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いろいろと勉強になりました!
仕事への徹底した真摯な姿勢。
ある程度キャリアを積んだ方にぜひ読んで頂きたいです。
もちろん新人さんが読んだとしても、会社とは、仕事とは、リーダーとはこういうものなのだという指南書になると思います。
ソフトバンクの孫社長、アップルの故スティーブ・ジョブズ氏とも親交があったとの事。それだけでもどういう方かなんとなく分かる気がしますね。
内容とは関係ないのですが、この本の手触りやページを捲る感触がとても好みです(笑)
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ビジネス書週間ランキング2位2015/10/4週
キャノン電子の社長が赤字の原因や人間の本質の見抜き方などリーダーが養うべき眼力について具体策を交えて解説した。
いつも手元に置いておきたい一冊。
経営の話だが一階の社員でも理解できる、わかりやすい文章。
順序立てて見抜く力を紹介している。
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キャノンの常務取締役から子会社のキャノン電子(株)社長として赤字続きの同社を高収益企業へと変えた著者のリーダー論。
赤字企業の原因であるムダを見抜き、人を見抜き、そして自分自身と会社の強み・弱さを見抜き、時代の変化を見抜くヒント。
著者の経験に根差した指摘に納得すると同時に、本を読んだ知識だけでは、シンプルで美しい本質を見抜く力を身に着けるのは難しいとも感じさせられた。
15-262
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キャノン電子・酒巻社長の書籍。
【深い知識を得るための手法】
⑴自分に必要な知識を洗い出す
⑵5冊〜10冊試し読みし、自分に合った一冊を見つける
⑶⑵で見つけた一冊の参考文献を片っ端から読む
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自分たちは何を目指し、何のために頑張るのか?
そのように目的や、目標がなければ、今の努力の意味がない。
良きリーダーは、良き教育者として、道を示す。
霧が立ち込めている間は動かず、霧が晴れた時の準備をする。
今はじっとしている時か。
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キヤノン電子の業績回復を成し遂げた著者がまとめたリーダー理論。何か目新しいことが書かれてるかと言われたら、そうではないが、非常に読みやすい文章で様々なことが簡潔に書かれている。振り返ると、「おぉ」と思うことはあるが、あっさりし過ぎて流してしまいかねない。
メモ)
・問題解決のアプローチは自分で理解し、扱えるサイズにまで問題を切り分けること
・経営の指示が行き渡っているかは現場から確認して、どこで止まっているかを確認する
・目標は達成可能な数字より低めにして、社員へ還元
それにより来年も頑張るように仕向ける
・何かを始めるなら一番やりやすく、成果の出やすいところから始める
・企画は上(上司)、下(部下)の両視点から確認する
・小さな変化に気付くには、いつもの状態を整理しなければならない
・人脈作りは異業種交流会では出来ない。真剣に仕事をしているなかで出会わなければならない
・大きな夢を解決したいならば、自分の周りを自分より優秀な人間で固めて、その力を借りること
・上司も人間だから常に正しい判断をするとは限らない。人間は感情に支配される
・ひたすら座学するしかない。体系づけられた知識があるかどうかで、問題解決のアプローチの方法やその結果は大きく違う
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洞察力と、知識、本質的な事をシンプルに考える力
ダメな会社の共通点
①トップ、リーダー層がたるんでいる
②指示待ち人間が多い
③売上の20~30%の無駄がある→埋蔵された利益とも取れる
各費用を売上高からの比率で表し、変化を継続して見る。物流は見えにくい。最短なのか?とか。
お金を貯めることの重要性。その資金があれば、銀行などに相談しないで新しいものを作ることができる。スピード感ある経営。
財務諸表ばかり見ている経営者はだめ。若者に夢を与えることが仕事。
指示を出し、それを末端の社員に伝わっているか聞き。聞いてない。どこで止まっているかを辿っていくことで、管理職を見抜いていく。
相手の立場になって考えることができるか。人に親切にできるか。ギブアンドテイク。まずは与えることである。
目配り気配り口配りの、三配りを行う。上司が部下を見守る。できている上司は、部下の変化に気づける。部下が帰る時の背中は、無防備なので、心のうちがストレートに出やすい。癖に着目するのもいい。
異動の際に、しっかりと理由を伝えることは大事。
手書きは人の注意を引き付ける。
小さな異変に気づく人は、きれい好きの人が多い。
上司は、わからないものを部下が持ってきたら却下してしまう。それではダメ。
人を見抜く。俺が俺がとでしゃばるタイプは、人の手柄を取ったり、できないのに俺の仕事はこれじゃないとか言う。話しているときに、目を合わせない、または、じーっと見つめるタイプはコミュニケーションに難がある。
