貨が千リオン、小銀貨が一万リオン、さらに大銀貨、小金貨、大金貨と続く。
【髪飾り】マインの稼ぎのひとつ。トゥーリ用に作ったものが一部で評判に。
【カルラ】ルッツとラルフの母。
【簡易ちゃんリンシャン】衛生環境改善の意味もありマインが作った最初の発明品。メリルの実から採れる油を使った。
【簡単パルゥケーキ】マイン二つ目の発明品。鶏の餌にしかならないと思われていたパルゥの絞りかすを活用したホットケーキ。パルゥのおからを使ったレシピは他にもいくつか考案したもよう。パルゥバーグとか。
【貴族】この世界の貴族はかなり横暴で一般人は歯牙にもかけられない。貴族だけが魔力を持つ。
【汚い】現代日本から転生したマインにとって庶民の生活は全体的に不潔でことあるごとに「汚い」と感じる。ちょっと偏見も感じるがおそらくほとんどの現代日本人はそう感じるのだろう。特に身体の弱いマインにとって衛生は重要なので身近なところから改善していってる。
【ギュンター】マインの父。三十二歳。エーレンフェスト南門を守る兵士で班長。青色の髪。エーファに惚れて猪突猛進で結婚までこぎ着けた。
【教育】いわゆる教育を受ける機会がほとんどないこの世界の庶民の子。ルッツは「そういうの、教えてもらえることって滅多にないから、せっかく覚えたことは忘れたくなくて」と言った。
【ギル】マインの側仕えとなった灰色神官で十歳の少年。目付きが悪く反抗的でよく反省室に入れられている厄介さだったがマインに篭絡された。
【ギルド長】→グスタフ
【ギルベルタ商会】マインがメインで取引するようになった商人ベンノの店。彼の実家の一階が店、二階が家族の住居、三階より上が賃貸しの住居で、その三階といういい場所にベンノの妹であるコリアンナと夫のオットーが婿養子的に暮らしている。貴族などが取引相手のようで高級な感じ。基本的に服飾関係、ファッションブランドのようだ。
【グスタフ】商人ギルドのギルド長。オトマール商会のトップ。ベンノと仲が悪いのはベンノの父が亡くなったとき母親を後添えにしギルベルト商会を取り込もうとし、断られたら今に至るまでネチネチと嫌がらせを続けているから。
【契約魔法】貴族の横暴に対抗するために生まれた契約方法。かなり強制力が強く破る度合いによっては生命も失うほど。これはまったく関係ない第三者にも適応され、知らないうちにその契約に反することをしてしまうと知らないうちに何らかの罰則を受けるという恐ろしいもののようだ。なので、第三者が自分の頭で考えたア��ディアがどこかの契約に抵触する場合にも適応される可能性がある。とりあえず効力の範囲は魔術結界の中、都市内だけのようだ。
【ゲルダ】子守りのおばさん。危なくないところで放置するというタイプ。
【コージモ】グスタフの右腕的存在。
【コリンナ】ベンノの妹で、オットーの妻。有名な針子で業界では幹部クラスの立場。両親の工房を継いで工房長となっている。びっくりするくらい可愛らしくて細くてはかなげなのに巨乳。一目惚れしたオットーは彼女と結婚するため大金を出し市民権を手に入れ自分の店を持つ夢を諦めた。オットーがこの話を始めると長くなるのでベンノは止めようとする。将来的にベンノは店はコリンナとオットーに任せ自分は独立するつもり。
【裁縫協会】工房長として認められるためには一年に五着以上の衣装の注文を受けることと、貴族の顧客を持つこと。コリンナはそれをクリアしている。
【ザシャ】ルッツの兄。長兄。風貌は父親に似ている。建築関係の職人。
【サバイバル】この世界はまだ文明社会だがマインにとっては毎日がサバイバル生活に近い。個人的には山登りが趣味やったんでキャンプ生活も長くマインよりはマシと思うがそれでもこの世界に放り込まれたら苦労しそうだ。
【ジーク】ルッツの家の二番目の兄。木工工房で働いている。
【司書】図書館で本の管理やレファレンス業務を行う専門職。個人的に司書資格は持っているだけに今の日本で実際に司書になるのがどれくらい大変かは、ぼく自身は司書になる気はなく書店でバイトしてたし本好きの教養のひとつとして取った資格ではあるけれどなんとなく知ってる。麗乃さんは優秀なんやなあと思う。
【市民権】街にすむことができる権利。旅商人になると手放すことになるらしい。
