紙の本
経営の極意
2022/08/09 12:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユニクロを世界的企業に育て上げた柳井正さんの経営に関する考え方が、分かりやすく解説されていてよかったです。
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2015/8月ビジネス書売れ行き2位
仕事の必要な4つの力を解説
読者が自分の気づきを書き込めるよう余白が用意されている。
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柳井さんの書籍は、分かりやすく読みやすいので、経営者や、幹部候補によく勧めています。この書籍は、第四章に理想を追求する力-経営者は使命とともに生きよ という章があり、この「使命」を『理念・方針』と読み替えると、教育、福祉分野の理事長、施設長に適した書籍と思いました。訪問する保育園、認定こども園、幼稚園の理事長、園長に勧めたいと思います
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書いてあることは、当たり前のことなのかもしれない。
でも当たり前だからこそ、忙殺された日々の中で忘れてしまうことが書かれている。
経営者になりたい人だけではなく、すべてのビジネスパーソンが読むべき本。
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柳井さんが考える経営者のあるべき姿、そしてその為になすべきことが書かれているの。書いてあることは至極真っ当なことだけど、柳井さんの決意が表れていて、とても惹きつけられた。こういう人のもとで働くのは楽しいだろうな。
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本書で掲げる事柄はすべて柳井氏の経営者としての覚悟だ。「君はここまで真剣に考えているか?」、考えの甘さを自省し詰問と叱咤を受けている錯覚さえ持つ。顧客を第一に考え日々結果を求められそれを積み上げてやっと信頼を得られる、それだけ苦労した信頼も一瞬で瓦解してしまう。経営者とはなんと酷で損で困難な役割であろう。だからこそ使命感が大事なのだ。ファーストリテーリング社の経営幹部育成教材を書籍にして公開したのも、そうした柳井氏の高い志と使命感を感じる本だ。
柳井氏が掲げる4つの力、「変革する力」「儲ける力」「チームを作る力」「理想を追求する力」はいずれも平淡な表現で語られ極めてシンプルだ。ゆえに実行状況に嘘がつけず切れ味鋭く突き刺さってくる。
本書がノート形式なのは血肉にして欲しいという思いから。いつの日か、書き込みだらけの本書を持った柳井正を超える逸材が生まれるのかもしれない。
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ブラックな話を多く聞くFRですが、
この本の内容は、これまで柳井社長の経験談から来ているからかしっくりくる。
<抜粋>
・一〇〇パーセント全力で部下と向き合うというのは、・・・(中略)・・・部下である相手の立場に立って、相手の論理で、相手の感情で話を聞いてくれる人
・挑戦し続けるために、リーダーが自分に課すべき三つのこと
一つは、自分に自分が期待をするということ
二つ目は自己変革です。
三つめは自己管理です。・・・(中略)・・・本道以外のことには近寄らず、度を過ぎた贅沢をするようなことを慎み、まjめに経営道を歩むということです。・・・(中略)・・・もう一つは健康管理です。
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高校の先輩、イオンの先輩、人生のメンター、柳井正さんのノートです。こんなサブノート的な著書、出したかったですね。
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ディズニーの挑戦の話やコンビニの夏のおでん展開のことや、出来れば仕事したくなかった著者・ファーストリテイリング社長柳生さんの過去など面白かった。