ベンチャーで成功する人は、人を、敵か味方かを見抜く力がある。成功する人は、耳の痛いことを言う人を味方と捉えるが、失敗する人は、耳に心地のよい事を言う人を味方と捉える。
三流なのに一流だと勘違いしたら会社は潰れる。
時代を読む。どういう商品、サービスが登場したら、自社の製品、サービスが売れなくなるかを考えることは重要。未来を見るだけでなく、過去の歴史を学ぶことで、答えが出る。
本物に触れることで、センスは勝手に磨かれる。ゴルフも、美的センスも。
40代になったら20代の2倍勉強しなければいけない。体系付けられた知識を学ばないと、さらに大きい組織をまとめられない。50代なら3倍。
本を読んだらメモする。良い本を読んだら、巻末の参考文献を全て読んでみる。同じ本を読んだ人よりさらに深い知識を得ることができる。
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直前に読んでいたザ・会社改造(三枝匡)と共通する内容が多かった。
トップ人材は近いところに収斂していくのだろうか。
事業立て直しプランが、売り上げ据え置きで経費を減らすという、当たり前というか面白くない策であるように思ってしまうが、そこには数値ベースでの確固たる理由があり、結果、利益率を大幅に改善しストックした資産により宇宙事業に飛び出すというこれ以上ないと思わせるプラン。目標をただだたストレッチするだけでなく、
あえて余裕を持たせることで継続的な改善を実現させるなど、なかなか出来ないことをさらっとやってのけているように感じた。
印象的な部分を抜粋する
1章 利益が出ない原因を見抜く
ダメな会社に共通する三つの特徴(トップがたるんでる、指示待ち人が多い、売り上げ2、3割のムダがある)
上が腐れば、必ず下も腐る
ムダはお金に換算して「見える化」する
組織の膿は、じっくり見極めて、一気に出す
2章 人間の本質を見抜く
相手の気持ちがわかる人間
周りの人間とうまく機能するための気配り
嘘や採用時の「見抜き方」はフレームワークとして
3章 自分と会社の強み弱みを見抜く
冷静に分析し強みを生かす
期待される役割は変化する
4章 時代の変化を見抜く
時代の変化を読むには過去の事例を調べる。
いま考えることは10年、20年まえにも考えられていたはず。
なんらかの理由で世に出ていない理由があるはず。
夜中の3時の商品をつくっても誰も起きていない
時間軸はどんどん短くなる
霧が立ち込めている間は、動くな
美的感覚のあるスペシャリストが必要な時代
本物に触れて美的センスを磨く
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ビジネスで本質を見極める思考法を紹介する本かと期待したが、一般的なマネジメントの本で、正直がっかり。
とはいえ、ところどころ光るモノはあったので、読んで後悔はなかった。
一番感銘を受けたのは、強い組織であるためには、肉体的にも精神的にも筋肉質でなければならないということ。
肉体的とは、無駄な業務はすっぱりやめること。
精神的とは、トップの緊張感が末端まで行き渡り、社員全員が自主性を持って動けること。
優しさと厳しさとパッションをもったリーダーでないと、そのような組織は作れないだろう。自分ならそんな組織を作るために、どのようなことができるかをよく考えたいと感じた。
また、リーダーには温かさも必要。
部下の背中から、悩みを感じ取れるか。
率先して挨拶して、自分のテリトリーに部下を引き入れることができるか。
寛大な心を持って、部下に接したいと感じた。
その他、自分に足りないことだが、多くの人と交流して人を見る目を養ったり、本物の美術に触れることで本物を見極める目をつけることは大切だと感じた。
最後に。本質を捉えたモノは、シンプルで美しい。
これは、今後の仕事の座右の銘としたい。
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「見抜く力」は過去の経験や知識の積み重ねによってのみ鍛えられる。
そして、ここでいう「知識」とは、本やネットによって調べたことを丸暗記したものではなくて、それを簡略化していつでも使えるようにしたものであり、それが「知恵」であるそうだ。
これを読んで、自分が今までたくさん読んできた本やネットの情報から得たものは、その多くが「知識」止まりだったんじゃないかなとハッと気付かされた。
生きていて、本から得たことを思い出したり、意識的に本から得たことを実践しようとした経験って意外と少なくて、読んでいるときには「なるほどなるほど」と納得して分かった気になっているものの次の日にはその内容を覚えてないことが多い。
じゃあ、どうしたら知識を知恵にすることができるんだろう?
本でも何でも日常生活で、「自分の琴線に触れたもの」を見過ごさずそれを自分なりに解釈する、自分なりの考えを持つ、そしてそれを書くなり話すなりアウトプットする。
一つでもいいから本から得た知識をすぐに実践してみる。
人から借りた言葉じゃなくて、自分の言葉でその知識を理解して用いることができるようになれば、単なる知識じゃなくて結晶化された知恵として人生に役立てることができると思う。
やっぱりインプット以上にアウトプットが大切なんだな!!!