【しめじのような茸】一回火を通さないと踊るらしい。
【修ちゃん】麗乃の幼馴染み。麗乃の世話役。異世界でのルッツみたいなもんか。そのままだったらいつか麗乃と結婚したのかもね。「誰かが面倒みなくっちゃなあ」とかボヤキながら。母親が学会に出るというような記述があるので学者の息子か。麗乃を「妖怪本スキー」と呼ぶ。
【シュミル】魔獣。おおむねウサギ。子どもでも捕獲でき肉も旨く他にも捨てるところがないくらい利用価値が大きい。ただし前足の爪に毒を持っているので注意は必要。
【商業ギルド】商売に関わる者は必ずギルドに登録していないと厳罰を受ける。権力があり、がめつい。
【白ラディッシュっぽい野菜】包丁の側面で叩き潰すと「ギャッ」と叫び赤ラディッシュになった。
【神官】神殿の要員。青色の僧衣を着た貴族出身の青色神官、青色巫女と、多くは孤児出身の灰色神官、巫女がいる。マインは特殊な条件で青色巫女になった。政変により貴族の数が足りなくなり、神殿に追いやられた貴族の姉弟たちが呼び戻され、今の神殿は要員不足に悩んでいる。特に深刻なのが魔術具に魔力を籠められる者が減っていること。
【神官長】→フェルディナンド
【神殿長】自尊心だけは高い小者。貴族の嫡子だが出自のわりに魔力量が少なく劣等感を抱いている。マインに脅されて失神した。今後もいろいろ不愉快なことをやってくれるだろう?
【煤鉛筆】木簡に字を書くために作った。竈や煙突の煤を集め粘土で固めた。
【政変】どうやら貴族どうしの争いがあったようで貴族の人口が著しく減っているようだ。ゆえに一度は神殿に追いやられていた貴族の子弟たちが呼び戻されているようで青色神官の人数が減っている。そして側仕えだった灰色神官が孤児院に戻ってきて一人あたりの食糧が減りいつも飢えている状態。
【洗礼式】七歳になると洗礼式があり以降は半ば大人扱いになる。
【タウの実】森にときおり落ちている赤い実。中は水だけだが持って帰ると干からびているのだがそのまま放置しておくと水分が増え大きくなる。街の人々は夏の星祭りの夜それをぶつけ合って楽しむ。実はトロンベの種。魔力を吸い取る性質があるのでこれを使えば身食いで死ぬ子どもが減るのではないかとマインは考えた。
【ダプラ契約】商人や職人の見習いの雇用契約。将来的に店や業務を任せるための徒弟契約。八年間。マルクはいつか実家の商店に戻るダルアとして数回の契約更新をした後、実家との折り合いが悪くなりダプラとして契約した。
【ダミアン】グスタフの孫でフリーダの兄。
【ダルア契約】商人や職人の見習いの雇用契約。店長との雇用契約で、ギルベルタ商会では他の商人の子弟をダルアとして預かることが多い。おおむね三年から四年の契約となる。
【ディード】ルッツの父。建築関係の職人。頑固っぽい。
【デリア】マインの側仕えとなった八歳の少女。神殿長のスパイだったがマインに敵対する態度を丸出しにしたため望まれた情報が手に入らなかった神殿長に切り捨てられマインに泣きついた。ツンデレではあるが取り込んでみれば貴族の習慣等に詳しいその知識はマインが「化ける」ためには有用だった。
【トゥーリ】マインの姉。一歳違いだがすくすく育っている。緑の髪の美少女。現代の日本人の目から見たら薄汚かったのがマインのお陰できれいになった。
【トロンベ】ものすごく成長が速い木。見ている間ににょきにょき伸びていく。マインは「不思議なにょきにょっ木」くらいに思ってるが皆にとってはそんなに気楽なものではないようだ。伸び始めに刈り取らないと辺りの栄養が吸いとられてしまう危険性の高いものなので住民たちは発見したら何を置いても刈り取ることを最優先する。ただ、紙の材料として最適だったのでマインはけっこう危なっかしいことをしたりもする。本当に大きくなってしまうと一般人の手には負えず騎士団に依頼する必要がある。マインは後にその現場に参加することになる。ちなみにトロンベで作られた紙は燃えにくく、手に入りにくいこともあって高価なものになる。
【粘土板】マインがパピルスの次に作ろうとした紙の代替物だが焼いて保存しようとしたら爆発。
【パピルス】マインが最初に紙の代わりとして作ろうとして失敗。