USJの森岡さんが数学的、柳生さんは哲学的。
やっぱり地方の服屋さんから世界的ブランドまでに作り上げる人はこのような意識や哲学を持ってて当然だなって。
『経営者になるためのノート』ファーストリテイリング 柳生正
⚫︎経営者とは社会に約束したことに「成果をあげる人」
→社会における自分たちの存在意義、つまり使命を考える。
→会社の使命と成果が結びついてることが経営の原則。
※ファーストリテイリング「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」というステートメントに集約された使命。
⚫︎経営は「実行」
→変革する力、儲ける力、チームを作る力、理想を追求する力
◼️経営者はイノベーター
❶非常識と思えるほどの目標を掲げよ
・1.1倍や1.2倍の目標でいいと考えたとしたら、そこから出てくるアイデアは今と同じ延長線上の発想になる。
しかし、そのような事は恐らく他社もできるし実行できる。だとすると競争になり、結果として1.2、1.3倍も達成しないリスクが高まる。
3倍であれば、発想の転換が必要になる。
★長編アニメは誰もが「長時間のアニメーションなんか、誰が見るんだ」と世間は批判していた。ディズニーは資産を投げ打っての投資。
高い目標を掲げ、挑戦する事からイノベーションは起き、顧客が創造される。
❷常識を疑う
・お客様からしたら意味ないことが企業が言う「常識」
・業界は過去、顧客は未来、ライバルではなく顧客に集中する。
・「常識」と言われるものほど、お客様目線で見て、「それは正しいことか」「お客様目線で見て、それは正しいことか」「お客様がそうでなければいけないと思っていることか」というように疑ってかかたなくてはならない。
・経営者は「危機感」に基づいて経営をするべきで、「不安」に基づいて経営をするべきではない。
★セブンイレブンの「夏のおでん」「冬のアイスクリーム」は結果成功した。
❸仕事の質、基準を高く持つ
・自分なりの基準では全く意味がない
「世界で一番」の質の高さを目指す
・自分は結構出来ていると思っている人は、ただ単に設定している基準が低いだけかもしれないです。
★IBM T・Jワトソン 「完璧を目指さずに成功するよりも完璧を目指して成功する方が良い」
50点を達成するよりも、完璧を目指す中で学ぶことがある。実践を繰り返していくことが出来れば、いつか成功できる。そもそも低い基準に甘んじたことをしていたらつぶれてしまう。
※GAP, H&M, ZARAの次に買い物しやすいブランドにと目指していたら、永遠にこの3社に勝てない。
❹リスクを恐れず実行し、失敗した立ち向かう
・安定志向で成長している会社はない。
・リスクがあるところにチャンスがある。多くの人が恐れて、大変だと思って、常識に縛られて、手をつけないから。
・リスクは計算する
❺現場に高いレベルを要求し、核心を見る
・現場で思入れを持って一生懸命やっているからこそ、自分たちの可能性の広さに気付かなくなることはよくある。
現場スタッフのババシャツという概念から脱却してヒートテックを男女年代関わらずマーケットする。
❻自問自答する
・最もまずいのは「自分は出来ている」と思うこと。
・いつも断崖の上を歩いている、ちょっとでも油断があれば真っ逆さまに落ちてしまうという危機感を持って臨むのが経営。
❼上を目指して学び続ける
「上には上がいる」マーケティングならマーケティングで世界で本当に優れた会社にひけを取らない経営をするのだという意識を持つことから。
自分が知らない方法やヒントに常にアンテナをはる。
・その分野で本当に優れた人と早く行き当たる、その時に相手が自分に聞けるようなものをいかに蓄積しているか。
実績。
◼️儲ける力
❶お客様をびっくるさせなければならない。
お客様が欲しいと思っているものを、お客様が想像もしない形で提供する。
お客様の声の一枚上手をいかなければならない。
お客様はまだ見たことがないもの、体験したことがないものを求めている。
本当にそれは家族や友達にも使って欲しいと思えるか?
自分の子どもや家族に自慢できるお店か?