あとは、give &takeの精神を大切にしていこうと思った!
なんで先にgiveなのか疑問すら持ったこともなかったけど、まずは自分が人に与えてこそ、人から与えてもらえるという意味なんだなと知ってたかが語順されど語順だなと思った。
自分から人に与えられる人を目指そうと思った。
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リーダーは、本質を見極めよ。
見抜く力は、深い知識、知恵と正しい経験の積み重ね。
玩物喪志、人を玩べば徳を喪い、物を玩べば志を喪う。
相手の立場、心情を察して行動をする。
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少し精神論的要素が強いように思える
歩くのが早い人が仕事ができるというのもそうとは限らないだろうし、人脈の広さが人を見抜く原点とあるが、たとえ人脈が広くなかろうと、仕事で付き合う人が多かったり、1人でいることが好きな人が自分の個性を活かして、活躍している人もいる。
少し矛盾を感じる本だった。
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部署の図書にあったもの。
若い頃から真摯に物事に向き合って調べ尽くしてきた
人だからこそ書ける本かな。
中盤のダメなやつを観察する、管理職がだれていると組織がだれる、などは、不採算事業を扱う人ならではの苦労を感じさせるが、語り口がキツくてちょっと読みづらい。性善説ではなく、悪いやつを片付ける、という感じの対応をした、という印象を受ける。
最終章にある、予算が取れなかった時に社長に直談判し、霧の中で君ならどうする?というエピソードや、人に裏切られた時に、座禅を組んだりしたという話からの、待つべき時はあるのだという語りは最近のマインドフルネスに通じるかも?
簡単に読める割にはまぁまぁ面白かった。
製造業を離れて数年経っているので、利益を掘り起こすために全てを半分に、という部分は新鮮に感じた。
建物、人件費、時間、コスト、全てを半分というのはなかなかいいが、半分にした後の人ぐりについてはあまり深掘りしていなかったな。(3人でできるのに25人の部下を持つ人への話の部分。)
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評価基準は取り入れたキーフレーズの数
星の数に対して0〜1,2〜3,4〜7,8〜11,12以上
感想--
孫さんが推薦しているとの帯に惹かれ手に取った。
内容はキャノン電子社長の坂巻久さんの経験談を通して問題の本質を見極める方法や考え方が記載されていた。職場における上司や部下などの人間関係が企業の体質に現れているという考えがベースにあるの感じた。良い企業とは、企業の考えが従業員に伝わり、ピリッとした空気を持ち合わせているらしい。それらを醸成するために、考えを浸透させ、指示をしたあとの経過にも気を配らせる必要があり、定期的にウォッチされていると考えさせることが自発的に動くことができる会社を作り上げる。とりあえず、部下の提案は受け入れ、やらせてみるのがいいとのこと。たしかに、やらせてもらえるとやる気が出た。逆に否定されると他の粗探しが始まるのもわかる。
見抜く力=深い知識+正しい経験の積み重ね
埋蔵された利益を掘り起こす
レポート内容が本人毎として記載されているか
大量の贋作より1つの本物に触れよ
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「見抜く力」をベースに置きながら、「リーダーとはどうあるべきか」が描かれたビジネス書との印象。
「どんなリーダーが求められるか」や「良いリーダー(または悪いリーダー)がいると組織はどうなるか」の説明がわかりやすい。具体例が挙げられているのも一つの理由だろう。
特に気になった点は以下箇条書き。
・下から目線→謙虚さ、無知の知、が大切
・背中で察知→いつもと違う、小さな変化に気づく
・2週間毎のレポート=論理的思考の訓練
(課題は何か、そのために何をすべきか、成果、次はどうする)
・「よくわからんがやってみろ」⇔「誰もやってないことを面白がってやろう」
→部下には言いたいことを言わせる
・自分ができないことで悩まない
・自分ができることで悩む(エピクテトスの考え(別著:人生の授業))
・幅広い人脈→自分を助ける(優秀な人材を周りに置く)→見抜く力の源泉
・敵が味方か(損か得か)→ビジネスを円滑に進める
・いい部下を育てること=自分の身を守る(周囲が助けてくれる環境)
・温故知新…今思いつくことは先人も考えている→過去成功しなかった要因を分析⇒前提条件が揃うのを待つ
・算多きは勝つ…事前準備は大切
・40代は20代の二倍勉強する→能力は年齢とともに衰える(プレイヤー←マネージャー)
・本を読んだら必ずメモ…吸収の習慣(何を学んだか)