【パルゥ】甘い汁が採れる実。冬の晴れた日の朝、雪の中でしか採れない。実のなっている枝を暖めなければならないが魔力があるのか炎は消えてしまうので手で暖める。昼を過ぎるとぎゅーんと大きくなってぴゅーんと実が飛んでいき木は消えてしまうので午前中が勝負。
【東門】街道に面していて旅人が多く活気がある分、治安が悪い。
【フーゴ】ベンノが雇った若い料理���。男性。
【フェイ】トゥーリと同じ年の少年。ピンク頭で悪ガキふう。
【フェルディナンド】神官長。落ち着いていておっさんぽいが実は二十歳。神殿では神殿長に次ぐ位。貴族でもあり、愛妾の子どもだった。
【フラン】十七歳の灰色神官。フェルディナンドの信頼も厚い側仕えだったがマインの側仕えとなった。当初は不満だったようだがいつも落ち着いておりいろいろめんどうみてくれる。
【フリーダ】商業ギルドのギルド長の孫娘。洗礼式のための髪飾りを欲しがっていた。桜色のツインテール幼女。会話のどこにワナが仕掛けられているかわからず油断できないが、親しい友人ともなる。一番好きなのはお金を数えることと貯めること。マインと同じく身食いを抱えているが金の力で貴族から魔術具を購入し生命を繋いでいる。将来はとある貴族の愛妾になることが決まっているがその代わり貴族街に店を持つことができるので売り上げの三割を貴族に差し出さねばならないもののむしろ楽しみにしている。ギルド長の家は将来貴族の中で暮らしていくフリーダために貴族の習慣や道具を取り入れている。マインとは異なり身食いがなければ健康体。
【ベンノ】商人。オットーに紹介された。ベンチャー企業のトップのようなギラギラしたところがある。商人として遣り手で厳しくもあるがだんだんマインの保護者のような立場になっていってしまう。虚弱な姪を心配する叔父ってところか。結婚したかった女性がなくなっていて、彼女以上の女性は見つけられないだろうからおそらく結婚しないだろうと自分で考えている。近い将来商会は妹に任せ、自分は独立するつもりのようだ。
【ヘンリック】下級貴族。フリーダの契約相手。グスタフが人柄だけで選んだらしい。
【星祭り】夏の祭り。水風船のようなタウの実をぶつけ合う祭り。結婚した新郎新婦にぶつけるらしい。貴族の間では星結びの儀式というものがあるらしいが、水風船のぶつけ合いはなさそうだ。
【マイン】主人公。スタート時五歳だが身体が弱く三歳くらいに見える。何かしたら基本倒れるので何もさせてもらえない。あくまでも頭脳労働者。紺色(夜色)の髪。ふだんは金色の瞳だが怒ると複雑な虹色になる。たぶん油膜ができるのだろう? 本須麗乃の転生した姿。本を読んでいれば他に何もいらないというタイプなのにこちらの世界には(容易に入手できるような)本がなくそれならば自分で作ってしまおうという考えに至った。
【マインの家族】父親の兵士長ギュンター。裁縫の腕がいい美人の母エーファ、将来美人になるであろうお針子見習いの姉トゥーリ、そしてマインの四人家族。
【マインの体調】マインは身体が弱い。最初は家を出るだけで青息吐息という虚弱体質。オリジナルのマインはすでに熱で死んでその身体に本須麗乃の精神と記憶(魂というか)が入った形になるもよう。オリジナルのマインから病弱なところは受け継ぎちょっと無理をしたらすぐ熱を出して倒れる。下手をしたら死にそうだ。どうやら「身食い」と呼ばれる病気らしい。マイン=本須麗乃はとてもわがままで自分の目的のためならそう簡単には誰の言うことも聞かないので突っ走っては倒れる。後に、マインの体調を最もよく把握しているルッツがベンノたちから「マイン係」�� に任命された。彼女の身体が人並みだったら無制限に世界を変えるようなとんでもない騒動を引き起こすことになっていたかもしれないし、誰かの不興を買って殺されたりしていたかもしれないし、魔女として処刑されたかもしれないし、その後の成り上がりもなかったかもしれない。
【マインの知人】まず、何かと世話を焼いてくれる幼馴染みで商人になりたいと思ってる少年ルッツ。門番で会計がらみの仕事を一手に引き受けている元旅商人のオットー。新進気鋭の商人ベンノ。その部下でよく気がつくマルク。マインをスカウトしようとしている商業ギルドのギルド長。その孫娘でお金を数えるのが何より好きな桃色ツインテール美幼女フリーダ。など。
【魔獣】体内に魔石を持ちそれに刃物が触れた瞬間溶けてしまう。
