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アルファ/オメガというのを聞くと、腐的にはオメガバースを想像してしまったのだが、なんかそういうのとは全然別物のえらいシビアできっつい設定だった。
よくわからないままに終わったので、続きが気になる。っつか、お前はそこで死ぬんかいw というのが一番大きかった。
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三部作の第一部。刊行前から映画化権が売れたというのでも話題になったらしい(権利を買ったのはドリームワークスだとか)。
確かに映像化すると映えそうな内容で、非常にエンタテイメント性が高い仕上がり。リーダビリティも高く、続きが気になる構成になっている。
支配階級であるアルファと、被支配階級であるオメガ、しかし片方が死ぬともう一方も一蓮托生……という設定はユニークで、尚且つ、このせいで一概に支配・被支配の関係が一方的にならず、複雑化している。
いずれにしても続きが楽しみなので、第二部以降もちゃんと邦訳されますように……。
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物語の世界観はかなり強引な設定だ。ありえない世界の話であり、それ自体はファンタジーだと思えば何ら問題はない。だけど、身体に欠損があるとか魔法のような特殊な能力を持って生まれたことで徹底的に差別される世界はどうしても自分は受け入れられなかった。身体的特徴で差別するのは現実世界ではやってはいけないことだし、特殊能力を持った人を差別するのは魔女狩りにつながる。現代社会ではあってはならないことだ。本書で語られる物語では虐げられる者と支配するものがはっきりと分かれていることでエンターテインメント作品として成らしめているわけで、共感はできないがタブーじみた世界観であるからこそ、人々を引き付けるのだと思う。個人的には、キャスとキップの冒険にハラハラドキドキしたものの、心から面白いとは思わなかった。物語に没入できなかったからだと思う。映画化を予定されているようだが、私は見に行かないと思う。きっと映像で見るのは堪えられないだろうから。
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ディストピア小説。
「爆発」のあと人類は必ず双子でうまれ、片方は
「正常」、もう一人は「異常」、そして片方が死ねばもう片方も死ぬという世界。「異常」である片方には時に未来予知能力を持つ場合もある。
「正常」な片方が「きょうだい」に煩わされず生活できる施策を取り始める中、「異常」なきょうだいは追い詰められていく。
全3部作の1話目。
ラストの展開は少し予想ついたけど、このあとどうなるの感がハンパない。続編の翻訳お願いします、早川書房様!
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面白かったです。でも1冊で終わらなかった。三部作なのかー。健常者(アルファ)と障害者(オメガ)のペアが双子で産まれる世界。オメガは差別され隔離されているが、双子のどちらかが死ねば片割れも同時に死んでしまうため、オメガはアルファによって迫害はされても殺されることはなかった。しかし…という展開。「爆発」によって文明が一度途切れているため、テクノロジーの未発達な世界。人々の暮らしは原始的で、なおかつ追われるオメガが主人公なので、サバイバル描写が多い。SFでありつつ冒険もの的な要素もあり。
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あっという間に読了。面白かった~。
核で世界が崩壊後の世界っていうのはいかにもだけど、人間の進化的には珍しいので新しさもあり、楽しく読めました。
後書き読まずに読んじゃうので、最後のあたりでもしや??と思ったらやはり3部作。
ここ最近翻訳もの読むと必ず3部作にぶちあたり、しかも最後のあたりで気づくので身もだえしながら読み終わるを繰り返してます・・。忘れないうちに続編を・・そして翻訳を・・。
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だまされたー。3部作その1と知ってたら買わなかったのに…。
とっても『ハンガーゲーム』。ユートピア/ディストピア、運命の乙女、レジスタンス…よくできたジュブナイルではある。
人類すべてが、完璧な側と欠損した側の双子で生まれてくる設定は面白いけど、陰惨な社会や闘いの痛みが伝わらないところも『ハンガーゲーム』ふう。
まあ、主人公の運命は気になるので、続きも読むようにするけどねー。映画の題材としてはいいかな。