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ルールをあまり考えないで生きているように見える北野武。その人が語る、「道徳」とは。
いいことをすると気持ちいい、のはなぜか。
答えは本の最後に。
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2015年9月22日
新聞広告を見て、購入。
道徳は時代で変化する、人によって変化する。
絶対的な道徳はない。
道徳は力を持っているやつ、支配者が庶民に課したもの。統治しやすいから…
まっとうだ。小学生のこれからの道徳、どうなる?
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20150924 タケシの本は初めて読んだ。ネタっぽいが突っ込みしにくい本音があるので読める。結局は自分で考える事という落ちだかこれからは誰かについていけば良い世の中ではなくなるという前提があるので警鐘としても読める本だ。
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はじめに、「道徳がどうのこうのという人間は、信用しちゃいけない」というタケシ独特のオチに気づかなければならない!
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結構まじめに語られていて非常におもしろい。いわゆる授業で行われる道徳への批判。それは本当に真実なのかと。まっとうだと思います。
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道徳は生きていくのに必要な術の一つで、人間関係を円滑にするものだ。
学校で習ったことがすべて正しいと思い込んでいたのが、ひっくりかえされて、壮大なドッキリを仕掛けられていたのではないかと思っている。誰もそんなことをしようと思っているわけではないはずだが、道徳の教科書を作る人の考えは強い影響を与える。自ら考え、希望を作り出す力を持った人が増えるといい。世の中というゲームの取り扱い説明書は不案内だ。
様々な問題を一緒くたに考えているように見えるかもしれないが、現実として一緒なのだから仕方ない。
正解などなく、誰かに決められることもない。自由の意味を知ってほしい。
学生時代に見えないものに縛られていたあの感覚から、抜け出せたらと何度も思う。道徳のひとつの言葉に縛りたくはないが、そういうことを考えたかどうかは世界が変わるくらいの変化がある。
やっと自分の道徳作りを始めているような気がする。随分時間がかかった。それも必要だったのだと言われてしまうい、遅いも早いもないと思うしかない。この本に出会えてよかった。
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ちゃんと自分で考えてから動けというぶれない芯が通ってる本でおもしろかった。
共感出来ること、疑問に思うことの両方が入っていたけど一人一人違って当然ということが書いてあったから気にせず読めた。
たけしさんの他の本も読んでみよっと。
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道徳は便宜の異名である。「左側通行」と似たものである。
道徳の与えたる恩恵は時間と労力との節約である。
道徳の与えたる損害は完全なる良心の麻痺である。
良心は道徳を作るかもしれぬ。しかし道徳は未だ嘗て、
良心の良の字も造ったことはない。
芥川龍之介「侏儒の言葉」より
友だちなんて、無理して作らなくたっていい。友だちが一人もいなくたって、幸せに生きてる奴はいくらでもいる。ところが道徳の本を読んでいると、友だちがいないと幸福になれないような気分になる。友だちを作れない人間は問題があるかのようだ。そういう教育をしているから、友だちを作ることが強迫観念になって、なんとか仲間外れにならないように涙ぐましい努力をする子どもが出てくる。子どものイジメが増えた原因も、案外そんなところにある気がする。
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「道徳」って何だろう。
僕の中では「価値観」や「美意識」「自分の哲学」といったものに近い。
世間の価値観より自分の価値観に従って生きる。僕も割とそういう考えなのだが、それは自分の価値観とやらが、世間のそれと違い過ぎないという前提があるように思う。
人に大きな迷惑をかけない範囲というか(多少の迷惑はいいと思っている)、人として大きく逸脱しない限りにおいては、世間の道徳より自分の道徳に従っていいと思う。ただそれは、世間の道徳を否定するということではない。否定はしないが、盲目的に従うこともしない、という具合。
「お天道さまが見ている」というほうが、世間の道徳よりはずっとしっくりくる。
この本で彼の言うことはとても真っ当だと思うし、それだから当たり前のことしか書いていないように感じるのだが、そういう意見はおそらく少数派であるのだろう。
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教員として関係ないとは言えないと思い購入したが、やっぱりどこか昔は良かったみたいな論調で話が進むし、少ない情報を根拠にしながらの今の世の中を悲観するのにはうんざりした。この人の映画は好きだけども。
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道徳は変化していくもの。
・自分たちが豊かな暮らしを享受しているのは、どこかの国の貧困のおかげだ。
・他人の目を意識すると、人間は道徳的になる。
・SNSを経由して「会話」しているってことは、そこにカネを払っているということだ。
・インターネットで手軽に得た知識は、手軽な知識でしかない。
・いろんな子どもがいるのに、ひとつの価値観だけを押しつける。まるでブルドーザーのように子どもたちの個性をなぎ倒してしまう。
・虐待やネグレストを受けた子どもに、親のいうことを聞きなさいなんて教えは、その子の傷を深くする可能性さえある。
この辺が心に響いたところ。
テレビでみる彼の語り口で書かれているので、読みやすかった。少しだけ、天才と呼ばれている彼の頭の中を覗けた気がした。
2015.10.17
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良い。
流石、北野武。共感出来る内容が多い。
対局な人物として、安倍首相が浮かぶ。安倍さんは、道徳の教科書のような日本人だらけにしたいんだろうと思われる。
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この人のこと好きではなかったが見直した。
意外とまともなことを言う。最近の子供は大物の苦労時代を知らなくて、金儲けできる有名になれるという理由であっさり芸人だの絵描きだの目指す。農家のような必要な仕事が軽視されている。おおいに同意。
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先日、小学校の授業参観で道徳の授業をみました。感じた違和感。どうも先生が自分の腹から話をしていない印象でした。
そんなタイミングだったので、本書の内容にはかなり同意するところあり。古い時代の価値観を押し付けるような道徳の教科書の内容は疑ってかかるべし。自分の頭で何事も考えるべし。
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少しだけ前、どこの書店にも大量にディスプレイされた本書。一昔前、“おいら”調で自身の価値観を書きなぐっていた北野武の主張を思い出し、何とは無しに購入。期待感はそれほどなく、読了後の感想も「ふーん」といった感じ。何故か。
今回の書籍、あまりにも出版社側の戦略が見えすぎる。本書は、「こいつにこんな話をさせたら面白い」というギャップ法の企画書が先に出来た感がある。例えば、「福山雅治がアダルトビデオの文化について語る」、「ホリエモンが恋愛について語る」、「」まぁそんな感じだ。
つまり、北野武氏の全力は、この書籍からはうぶ毛ほども感じ取れない。いや、良いこと書いてはあるんだけども、なんとも。