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めっちゃ軽い読み物として借りて読んでみたけど、めっちゃおもしろかった。笑いがこみあげてきた。筆者の看板にハメているときの顔が絶妙におもしろい。彼のまじめさを写真でしか見られないことが申し訳ないくらい。顔ハメ看板を通じてひととのつながりをつくってるあたり、なんかコミュニケーションの本質を自然ととらえてるのかなと思った。次回作も、つくってほしいなぁ。
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観光名所などに記念撮影用として立てられた顔の部分だけがぽっかり穴の開いた顔ハメ看板。誰もが一度は顔を入れて撮ったことがあるであろう。何とも不思議な情緒漂うアノ看板である。本書は、この看板に命を燃やす自称顔ハメ二ストの写真集である。れっきとした大の大人が、全国を渡り歩き撮りにとったり2000枚。女性ものの看板に恍惚とした顔でハマっている絵は、かなりの勢いで気持ち悪い。気色悪い。されど、この気味の悪さ、ほのぼのとした風情の中で、仄かな笑いを誘い心を癒してくれる。
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看板への愛にあふれた1冊。看板の邪魔にならないように無表情を心がけている筆者と、最初に出てくる赤ちゃんの笑顔がいいです。地元にこんな看板があったんだ、と思わぬ気づきも。あちこちの看板に、自分もハマりたくなります。
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著者は無表情で、顔ハメ向けなお顔をなさってます。マニアックな趣味だけど、結婚して、お子さんもいて、ハマりすぎると不機嫌になるステキな上司にも恵まれてる。
きっと、看板を通して良いコミュニケーションをされているのでしょう。
読み終わった後、自分もハマりたくなる一冊です。
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観光地などに気付けば存在する顔ハメ看板に光を当て、そこに愛と情熱を注ぐ著者による本。
確かに子供が小さい時などは一緒にハマったものであるが、一人でハマる勇気と恥ずかしさに知らず知らずの内に通り過ぎている可能性がある顔ハメにも、表側だけでなく、裏側まで確認する著者の視点と生真面目さには感服する思いがする。
著者の顔ハメ顔にも、あくまで主役は顔ハメ看板であることを前提とした主観を排す徹底さに、逆に笑えてくる。
そのうちマツコのテレビで出演されそうな期待感がある。(もう出てるかもしれませんが)
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こんなことに何で夢中になるの?というようなことでも突き詰めればその道のプロになれるという素晴らしい見本のような本ですね。
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顔ハメ看板ニストの著者による、顔ハメ看板にハマった写真のコレクション。ときには有休申請書に「顔ハメ」と書き、撮った顔ハメ写真は10年間で二千枚を超したという。
悔しい。
僕もけっこう顔ハメは撮っているほうだ、と思ったが桁が違う。
そして、僕がハマったことのある看板はひとつもなかった。
こんな前時代的な顔ハメ看板がまだあるのか? と思うようなものも多い。だがそれは著者も危惧している。社会的に価値のあるものなら残してもらえるだろうが、顔ハメ看板はいつ撤去されてもおかしくない。そのことが著者をまた走らせる。
消防署では、緊急時以外なら手持ちの顔ハメ看板を出してくれるとか、顔ハメ看板のクリエイターとの対談だとか、顔のせ看板、部分ハメ看板、看板の裏側、顔ハメお遍路など、顔ハメ看板のすべてがここにある、のかもしれない。
でもさあ、僕がハマったところの写真がないってことは、著者もまだまだだね!(←完全に負け惜しみ)