【魔術結界】街を取り囲んでいるらしい。契約魔術が届く範囲はこの結界内。
【マルク】ベンノの経営するギルベルタ商会の従業員。ベンノの右腕的存在でなんとなく「セバスチャン」という感じ。従業員の教育係でもあるようだ。マインとルッツに発注書(契約書)の書き方を教えてくれる。後々マインとルッツの面倒を親身に見てくれる。マインいわく「素敵紳士」なので作業服が似合わないから力仕事はさせたくない。ベンノならOK。実家も店をやっていたのでいつか戻る予定だったが長兄との折り合いが悪くなりベンノとともにギルベルタ商会を大きくした。その途中で実家を踏み台にしたらしい。
【身食い】マインを侵す熱。魔力過剰症。魔力に食われて遠くない将来、死ぬことになる。対応手段はあるにはあるがそのための壁が厚い。フリーダもそうだった。
【メリル】食べられる木の実。油が採れる。これを使ってマインは「簡易ちゃんリンシャン」を作った。
【木簡】マインが挑戦したパピルス、粘土板に次ぐ第三の紙代替物。黄河文明。が、あえなく薪として燃やされた。
【本須麗乃/もとす・うらの】→麗乃
【ユッテ】フリーダんちの下働きの女性。
【曜日】曜日のようなものもある。水の日、芽の日、火の日、葉の日、風の日、実の日、土の日があり順に繰り返される。土の日は安息日。
【羊皮紙】マインが最初に見かけた紙のような物体。一枚でギュンターの月給くらい。
【ヨハン】鍛冶工房の若い職人。腕はいい。仕事にこだわる完璧主義者だが遅い。
【ラウラ】トゥーリの工房仲間。
【ラルフ】ルッツの兄。トゥーリと同じ年の男の子。赤毛。子どもたちのまとめ役。たぶん将来的にはトゥーリの夫になりそうな雰囲気な果報者。
【リーゼ】ベンノの恋人だった人物でもう亡くなっているようだ。その死後ベンノはもう結婚に対しての興味を失っている。商人としてもベンノと対等なパートナーになれるレベルだったようだ。商売に関する口喧嘩でベンノはリーゼに勝てたことがないらしい。ベンノにとってマインはリーゼの生まれ変わりのような感もあるのかもしれない。三十歳くらいの歳の差があるので結婚はできないだろうが。
【リタ】トゥーリの工房仲間。
【料理】マインはけっこう料理が上手い。麗乃だった頃は本しかよんでなかったのかと思ったら意外。本の知識だけでなんとかなるものではなかろうに。
【ルッツ】マインと同���年の少年。ラルフの弟。金髪で翡翠のような緑色の目。なんというかある意味色仕掛けでマインに利用されることになりマインの世話役として長く苦労を共にした。旅商人になるのが夢だが壁は大きい。マインがマインじゃないかもと最初に疑った人物。《だから、オレのマインはお前でいいよ》第三巻p.182。
【ロジーナ】灰色神官の一人。楽器の演奏が得意。綺麗な顔立ち。
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青色巫女見習いとしての生活をスタートさせたマイン。
神殿の常識も貴族のふるまいもわからない中で、次から次へと問題勃発。
側仕えをうまく動かせるようになり、神官長を味方につけ、孤児院の院長になって孤児院の改革に取り組む。何にも邪魔されずに本を読めるように!(笑)
面白い。読みごたえがある。
神官長美しい!20歳にびっくり。
アニメで観ていたけれど、次巻も楽しみ。
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面白かった…!
ファンタジーもの(最近の言い方では「転生もの」?)で必ずいる
「序盤の耐え」
を、乗り越えた感がある(失礼)。
ここまでもそれなりに面白かった。…けど、しょうみ1巻だけは「うーん…?」と、思いつつ読了したのは否めない。
でもこれだけシリーズ化してるし、たぶん面白いんやろうもうちょっと読んでみよう…、で、2巻を読んで、3巻を読んで…、てしていくうちに、第一部の最後は
「なかなか面白いな…」
ってなっていってたのよ。
それがここにきて、だいぶん話が進むねー! それって、マインちゃんができることが増えたからやと思うわ。
知恵を出しても実践できなかった1巻、2巻に比べると、そのへんの苦労がはしょられる(?)と、いうか、外注できるようになっただけ話にいきおいがついて面白い!