自分がそれくらい愛せるものを作る。
❷スピード実行
・その対応が遅れたら致命的になるのではないかという危機感を常に持つ
❸経営資源を集中する
・売るものに自信がないと分散してしまう。
・パートナー関係も信頼できることに集中。
◼️チームを作る力
❶信頼関係を作る
・チームを勝利に導く人
・リーダーとして信頼が最重要。
言行一致が首尾一貫した人間であるかどうかということ。
約束したら守る。夢を語れば誰よりも追いかける。
心がけようと言うことは自分本人が実践し姿を示す。
大切にしている信念価値観がぶれない。
人としての誠実さ。
・本当にチームのためを思って向き合う。
本当に相手のこちを思うなら鬼となり仏となる。
・チームプレイの基本はメンバー1人1人が自分の責任を果たす
◼️理想を追求する力
・「終わりから始めて、そこに到達するためにできる限りのことをする」ハロルド・ジェニーン、『プロフェッショナルマネージャー』著者
◼️(解説)
この本はもともと社外秘だったもの。
柳生さんは、大学ではゼミにも入らずブラブラして出来れば仕事はしたくないと思いながら就職し、10ヶ月で退職。地元に戻り家業を継いで思うままにやっていたら1人を除いて全員辞めた。自称だめな人材だったが、こんな自分ですら覚悟を決めたら経営できた。
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経験に基づいて、しっかりした理屈を考えたうえで、信念・信条に基づいて経営者とは何か、経営とは何かを論じている。非常の勉強になるので、本気で経営者になろうと願っている人には必読書である。ただし、最後のほうで、結局はファーストリテイリングのための本であることに気が付かされる。その点を意識して、自分の場合に応用・アレンジしながら読み進めたい。
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良い。経営者育成用のセミナー出たことあるが、本書読めば事足りた。
各内容は、一見当たり前の退屈なものに見えるのだが、根底に一貫した信念がある。
価値観を正しく決めた後、その価値観に沿った徹底した合理主義という感じ。
一度読んだだけだと完全に身につかない。今後も何度か読むだろう。
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柳井正著「経営者になるためのノート」
*経営は実行。大切なことはまずやってみること。
*経営者に必要な4つの力(1)変革する力、(2)儲ける力、(3)チームを作る力、(4)理想を追求する力
*プロフェッショナルマネージャーの著者ハロルドジェニーン氏「終わりから始めなさい、ゴールを設定すれば、成功するためにすべきことが明らかになる」
*会社の成長、会社の進化を妨げる最大の敵は、それは常識だ
*不安に駆られた時に是非やってほしいことは、不安に思うことを具体的に書き出して、正体を突き詰めてみると悩んでいても仕方がない、大したものではないことがわかります。
*部下育成で大切なこと。(1)責任は全部上司の責任である。うまくいった時は全部部下の功績だという気持ち。(2)厳しい要求をする上司には、部下に君だったらできるということを言ってあげることが必要。つまり期待をして長所を生かすということが重要。
*経営とは常に断崖の上を歩いている。ちょっとでも油断があったら真っ逆さまに落ちてしまうという危機感を持って臨むのが正常な経営。
*日本電産の永守社長「すぐやる、必ずやる、できるまでやる!」
*目標を共有して、一人一人の責任を明確にする。
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肩書き者程、失敗する。大手看板に頼ってきたらから。
常識で考えたらまともとは思えないくらい、目標を高く持つ。既存の延長線の発想では、この目標は、達成できないと、思い至る
高い基準を目指した上での失敗であれば、問題ではない
安定志向で安定成長している会社はない
アイデア持ち寄り会
報告会には来なくて良い、アイデア、発言が、ないなら参加できない会議
時間は平等、資料つくりでなく、何件手紙と資料を、作って送ったか。お客のために少しでも動け
モデルルームでのチェックポイント、人気のポイント
余計なものにお金かけない
できない、と言わない
分かりました、やってみましょう
解決できる方法をあれこれ工夫してやってのける
角を矯めて牛を殺す
日本人は考え方の幅が狭すぎる傾向、違いを受け止めるのではなく、排除する傾向がある。一つのやり方が、正解で。その、正解を答えないと減点。躾
企業活動に
正解が一つしかないということはありません。いろいろな人のいろいろなやり方知恵を集めて耳を傾けてみる、それを受容する。その上で本当によいと思うやり方をやってみる、考え方に対する包容力
変化の時代は、特に必要、いいアイデアに国籍や人種、性別、あるいは役職の上下は関係ない
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ファーストリテイリングの柳井さんが、自分の成功と失敗を要約して書かれたワークブックです。
ノートの名前の通り、本文の周りにたくさんかけるスペースがあります。ここに自社の課題や市場に対する考察を書き加えながら進めていくのです。
内容もさることながら、日本を変えていく、良くしていくリーダーを育てたいと言う柳井さんの熱い思いが伝わってきます。
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2回目。読み直し。なんででも定期的に読み返したい。志を高く持ち、当たり前のことを当たり前に真摯に取り組むことが大事である。じわりじわりと味が出る本。味わい尽くしたい。