ただ、なんでこんなちっさい子に転生する必要が…? とも思うけど、女子大生くらいの年齢に転生した話を過去にアルファポリスで読み漁ったけど、あれもまたあれで
「面倒臭い年頃やな…?」
と、思うところもなくもなかったので(ゴメン)いっそちっさい子のほうがええんかもしれへんな。知らんけど。
神殿について、諸々の考えを変えていくくだりがよかったなー。こういうのはわかりやすい。
あと、ルッツくん、よかったなあ。マインちゃん以上に彼の成長をずっと見守っている気分なので、早く彼がイケメンのやり手商人になってほしいよね。
イケメン限定なんかーい。笑
早く続きを読みたいな。^^
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第二部は置かれた環境がさらに広くなり、もちろん登場人物もがっつり増える。二部全体として、途中個人的に間延びしたけど、最後の方は一気読みした。
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経済に教育に、意外と学べることが多くてびっくり…やっぱり衛生環境は大事だな…マインちゃんにいいように進んでてよかった。
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物語の転換点でゾワッと感じたセリフがあった。
マインが、孤児院の惨状を目の当たりにして、自分の無力さを感じているところに、ルッツがアドバイスする。
'''
「じゃあ、残ってるヤツら、全員をマインの側仕えにすれば? そうしたら、全員が外に出られるんだろ?」
'''
実際には、この案がこのまま採用されるわけではないが、このルッツの一言がマインを奮起させる。
ルッツの機転が利いたアイディアと、今後の展開にワクワクした。
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マインが神殿に入ってからのお話。孤児を助ける理由がマインらしくて、でもそういうところがいいんだよねと思いました。ギルの話、ルッツの両親の話は、思わずウルウルしてしまいます。
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アニメで第二期前半(15~20章)辺りのお話です。
アニメの方は子どもが見てるのを家事しながら音だけ聞いてる感じで知っていたので、何となく展開は分かっていて読みましたが、面白く一気に読みました。神官長とマインのコンビが次第に形成されつつあり、これからこちらの世界をマイン的好みに改革していくのかな。ベンノさんといい、ちゃんとした大人に恵まれた設定で安心して読み進められるところです。
Toジュニア文庫に比べるとこちらの本は厚く、ルビ少ないので、沢山の児童に手にとって欲しい小学校図書館だと、ジュニア文庫の方がいいかなぁと思います。
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主人公以外の視点で
読める物語がついていることが
嬉しい。
絶対にわからなかった視点で
描いてくれるからこそ
成長が見てとれる
一人の人と出会うことで
全く違う方向に進んでいこうと思える
留まらずに
次の自分に向けて
学んでいける
努力を重ねようと思える。
ここでは終わらない
ここから始まる。
学びながら
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孤児院の子供たちをマインが助ける話。孤児を助ける理由が本を安心して楽しく読むためっていうのがマインらしい!最初は好かれていなかった側仕えの人たちと距離を縮めていって、側仕えの人たちや神官長に呆れられたり怒られたりしながらもいい関係を作っていった。面白かった〜
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神殿で巫女としてのお仕事がスタート。神殿長の嫌がらせが沢山出てくるかと思いきや、予想に反して凪状態。一応貴族だし、下手は打たないか。最初、側仕えで苦労するかなと思いきや、フランは優秀だし、ギルとデリアは癖はあれど根は良い子なので比較的平穏。孤児院への働きかけや、工房運営など、マインの環境が目まぐるしく変わるけど、これはルッツの後押しがあったからこそ。最後はルッツの家族会議で〆られることも考えて、今回はルッツの巻だなとしみじみ。ルッツがこれから商人としてどう成長するのか楽しみで仕方ない。
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無事に?神殿へと通うことが決まったマイン。
だが、神殿では厄介な側仕えばかり。
そんな側仕えとの仲もきちんとした主人と側仕えの関係になった頃、マインは孤児院の改革に乗り出す。
そして、ルッツはとうとう両親と衝突し家出してすることになり…。
番外編はトゥーリとギルの話。
ギルのマインへの想いがかわいい。
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青色巫女見習いとして神殿に通い出したマイン。
自分の側仕えがら神殿長の愛人になりたがっている、なんてベンノの前で話されたら神官長もベンノも困るよね。働きや与えられる物に対して神殿と下町では根本の考え方が違うから現代人であり下町で育ったマインにはカルチャーショック。ルッツの家族全員言葉足らずですれ違った親子喧嘩も無事に落ち着いてよかった、マインは確かに思ったすぐ行動だから少し立ち止まることを覚えたほうがいい。